とある科学の超電磁砲 Blu-ray BOX〈初回限定生産〉
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ジェネオン・ユニバーサル (2013-07-10)
売り上げランキング: 4,791
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超能力の開発が行われている「学園都市」、その中で最強と謳われるレベル5の1人である御坂美琴は、能力者絡みの事件に自ら首を突っ込んでいく。
とある魔術の禁書目録のスピンオフ作品。
同時期の作品の中では結構話題性を勝ち取っていましたが、ぶっちゃけ盛り上がったのは中盤のレベルアッパー編くらい。そもそも、どーでもいいエピソードが多すぎましたね。
あと気になったところとして、基本的にこの作品はレベルの高い者＝強いという図式が出来上がってるように見えます。まあ、例外的に科学技術やイマジンブレイカーで相手の能力を無力化〜なんてのもありましたが、能力者同士が同じ条件下で戦えばレベルの低いものは高い者に絶対敵わない…というのが暗黙の了解になってます。
けど、それっておかしくありません？能力は色々な種類があるんだから、その中には相性が良い悪いだってあるはずです。つまり、レベル4の能力でもやり方次第ではレベル5の相手を倒せるような気がします。
例えば、レベル4である黒子のテレポーテション…これって凄く汎用性のある能力で、敵を能力発動の前に無力化させることだって可能なはず。しかし、この作品では戦闘時の駆け引き的なものが一切なく、皆さんほぼ真正面から力任せに戦ってるんですよね。これって、能力バトルものとしては言語道断！この辺は、長期休暇でお馴染みの某ハンター漫画を見習った“癖のある戦い”もして欲しかったですｗ
そして、こういう能力者がわんさか出てくる作品でキーポイントになりそうなのが無能力者…これにも佐天さんという無能力キャラが出ていましたが、彼女の扱い方はなかなか良かったと思います。まあ、よくあるパターンといえばそうかもしれませんが、無能力ならではのコンプレックスを活かしたシナリオ造りがいい味出てました。
ちなみに、私はこの作品に対して、本家である「とある魔術〜」と同じ点数を付けていますが、向こうは中途半端な終わり方を踏まえて少なく見積もっての評価、こちらはとりあえず完成品として見た時の評価、と少々意味合いが違います。なんだかんだで、やはり本家ありきの作品でしょうね。