スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ
2006年 全25話
作品解説 | ||
リュウセイ・ダテはゲーム大会の会場で、エアロゲイターという異星人の機動兵器に襲われる。そんな彼の前に突如現れるパーソナルトルーパー・ゲジュペンスト…リュウセイはそれに乗って、敵と戦うことになるのだった。 ついにアニメスパロボがキターーー!!スパロボファンの私には嬉しい限り。なんか以前にサイバスターとかいう黒歴史アニメがあったような気もしますが、あんな風にはなってほしくないもんです。 と、個人的に期待しつつ見てたんですけど、正直なところイマイチの出来でしたね。ぶっちゃけ、シナリオがつまらない!シミュレーションゲームのストーリーとしてだったらこれでもいいんですけど、純粋な話の面白さが追求されるアニメのストーリーとしては合格点はあげられません。アニメ化の際に何らかの+αがほしかったってところです。 せっかく人間ドラマを魅せる要素も色々用意されてるのに、あまりそういう設定も存分には生かされていません。とりあえず、ファンに人気があるおなじみのキャラ・ロボを登場させて、ただ戦わせているだけ…みたいな印象を受けました。それというのも、登場人物がたくさんいるせいで一人一人にあまり焦点が当てられなかったというのが大きいと思います。せっかくのキャラを持て余していましたね。 まあ文句も言いましたが、スパロボファンである私にとっては、戦闘でテンション上がるところもいくつかありました。それぞれの専用テーマ曲が流れるだけで、条件反射的にヒートアップしていく自分がいたりしましたし…w。やっぱ思い入れがある分、そこはどうしても熱くなっちゃうんだよな〜 しかし、スパロボを全然知らない人にとっては、楽しめる部分の少ない作品に感じられるかもしれませんね。やっぱ、ファン向けの作品ってことなんでしょう。 最後に一言…アイビスをもっと出せー!笑。私だって分かっていましたよ、今回は出ないってことくらい。けど、ファンサービスなのか、中途半端に一瞬登場させるもんだから、こっちはまた出てくるんじゃないかって期待しちゃうでしょ! |
||
主な登場人物と名言(?) | ||
・リュウセイ・ダテ 「スーパーロボットは男のロマンだからな」 筋金入りのスーパーロボットマニア。まあ、この手の作品にありがちな、ちょい熱血型の主人公です。しかし、これといって他には特に何も無いな…こいつのライバルであるテンザンもショボイキャラなので、終盤になるまでいまいち戦いにおける見せ場が無かった気がすんだよね。大体が、最終兵器であるSRXの登場が異常に遅いから…。まあ、出てきてからはキラ君もびっくりのマルチロックオンで雑魚敵を一掃すんだけどw ・ライディーズ・F・ブランシュタイン 「大局を見失い命令に背くような奴に、軍人の資格はない」 敵総司令が父、敵指揮官が兄ということで、悲劇のヒーローとしての立ち位置が確定されてるんですが、DC決戦でもそんな大した見せ場はなかったような気がします。R-2の登場も遅かったので、やっぱこいつの活躍も薄く感じられるんですよね。せっかくおいしいポジションなんだから、もっと目立たなきゃ!(…ってそれじゃあ、リュウセイの影が薄くなるから、やっぱ駄目か) ・アヤ・コバヤシ 「T−LINKフルコンタクト」 SRXチームのリーダー。彼女の場合、いっつも何かの実験を行ってて、それで苦しんでいるってイメージがありますよね。けど、それも愛するイングラム教官のためと思えばこそ…健気です。 ・イングラム・プリスケン 「さあ…虚無に還れ」 リュウセイ達の上官。とりあえず、初っ端からクォヴレー(第三次α主人公の一人。イングラムとは浅からぬ縁がある)が出てきて、彼と戦ってたのは驚きました。知らない人にはまったく分からない…しかし、ファンなら思わず「おおっ!」と反応してしまうようなニクイ演出です。しかも、こいつが乗ってたのがアストラナガンってのがもう最高です。R-GUNリヴァーレなんていりません!アストラナガンさえあればファンはお腹一杯なのです! ・クスハ・ミズハ 「私も自分に出来ることをやりたいの」 リュウセイの幼馴染。彼女の作る栄養ドリンク…もといクスハ汁は、最早彼女を語る上では欠かせないものとなってしまいましたね(笑)。幼馴染キャラといえば、イコール恋愛ってのが定番なんですが、リュウセイとのソレ系の話は一切無し。代わりにブリット君とラヴの片鱗を見せています。何故こんなことになっているかというと、元々この幼馴染設定自体が後付けのものですからねえ。 ・ラトゥーニ・スゥボータ 「復讐は、何も生み出しはしない…」 無愛想+眼鏡が特徴の少女。しかし、蓋を開けてみれば萌えっ子に大変身。私も結構好きなキャラで、普通に強いしゲームでもメインで使ってましたw 主人公であるリュウセイとの間に幾つかフラグが立ってるので、彼女がヒロインになるのかなあ?けど、こいつもクスハもアヤもヒロインと言うには全員微妙なんだよな(汗) ・キョウスケ・ナンブ 「これでカードは揃ったな」 一応、主人公の一人なのですが、今回の話はリュウセイルートなのであまり目立ってないですね。こいつが活躍するのは、シャドウミラー、アインスト絡みの話がメインとなってくるOG2か…続編あるのだろうか?個人的には、リュウセイよりも好きなキャラなんでぜひやってほしい! ・エクセレン・ブロウニング 「わお、こっちも負けてられないわね」 キョウスケの相方。こいつも今回のシナリオには大して絡んでませんね。なんやかんやと茶々を入れる程度の役割しかねえ〜(涙) ・マサキ・アンドー 「ヘン…真打は最後に登場ってな」 アニメでも、サイフラッシュの強さは健在。複数の敵機を一撃で殲滅する(+味方機をどうやってか避ける)とんでも兵器でしたね。SRXとか出る前の中盤の決戦では、こいつがいいとこ全て持ってってます。アカシックバスターっていう見栄えのいい必殺技もあるし、戦闘では動かし易いキャラなんでしょう。まあ、こいつも結構好きなんでそれでも全然いいんですけどね。 ・シュウ・シラカワ 「残念ですが、あなたと遊んでいる暇はありません」 ミステリアスでキザなこの御方。何やら独自に妖しい行動を取っているようですが、今回はまったくその真意が不明ですね。つか、途中からは姿を消しちゃいますし… ・リューネ・ゾルダーク 「あたしにかわいいなんて言ってくれたのは、あんたが初めてだよ」 DCの親玉・ビアンの娘。親の仇〜とばかりにマサキ達に襲い掛かってきます。けどまあ、本人はサッパリした性格であり、マサキのことがお気に入りになって、その仇と行動を共にすることになります。彼女の搭乗機・ヴァルシーネのサイコブラスターもサイフラッシュ同様の極悪兵器〜 ・ゼンガー・ゾンボルト 「我が名はゼンガー…ゼンガー・ゾンボルト。悪を断つ剣なり」 親分です。その武士道?を貫く様には、ただ平伏させられるばかり。とにかくこいつは熱い漢だ!スーパーロボット系のパイロットは全員、親分の口上から見習うべきですw ・エルザム・V・ブランシュタイン 「我々は、自分の信じる道をいくしかない」 ライの兄貴。やっぱエルザム兄さんはかっちょいいぜ!トロンベのテーマを聞くと、自然とテンション上がりますよ。最早パブロフの犬ですな…(笑) |
||