R.O.D -READ OR DIE-
2001年 全3話


評価 70点

作品解説

R.O.D-READ OR DIE- 第1巻
アニプレックス
発売日:2001-05-23

突如、「偉人」と呼ばれる怪人達が現れ、アメリカ議会図書館から大量の稀覯本が盗まれる。ザ・ペーパーの異名を持つ読子・リードマンは、その本の奪還の任に就くのだった。


一応、これは”美少女”アクションものってジャンルに入るのかな?まあ、主人公が重度のオタク(変人)であり、一見色気の欠片も無いようなキャラだから、一般的にあるような美少女ものとは言い切れないかもしれません。しかし、この読子さんの言動はなかなかツボを付いていて、逆に萌えを感じるところがあるんですよね。これまでにはあまりいないようなキャラですが、こういうタイプも結構いいもんですw
それで、作中でメインとなるアクション部分ですが、これが予想以上に動いていて、なかなかよく出来ていたと思います。それに、紙を武器にしてのペーパーアクションというのも斬新で面白い。このアクションシーンの演出には、結構夢中になって見てしまいましたよ。
結論としては、萌えとアクションが共存した良作だと思われます。まあ、たった3話の作品だし、ストーリー的には物足りないところも感じましたが、それなりに上手くまとまっていたのではないでしょうかね。
つーか、この話はTV版に繋がっています。そちらでは、このOVA版から色々と状況が変わっていました。まさか、あの人が…!?って感じでキャラの性格とかも随分変化しているので、こちらが気に入った人は見てみるのも良いかと思います。
しかし、TV版をOVAの続きで作るなんてメチャメチャ強気だよなあ…普通は逆のパターンでしょうに。



主な登場人物と名言(?)

・読子・リードマン 「本を返してください!」
 一言で言うなら本の虫。生活の全てが本を中心に回っていて、蔵書に頬擦りして悦に入るような重度のマニアです。故に、本のこと以外にはかなりズボラで、もはや寝癖は基本装備ですねw 文化系女子でありながら紙使いという特殊な能力者であり、その能力を生かして大英図書館のエージェントとして事件の解決にあたります。

・ナンシー・幕張 「実際の恋は、小説みたいに上手くいかないのよね…」
 コードネーム「ミス・ディープ」。物質を通り抜けられる能力を持っており、読子のパートナーとして作戦に参加します。読子が常にあんな感じなので、彼女の方はお色気面を担当してたように思えますね。その能力に関係してのことか、いつも色っぽい格好してましたよ。

・ドレイク・アンダーソン 「3、2、1、ファイヤーッ!!」
 読子のサポート役の傭兵。外見や言葉使いは厳しそうですが、中身は意外といい人です。そこんところは、娘のことをいちいち気に掛けてたところからも窺えます。ドレイクさんはこんな厳つい顔してても子煩悩のいいパパなんですよw あと、やたらと今日の運勢にこだわってましたね。

・ジョーカー 「あなたは、本に囲まれている時が一番輝いていますね」
 大英図書館のNo.2。見た目は紳士のように振舞っていますが、仕事に対してはなかなか厳しく、目的を達成するためには冷徹になれる面も持っています。読子達エージェントに直接指令を与えていました。

・ウェンディ 「資料をお持ちしました…ああん!」
 ジョーカーさんの部下。主な仕事はお茶汲み、雑用ってところでしょうか。しかし、かなりのドジッ子らしく、いつもあたふたとしてました。そこんところがかわいいぜ!けど、続編のTV版では彼女…

・一休宗純 「分かっちゃいるけどやめられねえ」
 偉人軍団のリーダー。元ネタは言わずと知れた某とんち小坊主ですね。人類に対して大打撃を与えるために、最大級の「とんち」を発動させようとしています。



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