サムライフラメンコ
2013年 全22話


評価 55点

作品解説


雑誌モデルの羽佐間正義は、ヒーローへの憧れから遂には自力で正義の味方・サムライフラメンコとなって、様々なトラブルを解決しようと奮闘するのだった。



良く言えば、意外性のあるストーリー。悪く言えば、視聴者置いてけぼりの超展開
あなたはどちらで捉えるでしょう?私は後者の印象です。

序盤はかなり楽しんでみることができました。
ご当地ヒーローwサムライフラメンコが、日常の小さな悪に立ち向かうという構図は、リアリティがあって面白かったです。非力ながらも、皆が見逃している「悪」を正そうとする姿勢には、何だかほっこりすることもありました。

そういった感じでずっと進んでいくのかと思っていたら、第7話…ネタバレになりますが、なんと敵・怪人が現われます。リアリティぶち壊しですw
これまでの流れを完全に無視したあまりの超展開に、私は最初冗談か何かだと考え、いつ夢オチとして処理してくれるのだろうと思っていたのですが、8話が終わり、9話が終わり、10話が終わっても夢オチにはならない…そして、次のエピソードが開始する…え?マジでこれからはこの路線で続けていくの?マジのマジで?(汗)

ということで、途中から半信半疑で視聴を続けていた私は、物語にまったく入り込めず、一歩引いた立ち位置から常に見ていました。
まあ、あまりの超展開っぷりのせいでまったく先が読めず、どういうところに着地するんだろう?という期待感も若干ありましたが、やはりそれ以上に置いてけぼりにされた感の方が強く、いまいち楽しむことが出来ませんでしたね。

キャラクターについてですが、良いキャラいたんですが、こちらも妙な方向性に向かってしまったかなと。
正義くんと後藤さんの関係性ですが、気の置けない友人というよりは、明らかに腐の方々が喜びそうな演出がなされているんですよね。まあ、少々ならそういう要素もあっていいんです。タイバニの二人くらいの関係性で全然いいんです。なのに、正義くんはやりすぎちゃいましたね。最終回…明らかに方向性がおかしいです。これじゃあ、ホモENDと言われても仕方無いw

色々楽しめそうな要素はあったんですが、どうも自分が望む方向に行ってくれなかったのが残念です。
全体的に見ればそう悪くない作品かもしれませんが、自分の趣味には合わなかったので平均以下の点数かなと。



主な登場人物と名言(?)

・羽佐間 正義 「僕は正義の味方です」
 男性ファッション誌でモデルを務める青年。幼少時から正義のヒーローに憧れ、遂には自らサムライフラメンコとしてヒーローデビューするのでした。実力の方はまだまだで、ヒーロー活動の際には逆にやられそうになることもあったり。しかし、正義を愛する熱い心は誰にも負けません。

・後藤 英徳 「おせーよ、バカ」
 交番勤務の警察官。職業柄、正義よりも彼の方がヒーローには近い存在ですが、誰もがやっているようなちょっとした小さな悪については、気にしてもキリがないと見てみぬ振りをしているところもあります。遠距離恋愛中の恋人がいるようで、頻繁にメールでやり取りをしているようですが…。

・真野 まり 「悪い人は死んだらいいと思うの
 アイドルグループ・ミネラル★ミラクル★ミューズのメンバー。彼女もヒーロー(魔法少女)をこよなく愛しており、フラメンコガールとしてサムライフラメンコの前に現れます。後に3人メンバーでフラメンコガールズを結成しますが、敵との戦いので心に傷を負ってしまいます。こちらの話はこちらの話で面白かったですね。

・要 丈治 「サムライフラメンコは私の弟子です!」
 かつて、レッドアックスというヒーロー番組で主役を務めたアクション俳優。自らをサムライフラメンコと名乗ったり、何だかんだで正義を丸め込んで弟子にしたり、胡散臭いオッサンに見えましたが、実はその正体は…。



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