スラムダンク
1993年 全101話


評価 85点

作品解説

SLAM DUNK DVDコレクション VOL.1
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
発売日:2008-08-08

フラレ王の不良、桜木花道は高校で出会った赤木晴子という少女に一目惚れする。そして、バスケが好きな彼女に勧められるがままに、湘北高校バスケットボール部に入部するのであった。


いや〜この作品は本当に素晴らしい。これまで色んなスポーツアニメを見る機会がありましたが、それらは「あ〜面白かった」で終わりました。しかし、この作品は、見るとバスケがしたくなるんです!はっきり言って、私はバスケなんてまるで興味ありませんでした。しかし、この作品と出会った小学生時代、ダンクに憧れて届きもしないリングにボールを持って何度も飛び上がりましたよ(笑)。
おそらく、作者はバスケが本当に好きで、愛を持って描いていたのでしょう。そういったものがこちらに伝わってきたからこそ、私もそのような感情を持つに至ったのだと思います。巨人の星(野球ブーム)、キャプテン翼(サッカーブーム)に次ぐバスケットブームを作り上げた作品であることは間違いないですね。
この作品には、スポーツアニメにつきものの人間離れした必殺技のようなものはありません(高校生らしからぬプレーはありますが)。しかし、試合中の盛り上がりは半端じゃなく、他のどんなスポーツアニメと比べても遜色ないものでした。そうです…つまり、演出の仕方さえしっかりしていれば、そんな無茶苦茶な必殺技の存在なんていらないんです。一つ一つの基本技の応酬だけでも、見せ方一つでここまで熱くなれるんです。これぞ、正統派スポーツアニメの真髄だ!
それにしても、作者の井上雄彦先生の作品はどれもかなりいいです。何と言っても、登場キャラが魅力的でかっこいいし、なにより熱いものが感じられる。それゆえ、何回も見直したくなる中毒性がありますよね。
とにかく、この作品は要チェックや!見てない人は人生損してます。まあ、本当にオススメなのはアニメよりも原作の方ですけどね。
何故なら、アニメ版はインターハイ直前という凄くいいところで終わっているからです。ほんと、山王戦をアニメで見たかったよ(涙)。そこが無いのは正直痛い…つーか、今からでもいいので作ってくださいw



主な登場人物と名言(?)

・桜木 花道 「俺はバスケットをやる。バスケットマンだからだ」
 赤毛の不良、桜木花道。かなりの身体能力を持ってます。まったくのド素人の状態でバスケ部に入りますが、外見と性格からは考えられない努力家でぐんぐんと成長して行き、物語後半では彼の力はもう欠かせないものとなっていました。またそれに伴って、不純な動機から入部したバスケ部でしたが、いつの間にかその魅力に取り付かれて好きになっていきます。流川とは事ある毎に衝突しているライバル関係でした。

・流川 楓 「どあほう」
 スーパールーキー流川くん。ルックスもかっこよくて、作中でファンクラブが出来てる程です。彼のかっこよさの真髄は、やはり試合中でしょうね。もう、こいつすんげえの!チームがピンチに陥りそうな時でも、こいつさえいればなんとかしてくれるんですよ。各チームのエース級の相手に真っ向から立ち向かい、蹴散らしていく姿はそりゃ惚れますよ。私だってそー思うんですから、女性ファンからすれば、たまんないものでしょうね。

・赤木 剛憲 「オレたちは強い!」
 通称ゴリ。湘北高校バスケ部のキャプテンです。わがままな花道はいつも彼にゲンコツくらってましたが、なんかいいコンビでしたね。実力のある名選手なのですが、これまではチームに恵まれず、結果を残すことは出来ませんでした。しかし、高校3年の最後の年に最強のメンバーを揃え、インターハイへのチャレンジを行います。ちなみに、花道が好きになった少女、晴子のお兄さんです。

・宮城 リョータ 「オレがチームを強くして…試合に勝って…それで彼女が笑ってくれれば最高さ」
 マネージャーの彩子さんに惚れてる2年生。バスケ選手としてはチビですが、次期キャプテン候補と言わるほどの実力を持っています。最初は花道とはそりが合わないようでしたが、お互いにフラレ続けの人生ということを知り意気投合します。

・三井 寿 「安西先生…バスケがしたいです」  
 かつて、中学MVPを取ったほどの名シューター。安西先生に憧れて湘北に入りますが、ケガが原因でバスケから離れていき、不良街道へ突き進んでしまいます。その後、バスケ部をぶっつぶそうと、不良仲間と共に襲撃をかけますが、桜木軍団(中学時代からのおもしろ不良仲間)の活躍により撃退。なんやかんやでバスケ部に復帰します。ブランクのため体力に不安はありますが、それでも中学MVPの実力は錆びついてはいませんね。

・木暮 公延 「夢見させるようなこと言うな!!」  
 バスケ部副キャプテンのメガネくん。他キャラが濃すぎるために、いまいち存在感薄いです。しかも、バスケの実力も大したことはないとくれば、そりゃ目立ちませんよ。けど、この人だって三年間頑張ってきたんです!陵南戦では最後に見せてくれました。あれはマジで名シーンでしたね。そして、三井襲撃事件の時に残した上記の名セリフ…うん?よくよく考えれば、目立たないようで意外とおいしいとこ持ってってるような気も…

・赤木 晴子 「バスケットはお好きですか?」  
 花道をバスケ部に誘った女の子。花道は彼女に一目ぼれしますが、彼女は流川に惚れているのでした。

・安西 光義 「あきらめたらそこで試合終了だよ」  
 白髪仏(ホワイトヘアーブッダ)と呼ばれるバスケ部の監督。ケンタッキーのおじさんを太らせたような感じで、普段はあんまり動きません。温厚な性格ですが、かつては白髪鬼(ホワイトヘアーデビル)として恐れられた鬼コーチでした。

・彩子 「まず1本よ!おちついて1本ずつ返していこう」  
 バスケ部のイケてるマネージャーさん。つか、この人名字が無かったんですね。初めて知りました。色々調べても出てこないんでおかしいな〜と思ってたら、まさか無かったなんて…放映当時は気付いていなかったです。ハリセン片手に、問題児軍団をビシバシと調教(?)してた彼女は絶対Sですね(笑)



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