GA 芸術科アートデザインクラス
2009年 全12話


評価 75点

作品解説

 GA 芸術科アートデザインクラス Blu-ray BOX(仮)
エイベックス・エンタテインメント (2012-11-21)
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女の子+日常+美術というと、ひだまりスケッチを連想される方も多いと思いますが、この作品もそのキーワードに繋がる作品となっています。ただ、両者は見せ方に違いがありました。
ぶっちゃけ、ひだまりは設定の中に美術を取り入れる必要性がそれほど無く、そことはあまり関係無い本当の意味での日常描写を見せています。それに対し、GAは美術・芸術系のネタを中心に話を広げ、各種雑学なんかもふんだんに取り入れており、美術系アニメならではの旨味が随所に出ていました。
原作者はそっち系の人なのか、この作品のために勉強したのか…どちらかは分かりませんが、美術的知識の乏しい私にとっては「へぇ〜そうなんだ〜」と興味惹かれ、勉強にもなる部分が作中にはたくさんあり、なんだか美術が楽しそうなものに映りました。ここ非常に重要なポイントだと私は思います。まあ、そういうところが評価できる部分であり、個人的にひだまりより楽しめたという理由です。
あとは、テンポも良かったですね。日常系でもあまり緩々なのは自分には合わないみたいです。しかしこの作品では、はっきりと「ボケ」「ツッコミ」ポジションのキャラが分かれていて、ギャグの切れ味もなかなか良かったと思います。
なんだか、ひだまりと比べてどうだという言い方が多くなってしまいましたが、同じテーマ・同じ作風を持つ作品としては比較されるのは最早宿命…しょうがないところでしょう。つか、両方の作品…原作は同じ雑誌(まんがタイムきららキャラット)で連載されているというじゃないですか。設定被ってる作品を二つ同時に掲載しているとは…無謀なのか、ある意味凄いことなのか(汗)



主な登場人物と名言(?)

・山口 如月 「はわわわわわ…」
 愛称は「キサラギ」。大きな丸メガネが特徴の女の子。おっとりほんわかした性格ですが、可愛いものが絡むと意固地な部分も発揮します。技術が必要な課題に対しては努力を惜しみませんが、センスを必要とする課題はちょっと苦手。

・野田 ミキ 「悪ノリは計画的に」
 愛称は「ノダ」。グループのマスコット的存在であり、トラブルメーカー。おしゃれ好きであり、作中でも髪型が頻繁に変化していました。ひらめき型の天才肌であり、課題の提出はいつも早いのですが、集中力が無くて飽きっぽい性格です。

・大道 雅 「この鬼は私が責任を持って処分しよう」
 愛称は「教授」。口数が少なく、いつも何を考えているか分からない不思議ちゃんです。美術関係の知識量が半端ではない天才で、彼女の愛称もそこからきています。黒い色が好きで、店に行っても大量に黒を買い込んでいました。

・友兼 「こーゆーのも味があっていいだろ!」
 愛称は「トモカネ」。ボーイッシュな元気っ子で、よく野田と共に騒ぎを起こしています。顔がそっくりな兄がいるのですが、そちらは性格が正反対であり、おまけに病弱。しかし、彼女は幼い頃からこの兄を苦手としています。

・野崎 奈三子 「ごめん、もうどう突っ込んでいいのか分からないわ」
 愛称は「ナミコさん」。…何故こいつだけ“さん”付け?グループの中ではお姉さん役…というか、ツッコミ担当。あと、一番の巨乳。ただし、野田には体重関係のネタでいじられることもしばしばあります。常識人なんですが、それゆえ普通に見えることも…。

・芦原 ちかこ 「トゥトゥッピドゥ」
 愛称は「あーさん」。GA3年で、如月達の先輩になります。騒がしくお子様っぽい性格ですが、芸術的才能には恵まれているようです。また、美術部部長であり、部員獲得に力を入れています。

・水渕 「何部だかますます分からなくなってる」
 愛称は「ぶちさん」。同じく、GA3年。あーさんの保護者であり、彼女のあしらい方に関しては学園随一。また、如月とは幼馴染であり、彼女がこの学校に入るきっかけにもなりました。



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