アルドノア・ゼロ
2014年 全12話


評価 85点

作品解説


地球と火星の戦争から15年後―火星の皇女アセイラム姫は和平を望み、地球で親善パレードを行う。しかし、アセイラム姫は何者かに襲撃され、地球と火星の間で再び戦火が開かれるのだった。



最近、アニメ業界で大活躍中の虚淵さん原案によるロボットアニメ。
いや〜これも面白かった!分割2クールということで、今回放送されたのは前半の1クールのみでしたが、それでも十分楽しめました。やはり、先が見えない作品はドキドキしますね〜(特に虚淵作品はいつメインキャラが死んでもおかしくないですし、そういう意味でもハラハラしましたw)

まあ、欲を言えば分割4クールにしてほしかったかな?ロボット同士の戦闘をもっと見たかったです。というのも、この作品は普通とは少々異なるコンセプトでロボット戦が繰り広げられ、そこに魅力を感じましたから。

この作品の見所は、量産機で敵スーパーロボットに立ち向かう主人公というところです。通常だと、スーパーロボットに乗るのは主人公側なんですが、この作品ではそれが逆になっており、様々なタイプのワンオフ機に乗ってくる敵を量産機で迎え撃つというのが流れになっています。
敵の科学力は地球側を遥かに超えており、戦力差は絶望的。そういう状況で、いかに敵を倒していくのか?というのが面白いところでした。

まあ、そういう状況で敵を倒していくわけですから、主人公は超が付く天才パイロットですね。操縦技術もそうですが頭も相当キレるので、敵の弱点を次々と見破っていき撃退していきます。
ただの学生がここまでの活躍をすることで少々ご都合的に見えることもありますが、このくらいやってくれた方がスカっとしますし、色々な敵機体を見たいのでバンバン倒してくれたほうが楽しいです。(それでも1クールという時間では物足りませんでしたが…)

とりあえず、物語はまだ続くようなので2クール目も楽しみにしています。コードギアスみたく、1期が物凄い終わり方をしたものだから、続きが気になって仕方がありません。
作中では、一応ダブル主人公という形を取っていましたが、スレイン君の方はそれほど活躍した印象はありません。やはり、主人公は伊奈帆でしょうね。ただ、あの終わり方である以上、2期はスレイン君の方がメインになるのでしょうか?う〜ん、気になりますw



主な登場人物

・界塚 伊奈帆(かいづか いなほ)
 地球人の学生。どっかの無能鞠戸とは大違いで、常に冷静沈着に物事を把握し、着実に目的を達成します。まさにスーパーエース!あまり人間味を感じないタイプですが、アセイラム姫に対しては好意のようなものを持っていたのかな?ラストがあんな風になったけど、2期はどうなる??

・スレイン・トロイヤード
 元は地球人でありながら、火星に属する少年。アセイラム姫に命を助けられたことから、彼女に忠誠を誓っています。姫を守っている伊奈帆達とは目的が同じなので、いつになったら共闘するんだろう?と思っていたら…

・アセイラム・ヴァース・アリューシア
 火星のお姫様。彼女自身はただ平和を望んでいただけですが、周りには戦争を望む者も多く、自身の命を利用されることになります。この子の死ぬ死ぬ詐欺には何度も冷や冷やさせられましたw

・ライエ・アリアーシュ
 火星のスパイ。アセイラム姫暗殺に加わったメンバーですが、火星軍から口封じのため殺されそうになり、以降行き場をなくして伊奈帆達と行動を共にします。この子の立ち位置もなかなか面白いところでしたね。火星、地球に対して複雑な心境を抱えています。

・鞠戸 孝一郎(まりと こういちろう)
 地球連合軍の大尉。学生ばかりの素人集団の中、軍人で大人なこの人が皆を引っ張っていかなきゃいけないだろうに、まったくの良いとこ無し…無能もいいところですよw まあ、トラウマがあってコクピット恐怖症なのは分かりましたから、せめて2期では活躍してくれよ?

・クルーテオ
 火星の伯爵。地球人を劣等民族と嫌っており、スレインのことも良く思っていません。アセイラム姫に対しては忠義を持っているように見えますが、彼が暗殺計画に関わっていたかどうかは不明。



[ランキングへ戻る]

[HOME]

ブログパーツ
inserted by FC2 system