SoltyRei(ソルティレイ)
2005年 全24話


評価 80点

作品解説

SoltyRei DVD-BOX 完全予約限定生産
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2008-02-27

行方不明の娘を探し続けるハンター・ロイ。そんな彼の前に謎の少女ソルティが現れる。記憶を失ったその少女は、ロイの娘として保護されることとなるのだった。


行方不明の娘を探すハンターってことで、その娘のことがストーリーのラストまで引っ張られるのかな?と思いきや、意外にも中盤であっさり発見されてしまいました。娘さんについては、私も視聴しながら色々と予想していたのですが、思いっきり外れてましたねw まあ、その予想が当たっていたら、ありきたりな設定だな〜とは思ってたんですけど、やっぱそうストレートにはきませんでした。
しかし、その後の展開がこれまた…(絶句)
こうくるか?マジでこうきてしまうんか!?ドギツイネタバレになるんで詳しくは言いませんが、痛い、悲しい、切ない…なんとも陰鬱な気分に陥ってしまいましたよ。とりあえず、1クール終了までの展開は非常によかったです。この盛り上げ方は、今後に期待をもたせるような出来に見えました。
ただ、ここで過剰に期待しすぎてしまったかな?先程言った、衝撃の展開を一気に台無しにしてしまう事実がすぐに発覚し、そこでちょっと萎えてしまいました。ちょっぴりセンチになってしまった気持ちを返せ〜!って感じです。それに、中盤以降の展開で納得いかないような部分もあって、ちょっとテンション上がり難かったです。
けどまあ、終盤は熱い部分が目立つようになり、そしてラストは感動も出来るようないい感じに終わったと思うので、評価は結構高めに付けています。特に、エピローグが凄く良かったですね。これがあるのが結構大きいぞ。
この作品は女性キャラが多いので華やかそうなイメージですが、中年オッサン特有の哀愁なるものもなかなか漂っており、オッサンファンも十分満足できると思います。ソルティよりも、ローズよりも、ツンデレおっさんロイの魅力にメロメロだい(笑)



主な登場人物と名言(?)

・ソルティ・レバント 「冗談です、半分」
 凄まじい身体能力を秘めた、全身リゼンブル(義体)の少女。100%のリゼンブル化は、現在ではありえない技術なのですが、当の本人が記憶を失っているため、彼女の正体は謎に包まれています。感情に合わせて触覚(耳?)がぴこぴこ動いてる姿は天満ちゃんを連想させますね。純真無垢って感じで、ロイをパパと慕っているとってもかわいらしい子です。

・ロイ・レバント 「親の顔が見てみたいぜ…」
 中年ハンターです。ブラストフォールという大災害に巻き込まれた娘をずっと探していますが、それは娘の死を受け入れられないでいる悲しいパパの姿に見えましたね。けど、後に念願叶って娘と再会することになります。信じる者は救われる〜ってね。しかし、上記のセリフが意味あるものだったのは驚きです。初見時は普通に聞き流してて、こんなセリフ言ってたことも覚えてませんでしたよ。けど、後に見直した時は思いっきり笑えましたね。だって、その親っていうのは……(爆)

・ローズ・アンダーソン 「青き流星のローズ、参上!」
 盗賊グループ、アンダーソン兄妹の紅一点。未登録市民のために盗みを働く義賊ってやつです。彼女が口笛吹いたら愛車のバイクがやってきます…すげー機能だ(笑)。ソルティを盗賊にスカウトするため、ロイの家におしかけてきます。ところで、どの辺が「青」なんだろ?服の色?ちょっと微妙だな〜

・ミランダ・マーベリック 「どんな依頼も我が社におまかせ♪」
 「マーベリック・ハンターズオフィス」の女所長。亡くなったロイの奥さんとは親友だったらしく、ロイとも親しい間柄です。彼やソルティに色々と世話を焼いてくれてました。

・カーシャ・マーベリック 「帰ってきたら…お尻にケリ一発だからね!」
 ミランダの娘。ちっこいけど、口が達者なしっかりものです。所謂マセガキですね。けど、実際は心の優しい子で、意外に涙もろかったですね。

・ユート・K・スティール 「僕に君の全てを調べさせてくれないか」
 リゼンブルマニア。ソルティのお肌の手触りとか弾力性に興味津々の変態です(笑)。彼女を追って、マーベリック・ハンターズオフィスへ転がりこみ、メカニックになります。

・ラリー・アンダーソン 「簡単なゲームだろ」
 盗賊、アンダーソン兄妹の長兄。結構非情な感じですが、ここぞという時には頼りになる兄ちゃんです。

・アンディ・アンダーソン 「ガキじゃねえ!」
 盗賊、アンダーソン兄妹の次兄。情報処理を得意としています。いつの間にか、ユートと仲良くなってましたね。同じ理系ってことで気があったのか?

・インテグラ・マーテル 「仇は、私が討つわ」
 R.U.C警備部特務7課のリーダー。超加速能力を持ってますが、三回しか使えないんじゃあ実用的ではありませんね。リーダーらしく思慮深い彼女ですが、車のハンドルを握ると性格が変わります。このR.U.C警備部メンバーですが、後半ある陰謀に巻き込まれて追われる立場となってしまいます。彼女達の戦いはかなり熱かったですね。

・アクセラ・ウォリック 「私も、あの子と同じだったから…」
 R.U.C警備部特務7課の隊員。主に情報処理担当です。それゆえか、メンバーの中でこの人だけ弱いですね〜。アクセラさんとってもいい人ですが、最後にはっちゃけぶりを見せてくれます。

・シルビア・バン 「あたしは認めない」
 R.U.C警備部特務7課の隊員。近接戦闘担当です。アシュレイに好意を抱いているようで、彼お気に入りのローズには対抗意識を燃やしています。

・セリカ・ヤヨイ 「先行って、ご飯作って待ってなさい。ちゃんと食べに行くからさ…」
 R.U.C警備部特務7課の隊員。狙撃担当です。他の隊員とは違い、けっこうちゃらんぽらんのとこがありました。けど、友情には義理堅い子で後半熱いとこ見せてくれましたよ。

・アシュレイ・ディンクス 「さあ、未来を始めよう…」
 R.U.C警備部事業部長。よく仕事をサボっては、リストラ親父のように広場のベンチで昼寝したり本読んだりしてて、その度にローズと遭遇してました。見掛けいい人っぽい印象ですが、その裏では…



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