ちっちゃな雪使いシュガー
2001年 全24話+2話


評価 80点

作品解説

ちっちゃな雪使いシュガー TV-BOX 1
ジェネオン エンタテインメント
発売日:2006-12-22

祖母と二人で暮らす少女・サガは、ある日人間界にやってきた見習い雪使いのシュガーと出会い、彼女と共に生活することになるのでした。


可愛らしい妖精さんがたくさん出てくる日常ほんわかアニメ。一見すると萌え系のようにも見えますが、低俗な部分はまったく無いのでご安心ください。
この作品では、妖精のシュガーと人間のサガの心の交流が中心に描かれています。それは、見ている人の心にまで浸透してくるような綺麗な物語であって、ほんと素晴らしい出来に感じました。また、作中で挿入される音楽の旋律も美しく、視聴していてほんと気持ちがいいんです。
初めは子供向けの少しメルヘンチックな作品という印象を持っていましたが、大人でも十分楽しめるような作りでしたね。とにかく、雰囲気がとても温かくていい感じでした。
ただ、いい話は確かにグッジョブな出来なんですけど、全体通してみると中だるみに感じられる部分もありました。20話からラストまでの一連の流れの話は最高なんですが、そこに至るまでに少々退屈な話も幾つかあったので、それが残念でしたね。そこさえよければ、万人が認める名作になっていたと思うのですが、ほんと勿体無いです。
まあ、それでも終わり良ければ全て良し…私の中での最終的な印象は悪くありません。十分名作クラスと言える作品でしょう。
ちなみに、サガとシュガーの交流を描くのに、何故かお風呂シーンが多用されてました。けど、そこにはまったくいやらしさが無く、むしろ微笑ましい光景でしたね。ただ、アニメ的にエロくない入浴シーンに何の意義があるのかと問われれば…ぶっちゃけ何の意味も無い!(笑)



主な登場人物と名言(?)

・サガ・ベルイマン 「こんなのあたしの予定に無いよ〜」
 やたらと時間とか予定とかを気にする少女。季節使いを見ることが出来るという稀な存在であり、シュガーやその他の妖精達とも交流を行っていました。母親が有名なピアニストであったため、自分もピアノを弾くのが得意です。どうでもいいですけど、サガって女の子の名前じゃないですよね。どうしても、某教皇を連想してしまいますよ(爆)

・シュガー 「ワッホー」
 見習いの雪使い。修行のために人間界に来て、仲間達と共に「きらめき」を探しています。彼女も母親が有名な雪使いであったため、自分もそれを目指して頑張っているようです。嬉しいことがあると、誰彼構わずすぐにチュッチュしてしまうキス魔。ちなみに、好物はワッホー(ワッフル)です。

・ソルト 「自分がなりたい自分になっていいんじゃないかって思ったんだ」
 見習いの太陽使い。元気で明るい男の子ですね。太陽使いという役割に誇りを持っていますが、少し気になることもあるようで…。ちなみに、こいつだけちょっと最後が中途半端に思えたんで、もう少し突っ込んでほしかったですね。

・ペッパー 「強い思いは、どんなことでも可能に出来ると信じてます」
 見習いの風使い。おっとり系メガネっ子です。しかし、意外に芯は強く、頑固な面もあります。シュガー、ソルトと共によく三人一緒に居ることが多いですね。

・ジンジャー 「お気持ちだけで十分ですから…」
 雨使いの女性。ターメリックに恋していますが、現状ではスルーが多く、逆に長老さまから日々追いかけられています。

・ターメリック 「僕は只、自分が理想とする雲使いを目指して努力するだけです
 クールな雲使い。芸術家肌で、自分の雲の出来がちょっとでも気に喰わないとそれを消しちゃいます。素人には分からない、何か彼なりのこだわりがあるんでしょうね…

・長老さま 「さあ…今じゃ、今こそ想いを告げるのじゃ」
 季節使いの中で一番偉いじいさんですが、年甲斐も無くジンジャーさんに惚れている様子。彼女を追いまわしている姿を見ると、たんなるアホなじいさんにしか見えませんね。

・グレタ 「勝負よ、サガさん」
 サガのクラスメイトの高飛車お嬢様。事あるごとに彼女に突っ掛かり、勝負を挑んできます。サガ曰く、めんどくさい…らしいですw けど、こういう子は素直になれないだけで、本心はとってもいい子と相場は決まっています。当然、グレタの場合もこの例に漏れずにいい子でしたよ。

・ウィル 「今度は成功間違い無しだ」
 サガのクラスメイトで、発明好きの男の子。怪しげなものを作っては、軽く一騒動巻き起こしています。よくサガに手伝いを求めていましたが、好意を持ってるのか?いや、こいつの場合は女子より発明だろうからそれは無いか。



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