ぽてまよ
2007年 全12話


評価 75点

作品解説

 EMOTION the Best ぽてまよ DVD-BOX
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ある日、森山素直の家の冷蔵庫の中から謎の生物が現れるのだった。


2頭身の可愛らしいキャラが動き回り、ほんわか癒し系のアニメだな〜と見ていたら、思いのほかシュールブラックでした。
これは笑いのセンスいいな〜。ツッコミ役が存在しないので、テンポとかキレ味に優れるタイプではないのですが、突っ込まないで放置されてるシュールさ…そして、間の取り方には秀逸なものがあります。
さらに、笑いの沸点0%の状態から、一瞬で100%にまで持っていける瞬発力が凄い。平凡な日常描写の次の瞬間にとんでも描写を繰り出してきて、思わず吹き出してしまうこともありましたね。特に、自分はぐちゅ子と相性がいいようで、この子絡みのネタがツボでした。ブ・ブタさんが…www
また、登場人物には意外と変態が多いw ペド、ホモ、サドお嬢、乙女ちっくポエマー、シスコン弟…。これら変態キャラ共の扱いも上手く描けているので、終始楽しく視聴することが出来ました。
あとは、ぽてまよ(CV:花澤香菜)の可愛さがヤバイですね。これは反則だよぉ。はなまる幼稚園という園児を描いたアニメがありましたが、このキャラの精神年齢はそれよりさらに下になります。なので、小さい子の可愛らしさというよりも、小動物的な可愛らしさに近いですね。まあ、ぽてまよ自体が見た目は人っぽいですけど、実際は何かよく分かんない生き物なんですけどねw
ただ、ちょっと気になったのが最終回…シリアス路線に持っていき感動を狙っていたのでしょうが、自分は頭の上に疑問符が浮いてました。狙いは悪くないんですが、展開の意味が分からん。ここさえ…ここさえキッチリ仕上げてくれたなら、十分80点とか付けれたんですけどねぇ。まったく…俺の涙を返せ〜!w



主な登場人物と名言(?)

・森山 素直 「ほんとに…何なんだろうな、こいつは」
 寡黙で何事にも動じない、ある意味クールなキャラ。いきなり冷蔵庫から出てきたぽてまよを、何ヶ月も疑問を抱くことなく受け入れてるとこなんか相当なものです。まあ、感情を表に出すことが少ないのですが、根は優しい子ですね。ただ、海外にいる父親とはわだかまりがある様子。

・ぽてまよ 「ほにほに」
 素直の家の冷蔵庫から出てきた謎の生き物。名前の“ぽてまよ”とは、素直がたまたま食べていたポテトマヨネーズの略です。こいつの正体については、ほとんど誰も深く突っ込まないので、結局ぽてまよが何なのかは最後まで見ても分かりませんw 謎が多い生態ですが、とりあえず可愛いので許す!よくおもらしするけど許す!w

・ぐちゅ子 「フーッ!」
 ぽてまよの後で、素直の家の冷蔵庫から出てきた謎の生き物パート2。ぽてまよとは違って強力な攻撃手段を持っており、鎌で物を切り刻んだり、髪飾り(…のような生き物)から極太のビームを発射しますw 基本、人に懐かずまずは攻撃に出ますが、京のことは大好きなツンデレさん。

・夏 みかん 「子々孫々語り継ぎます」
 夢見る乙女ポエマー。よく妄想世界にトリップして、大好きな素直との恋愛模様を想像しては鼻血を吹いてますw 彼女の恋愛光線は周りからバレバレで、ぽてまよも本能的に彼女を警戒しているくらいなのですが、素直本人はまったく気付いていない様子です。

・高見盛 京 「これ、あんたのだからね」
 みかんの友人。さっぱりした性格で男っぽいところを持ちつつも、お菓子作りが好きという女の子らしい面も持っています。トリュフ(本人はぐちゅ玉と呼んでいますが…)を作っては、それをぐちゅ子に食べさせており、いつの間にか餌付けが成功していますw

・春日乃 ねね 「やることやってるけどな。週5の割合で」
 くぎゅううううううううううう!みんなの大好きなこの方が、なかなか印象的な声を披露してくれてます。特徴としては、お嬢様な毒舌ドSツンキャラであり、得意(?)のデレはありませんので注意w

・桐原 無道 「心はいつも君のものだと!」
 ぽてまよをフカフカしてハァハァしたい変態さんw しかし、ちょっとした手違いでねねの奴隷になって、酷い扱いを受けるようになります。その境遇に対して、本人まったく納得がいっていないようですが、段々ねねに対して別の感情を抱くことも…

・初芝 薫 「むったん…」
 むったん(無道)大好きなモーホー君。密かに(?)彼を想う恋心は果たして実るのか!?w



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