奏光のストレイン
2006年 全13話


評価 65点

作品解説


人類は有人兵器・ストレインを主戦力とするユニオンと、無人兵器・トゥモールを主戦力とするディーグに分かれ、永い戦争状態にあった。ユニオンに属するセーラは、一人前のリーズナーを目指して訓練校に通っていたのだが、突如襲撃してきた敵軍の中に兄の姿を見るのだった。


第1話から、そこそこ重要なサブキャラかと思っていた仲間達がいきなり全滅と、なかなかショッキングな内容でした。セーラ自身も、ストレインの操縦に絶対必要なミミックを失い、ストレイン乗りとしては再起不能。しかも、それをやったのが彼女の愛するお兄様ですからね。キッツイわ〜
物語は、そんな風に主人公セーラがこれから先も大なり小なりの不幸を背負っていくってお話。ジャンル的には美少女ロボットものなんですが、基本コンセプトは小公女セーラです。主要人物の名前も、そちらをそのまま流用してますしね(セーラ、ラルフ、ロッティ、エミリィ等)。
ということで、いじめシチュエーションも盛りだくさん。つか、シャワーお色気シーンからの服ズタボロコンボは、最早お約束ですなw。まあ、本家本元の小公女と比べれば、まだまだいじめレベルはぬるく感じますけどね。
それで、セーラが出世?してからは、彼女にとって強い味方(仲間)が多く登場することになり、そのおかげで中盤以降はすっかりいじめが無くなってしまいました。コンセプトが小公女にしては、ちょっと早すぎる展開でないかい?どうせやるなら、もうちょっと波乱があってもよかったのでは…(まあ、やり過ぎたら見るのがしんどくなるんですけどね)
あと、もう一つの見せ所であるロボット戦は、スピード感があってなかなかいい感じに見えました。あの高速戦闘は、板野サーカスばりのナイスな動きをしていたように思います。



主な登場人物と名言(?)

・セーラ・ウィーレック 「私が…この手で…兄さんを殺す!」
 兄さんラヴの少女。しかし、兄の裏切りによって全てを失い、暗い…というか孤高の一匹狼になってしまいます。人形だけが唯一のお友達なんてところは、本家のセーラそっくりだよ。彼女も、エミリィ人形に何かと話し掛けてましたからねw。しかし、ルックスとかひねくれ具合を見ていると、むしろスパロボ(第2次α)のアイビスを思い出してしまうのは私だけか…?

・ラルフ・ウィーレック 「俺にはやると決めたことがある。どんなことをしても…」
 ダークサイド(?)に堕ちてしまったお兄様。敵軍に寝返り、ユニオンの兵士達を次々に殺していきます。どんな理由があるにしても、無関係の人達をここまで殺すのはやりすぎだよ。酷い!しかも、このお兄様は妹の苦労も知らず、敵の女司令官とエロイことばっかしてやがりました。

・エミリィ 「今、会いに行くからね」
 セーラの愛玩人形と同じ名前の少女。とある施設から、ラルフによって連れ去られます。

・ロッティ・ゲラー 「あいつと私は、何だか同じ臭いがするんだ」
 勝気で負けず嫌いの少女。チビっ子ながら、リーズナーの中ではリーダー的存在であり、通称「女王様」。ラルフに兄を殺されたらしく、彼に対して激しい憎しみの感情を抱いているようです。

・ジェッシィ・アイジェス 「護るのよ、私達の帰るところを」
 お団子頭がチャーミング。いつもロッティにくっ付いています。んで、何かといえば彼女によく使われてますw

・カリスフォド・ラドフリックス 「うしっ!」
 見た目好青年っぽい。多分、中身もそうだと思います。けど、超が付くほどの無愛想なセーラ狙いとは変わった男だよ。その想いが通じてか、後半では結構いい雰囲気になっていたのですが…

・ラヴィニア・リベウス 「あなた、かーわいい!」
 お間抜け百合百合姉ちゃん。セーラに目をつけて、いかがわしい妄想に耽っています。つか、いっつも一足遅れて駆けつけるみたいな、ギャグ的立ち位置が板についてましたね。彼女がメインの回では、惜しげもなく生乳をブルンブルン振り回してましたw

・メルチセデック 「そのリーズナーであるお前も僕のものだ」
 天才少年。メカニックの腕はなかなかのもので、オリジナルのストレインを作り上げてます。明らかに年長者である校長ともタメ口(むしろ上から物言ってる?)で、そこそこ権力はあるっぽいけど実際のところは何者?

・メドロック 「これも、全てあの男のせいだ」
 ディーグの司令官。ラルフを愛人としてエロエロ三昧の日々です。けど、奴のせいで彼女の人生メチャメチャですな。



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