東のエデン
2009年 全11話


評価 70点

作品解説


この国の“空気”に戦いを挑んだ一人の男の子と、彼を見守った一人の女の子のたった11日間の物語。


なんというジョニーアニメwww これだけ「ジョニー」という単語が出てきたアニメは他に無いでしょうね(ちなみに、ジョニーとはある男性器官の俗称のこと)
まあ、ジョニーはさておき、この作品は監督が攻殻SACの神山健治、キャラクター原案がハチクロの羽海野チカということで、両者の特徴を併せ持つ内容…少女漫画テイストを含んだ社会派アニメみたいな印象を受けました。
序盤で主人公とヒロインの運命的な出会いみたいのを演出しつつ、ニートといった社会問題を扱って、さらにある種のファンタジック要素…何でも願いが叶う“魔法”の携帯(ただし、効果は現実的に可能なことのみ。まあ、ミサイル発射なんていうある意味では非現実な要求も通っていますが…)も取り入れて、物語に色々な味付けがなされています。
また、その謎の携帯の存在や主人公が記憶喪失というところから、謎解き展開という部分も楽しめました。100億円の電子マネーがチャージされているノブレス携帯…携帯所有者(セレソン)の願い事を叶えていく謎の人物ジュイス…義務を果たさないセレソンを処分するサポーターの存在…2万人のニート失踪事件に関わりがあるらしい主人公…見ていてどんどん興味が惹かれていきました。このオチは一体どう付けるのか!?と。
ただ、全11話で物語はラストを迎えたものの、まだ色々な背景部分がよく分かっていません。さすがに11話程度では全てを描ききれず、不足部分も目立っています。12人のセレソンも全員出てきていないし、サポーターの正体も不明。とりあえず、劇場版でこの続きをやるようなので、正式な評価はそちらを見てからですね。TV版だけでは、まだ何とも言えん。
つか、劇場版って2作もやるのか…まあ、それだけやり残してることがあるってことでしょうけど(汗)



主な登場人物と名言(?)

・滝沢 朗 「全部俺がしょいこんでやるから」
 記憶喪失の男。初登場時は記憶を失っているどころか衣服すら失っており、すっぽんぽんでしたw 「滝沢朗」と名乗っていますが、本名は不明。彼の部屋には無数のパスポートがあり、「滝沢朗」はその中にあった名前の一つです。ノブレス携帯を持つセレソンの一人ですが、記憶を失っているためにそれが何なのかは分かっていません。他のセレソン達と出会うことによって、その意味を知っていきます。

・森美 咲 「滝沢くんって、もしかして私の王子様?」
 卒業間近の大学4年生。卒業旅行に行ったワシントンD.C.で滝沢と出会います。彼のことを「王子様」と称すあたり、相当の乙女チックはぁとの持ち主だと思われますねw つか、皆さんは突然自分の前に現れた全裸の異性に恋心を抱きますか?

・大杉 智 「俺にだってプライドくらいあるから」
 「東のエデン」というサークルのメンバー。咲に好意を持っており、アタックを続けていますが、常に空回り気味。そんな時に現れた恋のライバル(?)滝沢に対し、敵対心を持っています。ほんと哀れな男ですよ。

・平澤 一臣 「俺はニートではあるが、凄腕のニートを自称してきた」
 東のエデンの参謀役であり中心的人物。東のエデンを足掛かりに起業しようとしていましたが、その結果は…(汗)。凄腕のニートって、いわゆるニートのプロってことですか?笑

・みっちょん 「みったんじゃないし」
 東のエデンにおけるプログラミング全般を行っている少女。人見知りが激しいとのことですが、滝沢相手にはすぐに打ち解けていました。みっちょん可愛いよみっちょんw

・おネエ 「自前の44マグナムは、今も冷たい風に吹かれたままかしら」
 東のエデンにおける「おネエ」役w つか、年齢32歳らしいのですが…何者?おそらく学生ではないだろうし、教授とか助教授?その辺、詳しく語られていなかったような気がするので未だに謎です。

・ジュイス 「ノブレスオブリージュ、今後も救世主たらんことを」
 ノブレス携帯を通じてセレソンの依頼を聞き入れ、その内容に応じた金額を徴収して実行に移している謎の女性。彼女が何者なのか、どのような手段を用いて依頼を成し遂げているのかは不明。



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