ひだまりスケッチ
2007年 全12話+2話
作品解説 | ||
ほんわかまた〜りの日常アニメ。よく言えば雰囲気作りに凝っている…悪く言えば起伏が乏しく単調…そんな作品です。 最近、この手の女の子達の日常を描いたアニメが増えてきていますが、その中でこの作品はあまり特徴がなかったような気がします。あずまんがのようなシュールな笑いも、ぱにぽにのようなはっちゃけ具合もなく、らき☆すたのようなネタに走るわけでもない。癒しはARIAに敵うわけがなく、キャラの可愛さで押し切るにしても苺ましまろほどの萌え破壊力は感じられない…う〜ん、何処か中途半端でしたね。この作品にあるのはほんとほのぼの感くらいで、少々退屈に思える話が多かったです。 むしろ、内容そのものよりもシャフトによる独特な演出面が見所なのかもしれません。ただ、これも斬新すぎるが故に諸刃の剣であって、視聴者全てに受け入れられるものではないんでしょうけど… あとこれ、時系列をシャッフルさせてるようなんですが、特にそういう必要性を感じませんでした。話がオムニバス形式なので、どのエピソードから放映されても違和感なく見れるのですが、ちゃんと時系列どうりにやってくれた方が季節感を追っていけていいと思うんですけどね。せっかく、12話=12か月(1年分)のエピソードを描いているわけですから…。 ちなみに、特別編の2話はちょっと面白かった気がしました。単調なほのぼのだけでなく、色んな意味でニヤリとしてしまうような部分があったので、本編よりも楽しんでみることが出来ましたね。やっぱ日常系とはいえ、ある程度のスパイスは必要だな。連続で何話も見ているとダレてきますので…(汗) |
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主な登場人物と名言(?) | ||
・ゆの 「まだ伸びるもん」 ひだまり荘201号室の住人。高校生に見えないくらい、ちっちゃい女の子です。髪止めのバッテンが彼女のシンボルマーク(?)で、作中ではやたらとそこが強調された演出が見受けられました。何故か、バッテンがカットインしてくることが多い! ・宮子 「夢はね、や〜めたって言わない限り、ずっとここにあるんだよ」 ひだまり荘202号室の住人。お金も無いのに、いつも無駄によく食べてる印象です。小さい頃に色々と凄いことを体験しているようで、その生い立ちはかなり謎が多いですね。 ・ヒロ 「今日からまたダイエットなの」 ひだまり荘101号室の住人。この子のキーワードは、「ダイエット」と「くせ毛」。体重を意識しているようで、よくそれ系のネタでいじられているし、湿気で髪の毛がえらいこと(メデューサ化)になってるし…w ・沙英 「わ〜れ〜わ〜れ〜は〜うちゅ〜じんだ〜」 ひだまり荘102号室の住人。高校に通いながら、同時にプロの作家としても活動しています。夢は自分の小説の挿絵を自分で書くことらしいですから。一見クールに見えますが、かなり可愛らしい面もあり。 ・吉野屋先生 「永遠の17歳♪」 コスプレ大好きの妙に可愛らしい先生。なんと、自分のコスプレ写真集を出しちゃうほどです(ただ、本人にコスプレという自覚はなし)。いい加減というか、子供っぽいところがあって、そのせいで校長先生からはよく叱られているご様子。 |
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