sola Blu-ray Box (初回限定生産)
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バンダイビジュアル (2012-09-21)
売り上げランキング: 2415
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森宮依人は「空」が好きな男子高校生。ある夜、彼が空の写真を取ろうと出かけた時、一人の少女と出会う。その少女は夜禍人（やかびと）と呼ばれる不老不死の種族であった。
この作品、シナリオをKey（Kanon等で有名な美少女ゲームのメーカー）の元ライターである久弥直樹さんが書いているということなので、ちょっと気になって見てみました。
とりあえず、ちょっぴり切ない感動系ストーリーに仕立て上げようという狙いは感じられたのですが、個人的にはそれほど楽しめなかったという印象です。この気持ちを表すなら、波に乗り切れなかった！ってところでしょうか。楽しむポイントというのが、いまいち分かりにくい作品だったんですよね。
序盤でメインヒロインが人間じゃないという大きな秘密が明かされるのですが、核心部にはなかなか触れずに関係ない美少女萌え〜なことばっか。…と思いきや、いきなり訳も分からんままバトルとか始まるし、この作品が一体何処を目指しているのかほんと見えてきませんでしたよ。
それで、後半になるとようやく物語の方向性が分かってくるのですが、正直ここで「うん…？」と首をひねってしまいました。何となく、この物語のテーマは『ヒロインに空を見せてあげる』＝『夜禍という運命から解放してあげる』ことだと考えて、そういう流れを期待してたんですけど、どうやらまったく別のベクトルへと全力で向かっているご様子。
まあ、話自体はそこそこ意外性のあるものだったんですが、これが個人的には盛り上がっていけなかったんですよね。この展開を受け入れようにも、色々と描写が不足しているように感じられて、いまいち満足は出来ませんでした。
ラストもびみょ〜な感じでどうもしっくりきません。これがもしノベル形式のゲームだったら、この終わり方はノーマルエンドって位置付けでしょうね。もう一度やり直したら選択肢が増えてて、トゥルーエンドへの道がありそうに思えますよ。
あと、キャラデザが美少女系で有名な人なんですが、そこんところが生かされてなかったかも？作中での主人公の「あご」のでっぱり具合が、気になってしょうがなかったです。正直、これはヤバイだろ（笑）