ef - a tale of melodies.
2008年 全12話


評価 65点

作品解説

ef - a tale of melodies. Blu-ray 1(Blu-ray) (初回限定版)
ジェネオン エンタテインメント
発売日:2008-12-26

過去―火村夕は雨宮優子という不思議な少女と出会う。そして、現在―羽山ミズキは美しいヴァイオリンの調べを耳にし、久瀬修一という人物を知るのだった。


一期は結構好きだったのですが、こちらはちょっと私には合わない部分がありました。まあ、単純にシナリオのレベルが落ちているように感じたし、あとテーマとして「死」とか「レイプ」とか扱ってるもんだから話が無駄に暗く、いまいちテンション上がりにくかったというのがありますね。
内容的には、前作同様に二つの恋愛模様を同時進行させてます。ただ、一方が過去の恋であり、もう一方が現在進行形の恋ということで、現在と過去の話が同時進行してました。ということで、作中では登場人物達の今と昔を垣間見ることが出来ます。
過去編は、夕と優子のお話。一応、ここがefという作品の根幹の部分になるシナリオなんでしょう。けど、それにしては微妙な部分も感じられました。
ここでは夕の亡くなった妹のこと、優子の義兄のことが結構ピックアップされており、それらが二人のトラウマになっているように見えたのですが、私の中ではどちらもキッチリ消化されないまま曖昧に流されてしまった印象です。そこをちゃんとしてなかったのに、次のステージに進んでしまったのでしっくりこなかったのかもしれません。
現在編は、ミズキと久瀬のお話。ここは特に語ることもありませんね。一期からの四つのエピソードの中で、一番興味が沸かなかったな(汗)
とりあえず、今回は話的にそれほど満足出来なかったのですが、映像的には前作同様になかなか興味深いものもありました。中盤、衝撃的な演出がいくつかあったので、そこは見所となるのかな?
まあ、efという物語の完結編ということで前作からの登場人物も結構出てきているため、視聴の際はぜひ一期からご覧ください。



主な登場人物と名言(?)

・火村 夕 「俺にあの頃を思い出させるな」
 クールガイw 少年時代、災害にあったことで妹を亡くしており、そのことがトラウマになっています。ちなみに、彼が嘘をつく時に瞬きをする癖というのがあるらしく、映像的にもそれが再現されていました。興味のある方は、瞬き箇所をチェックしてみるのも面白いのでは?

・雨宮 優子 「コレが アナタが見捨テタ オンナノコです」
 夕の幼馴染の少女。まあ、前作の段階から意味深なものを匂わせていたので、過去に何かあったんだろうな…というのは予測付いてましたが、いよいよ今回はその過去が語られています。つか、真実はかなりヘビーだよ…演出的なものと相まって、見ている者にかなりの衝撃を与えてくれます。

・羽山 ミズキ 「好きっていう気持ちになったら、それだけで勝ちなんです」
 麻生蓮治の従妹。病んでるキャラが多いこの作品の中では、健全で明るいヒロインです。まあ、パートナー(久瀬)の方がかなり病んでるので、その相方としてはこのくらいでないと成立しないのかもしれませんね。

・久瀬 修一 「人間そう簡単には変わらない」
 夕の学生時代からの友人で、プロのヴァイオリニスト。プレイボーイ気質で普段からチャラチャラした印象ですが、実は彼の体は病に侵されており、余命幾ばくも無い身の上だったりします。全てを捨てる覚悟をしますが…

・広野 凪 「今がずっと続くと思っていたんだ」
 夕と同級生の美術部員。サービス精神旺盛で、初っ端から全裸姿→下着姿のコンボをかましてくれますw 芸術のためなら、裸を見られてもまるで気にしてないんですよね。何処か普通の人とは違う変わり者気質を感じさせる少女です。

・雨宮 明良 「火の無いところに煙は立たないよ」
 優子の義兄で美術教師。こいつは最低のクズ…というか、もはや狂人の域に達しているね。



[ランキングへ戻る]

[HOME]

ブログパーツ
inserted by FC2 system