とある魔術の禁書目録
2008年 全24話


評価 65点

作品解説

とある魔術の禁書目録 第1巻(初回限定版) [Blu-ray]
ジェネオン エンタテインメント
発売日:2009-01-23

生まれながら、ある特殊な能力と不幸を背負った少年・上条当麻は、10万3000冊という魔術書を記憶するインデックスと出会い、魔術師のいざこざに巻き込まれるのだった。


設定的には、魔術…超能力…学園…バトル…ラブコメ…ラノベにありがちな設定を詰め込んだ感じです。
シナリオとしては、大きく「魔術サイド」と「科学サイド」の二種類あるわけですが、どちらも結局のところ異能力バトルがメインになっているので、そういうのが好きな人にオススメです。
ただ、魔術と科学の絡みが少々微妙。おそらく、この後両者が密接に関係していく展開になっていくんでしょうが、今回放送分ではほとんど絡み無し。まあ、アニメは原作の途中までしかやっていないので仕方ないんでしょうね。
そして、魔術と科学の交差点にいる主人公ですが、思いっきり厨二設定ですw
超能力が使えるものは魔術が使えず、魔術が使えるものは超能力が使えないって設定なのですが、主人公は魔術も超能力も無効化できる力を持ってるんですよね。まあ、どちらともやりあえないと物語的に成立しないのでしょうが、こいつは力を無効化した後は全ての敵を素手でねじ伏せていきます。…一般人のはずなのに、ちょっと無理があるのでは?(汗)
あと、この主人公は無駄に熱い…というか、痛々しいほど正義のヒーローをやっていて、そこをどう感じるかが好き嫌いのポイントになりそうです。まるで、困っている女の子を見たら命を懸けて助けろ!とDNAに刻まれているかのように、こいつは常に行動していくんですよね。そして、放たれる熱すぎる(クサすぎる)セリフ…お前の正義感は一体どこから溢れてるんだ?と、違和感を覚えてしまいます。彼自身の”正義”という部分に何らかの背景があれば話は別ですが、今のところは特に何も語られていませんし…
それで評価なんですが、やっぱり途中で終わってる作品に点数付けるのは難しい!キャラもいっぱい出ましたが、顔見せみたいな感じで決着付いてない奴も多いし…一応、今回はそこんところを踏まえた評価になっています。
あと、エピソードごとにも波がありましたね。全体のストーリーとしては、2クールで一本のシナリオをやっているというわけではなく、短・中編がいくつか詰まっている形式です。その中には、75点のエピソードがあれば、60点のエピソードもある…そんな感じでした。
まあ、なんだかんだで結構楽しんで見られた部分も多いので、製作の発表されたスピンオフ(とある科学の超電磁砲)や二期に期待したいです。
ちなみに、この作品を見るときは超能力は科学なの?というツッコミは禁止でw



主な登場人物と名言(?)

上条 当麻 「なんなんですか、この不幸は?」
 生まれながら、異能の力を打ち消す右手を持った少年。ただし、幸運とか神のご加護も打ち消してしまうため、本人はすこぶる不幸ですw そんな不幸設定が影響してか、彼の下にはいつも厄介ごとに巻き込まれた女の子が舞い込んできます。で、こいつはそれを無条件で助けていくと…ボランティア精神に溢れてるなぁ。しかも、ありがたーい説教を敵にかましてくれるというオマケ付きw 良くも悪くも典型的な正義の味方だよなぁ。

・インデックス 「あたしと一緒に地獄の底まで付いてきてくれる?」
 10万3000冊の魔術書を記憶しているため、魔術師に狙われているシスター。まあ、この設定が中盤以降も存分に活用されていたかは微妙ですけど…w(だって、彼女がメインとなるエピソードは序盤だけで、それ以降はいまいち存在感薄かったんだもん)。この作品は、こんな重要なキャラ設定を持つヒロインを放置して、堂々と他のヒロインの話をやっちゃうんですよね。ちなみに、怒ると噛み付く癖があります。

御坂 美琴 「ビリビリゆーな!」
 レベル5と呼ばれる最強クラスの超能力者。しかし、当麻には自分の能力が通用しないことから、彼に一目置いて何度も戦いを挑んでいるようです。勝気な性格のようですが、もう最初っからツンデレへの伏線にしか見えませんでしたよw 結構好きなキャラなので、彼女が主役のスピンオフ(とある科学の超電磁砲)に期待。

姫神 秋沙 「私、やっぱり影が薄い女なのね…」
 自分でも言っていますが、ヒロインの中でも印象が薄い存在。私の中でも、巫女さんということ以外は特に印象が無い(汗)。「吸血殺し」という能力を持っていますが、今後この作品に吸血鬼って多分ほとんど出てこない気がするんだ…。

土御門 元春 「俺って実は、嘘吐きなんだぜ」
 当麻の悪友。超能力のレベルは0で、一見使えないおバカのように見えますが、実は…。

月詠 小萌 「スケスケミルミルですよ」
 身長135cmのちびっ子萌え萌え先生。…かと思いきや、お酒も飲むし、煙草も吸うれっきとしたオトナの女性だったり。見た目はロリなのに、中身がこんなのは珍しいですね(大抵のロリ属性の人は、そういうの嫌うような気がするので…w)

神裂 火織 「必殺と言っても間違いありませんから」
 彼女、少々露出の多い格好をした魔術師です。長刀を自在に操り、白兵戦で無類の強さを発揮する”魔術師”です。え〜と…自分が思っていた魔術師という概念を軽く超越してるなw(むしろ、剣士だろ)

ステイル=マグヌス 「そんな程度じゃあ、何回やっても勝てないってことだよ」
 身長2メートル…長身で煙草の似合う不良神父で、強力な炎の魔術を扱います。ていうか、こいつが14歳ってほんとですか!?どう見ても、20代にしか見えなかったので、軽くビビりましたよw

一方通行(アクセラレータ) 「学園都市最強のレベル5と言えば誰でしょうか?」
 学園都市最強の超能力者。美琴と同じレベル5ですが、実力的には段違いのようです。史上初のレベル6への覚醒を目論んだある実験に参加しており、非道な行為を繰り返しています。



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