喰霊 -零-
2008年 全12話


評価 70点

作品解説

 喰霊-零- Blu-ray Disk BOX (初回限定生産)
角川映画 (2010-07-23)
売り上げランキング: 62

悪霊退治の専門家である、防衛省・超自然災害対策本部・特殊戦術隊・第四課。彼らが任務を終えたと思ったその時、カテゴリーAの悪霊・諫山黄泉が現れる。


とりあえず、釣り乙
事前情報(公式HP含む)が嘘だらけだったこのアニメ…いきなり、主人公とヒロインを含む主要キャラ全滅という第一話を見せられてかなり唖然とさせられましたが、ネタが分かってみれば大したこと無かったですね。つまり、そいつらは主人公でもヒロインでも無かったとw
で、本作は「零」のタイトル通りに、原作以前…過去の話が描かれています。堕ちてしまう前の黄泉と神楽のエピソードが繰り広げられるわけですが、以前の二人はかなり度を超したラブラブっぷりだったんですね。まあ、よくあるパターンなんですが、昔は仲良かった二人がある出来事をきっかけに殺しあうことに…ってやつです。ベルセルクやガングレイヴなんかもそうでしたが、先に結果を見せといてから過去の回想に移って、その原因となる出来事に迫っていくって感じです。
視聴者側としては、結果が分かっているだけに過去の幸せな日々とか見せられると不憫に思えてならないんですよね。この作品では、一本のポッキーをお互い(女同士)が両側から食べてく…なんて甘々の恋人プレイまで出してきやがりますから。
ただこれ、先述したとおり原作以前の話なので、大きな視点での物語は終わっていません。黒幕も思いっきり生き残っているので、なんか釈然としないものが残るんですよね。おそらく、そこは原作読んで補えってことなんでしょうが…ほんと、素晴らしい販促アニメですよ。三途川の目的とか気になるっつーの!さらに、原作では黄泉にそっくりなキャラが登場だとか。う〜ん、そちらも気になりマス(汗)



主な登場人物と名言(?)

・諫山 黄泉 「私を、姉と呼ぶな!
 対策室に所属する女子高生エージェント。神童と呼ばれるほどの剣の達人であり、悪霊との戦いでもエースとして活躍していましたが…一話を見て分かるように、何らかの理由で自らが悪霊と化しちゃいました。妹のように愛を注いでいた神楽との決着はいかに!?

・土宮 神楽 「黄泉と、普通の姉妹に生まれたかった」
 退魔師の中でも強い力を持つ家系・土宮の家に生まれた少女。父親から厳しく育てられたため、始めは感情表現に乏しかったのですが、黄泉の家に引き取られて彼女と接するうちに明るい性格へと変わっていきます。黄泉のことは本当の姉のように慕っています。

・飯綱 紀之 「お前一筋だから」
 対策室のエージェントであり、黄泉の許婚。狐の霊を使役して、情報収集や戦闘を行っていました。見た目はプレイボーイっぽいですけど、結構男らしいところもあるようですね。

・桜庭 一騎 「さあ、一発ぶちかますか」
 紀之の友人。退魔式スーツケースで悪霊を倒していく…って、この時点で既にネタキャラじゃん。声優も知る人ぞ知る白石稔氏ということで、三枚目確定w

・岩端 晃司 「お前、いいケツしてんな」
 ドリルを扱う白目のおっちゃん。紀之や一騎に対してホモ発言をしており、油断してたらケツ掘られそうです…ウホッw

・ナブー兄弟 「ナブーはじめまして」
 対策室に所属するゴツイ双子の兄弟。最早、どっちがどっちか見分けが付かないです。言葉の中に「ナブー」をつけるのが特徴ですね。声優はどちらも若本さんで、ダブルでのあの声はやはりインパクトあるわw

・諌山 冥 「早いか遅いかでしかないんです
 黄泉の従姉妹で力のある退魔師。養女である黄泉が諌山家の家督を継ぐのが気に入らず、密かに憎しみを抱いているようです。その心の闇を三途河に付け込まれ…

・三途河 カズヒロ 「君の苦しみ、消してあげるよ
 青い蝶と共に現れる謎の少年。ぶっちゃけ、今回の事件の黒幕なんですが、アニメではこいつ関連の決着がついてないんだよな〜。



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