リトルバスターズ! 〜Refrain〜
2013年 全13話


評価 80点

作品解説




1期の続きで、リトバス完結編となります。
Key作品といえば、最終章で一気に感動を持ってきてくれるのがもはや鉄板なので、このリトバスにもその期待を持って見ている人も多いことでしょう。

今回、前作では明らかにならなかった世界の秘密について明かされることになります。
しかし、以前にAngel Beats!なんて駄作があったせいで、オチに新鮮味がなくなってしまったのが残念です。何故かと言うと…思いっきりネタバレになりますが、一部あの作品と似ているところがあるんですよね。まあ、脚本書いてる人が同じなので、パクリとかそういう話ではないんですけど。
リトバス自体は何も悪くありませんが、正直とばっちりくらった感があります。Angel Beats!は自身が失敗するだけでなく、こっちまで巻き添え食らわしてるのか…。

ただ、Angel Beats!を失敗例とすると、こちらは成功例といえるでしょう。
1クールで何の積み重ねもないままにストーリーを終わらせたAngel Beats!とは違い、リトバスには積み重ねがあります。そこで培った登場人物達の友情…それが最終章ではすごく活きており、視聴者に感動を誘います。
おそらく、Angel Beats!も仲間達との別れの際はこんな感じでやりたかったんでしょうね。けれど、尺の都合であんなことになってしまったんだよな…(汗)

まあ、Angel Beats!のことはこれくらいにして、ここからはリトバスの細かいところについて話していきましょう。

この作品で私が泣いたのは、やはり理樹と恭介の11話ラストのやりとりのシーンですね。
常にクールでかっこよく、落ち込んでいる姿さえ何処か様になっていたあの恭介が、子供のように感情を顕わにして自分の本心…理樹達への想いを訴えかけてきます。その想いの強さに思わずグッとキてしまいましたね。頭ではもうどうにもならないと割り切っていても、溢れ出してくる感情を制御できなかったんでしょう。

謙吾のところも良かったなぁ。ここで流れるBGMが反則!この辺からエンジン掛かってきて、泣かせる気満々になります。真人については、意外とメンバーの中で一番大人なのかな?普段はあんなにバカなのに…w

ということで、この作品のピークは11話です。まあ、12話も良かったと思いますが、個人的には11話の男の友情の方がグッときましたね。…あれ?じゃあ、ラストの13話は…?

これまでのkey作品を見てきた人ならお分かりかと思いますが、割とこのシリーズ、ご都合的にハッピーエンドになる傾向があります。で、今回もちょっとご都合的だったかなぁ?これまでずっと大変なことをしてきたのに、なんか思ったよりもあっさりと色々解決したなぁ…なんて。

ピーク時はかなり良い作品なんですが、それ以外のエピソードの爆発力とご都合的なまとめがちょっと気になりました。まあ、多少ご都合主義でもハッピーエンドで終わってくれた方が気持ちいいことには間違いありませんけどね。
ラストの歌(Jumper Ver)もやっぱイイな〜。OPと同じ曲で、ラスト用に歌詞だけ変えてくるなんてニクイ演出ですよ。



主な登場人物と名言(?)
1期・レビューにて紹介



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