変態王子と笑わない猫。
2013年 全12話


評価 50点

作品解説

 変態王子と笑わない猫。 第1巻 特装版 初回限定 も~そうパック [Blu-ray]
メディアファクトリー (2013-06-26)
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笑わない猫像に願った為、「建前」が消えてしまった横寺陽人は、変態王子と名付けられる。同じく「本音」を失ってしまった筒隠月子と共に、失ったものを取り返そうと奔走するのだった。


ええと、とりあえずヒロインがロリ可愛いだけのアニメでした(汗)
願いをかなえてくれる猫像のせいでドタバタ劇を繰り広げる〜っていう流れで話は進んでいくのですが、いつも話が唐突に展開されていく為どうも付いていけず、一つ一つのエピソードに入り込めないまま終わっていく…という感じでした。最初はギャグ話だったはず…しかし、気が付けばいつの間にかシリアスになっていて、何がしたいのかもイマイチ理解できません。例えるなら、目的地の分からない電車に放り込まれて、途中何度か無理矢理に乗り換えをさせられながら、終着点に着いて初めて何処に向かっていたのか理解できた…みたいな。
最後まで来ると、一応何がしたかったのかは理解できました。ただ、そこに持っていくための構成がイマイチなのでこんな事になっているんですよね。とりあえず、ラストに向けての伏線は途中張られてはいましたが、その扱い方があまり上手くなかった。で、最後に実はそれが重要な伏線だったんですよ〜と明かされるわけですが、その伏線との繋がりにどうもインパクトが無く、なんか盛り上がらないんです。やり方によっては、感動を作ることができたかもしれませんが、いかんせん薄っぺらい。
あと、主人公の変態王子…そんなに変態だったか?猫神のせいでエッチな本音を隠し切れず、口に出してしまうという意味では、確かに周りの女子からすれば変態に見えるかもしれません。けれど、その思考自体は至ってごく普通の高校生のそれだと思いました。少なくとも、女の子の髪に欲情して、その髪を切りたいとか思う奴よかよっぽど正常ですw あと、相変わらずこの手の主人公の鈍感さにはイライラさせられましたね。



主な登場人物と名言(?)

・横寺 陽人(よこでら ようと) 「僕はもっと、女の子のことばかり考えていたいんだ!」
 建前を失って、本音でしか喋れなくなってしまった主人公。それ故、エッチなことを考えればそれをそのまま喋ってしまい、周りからは変態王子と呼ばれています。好意を向けてくれる女の子に対し、お兄ちゃんになりたいとか、友達と思っているとか、デリカシーの無い発言を平気で行う鈍感さを持っており、こいつは最早極刑に値しますね。

・筒隠 月子(つつかくし つきこ) 「変態さんですね」
 本音を失い、表情をなくしてしまった少女。横寺の変態っぷりを目の当たりにしても常に冷静で、ある程度それを受け入れているかのような度量を見せます(ただし、巨乳ネタに対しては敏感w)。以前は感情の起伏が激しかったようですが、そんな月子ちゃんも見てみたいですね。

・小豆 梓(あずき あずさ) 「あなたは私のために何が出来るのかしら?」
 建前ばかりで話すお嬢様。見た目美少女なので色んな男が告白にやってきますが、キツ〜イお言葉という“ご褒美”をもらって彼らは返り討ちにあっているようです。そんな彼女にはある秘密があり…

・筒隠 つくし 「Dead or Die?」
 通称「鋼鉄の王」。横寺の所属する陸上部の部長であり、月子の姉。上記二人のヒロインが貧乳ロリ系なのに対し、こちらはナイスバディのお姉さんです。



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