恋愛ラボ
2013年 全13話


評価 75点

作品解説

 恋愛ラボ 1(完全生産限定版) [Blu-ray]
アニプレックス (2013-09-20)
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美人でおしとやか、成績優秀で皆が憧れる生徒会長・真木夏緒。しかし、彼女にはある秘密があった。偶然、その秘密を知ってしまった倉橋莉子は、真木と共に恋愛研究を行うことになるのだった。



パッと見、百合っぽく見えますが、それ系の要素は一切ありません。
内容的には、男の子と恋愛をしたい!という女の子達が恋愛レッスンと称し、あれやこれやと妄想しつつ暴走しちゃうギャグ寄りの作品です。
一応、男性キャラも出てきてちょっとイイ感じになったりすることもありますが、そんなガッツリとした恋愛模様までは今のところ描かれていません。あくまで恋愛レッスンの方がメインとなっています。

主人公はお嬢様学校に通う女の子二人…ワイルドなかっこよさを持つリコと、美人で完璧なお嬢様のマキです。この二人がハイテンションなボケとツッコミを成立させたやりとりを行うわけですが、これが面白かったですね。

一見、真面目で落ち着いた印象のお嬢様・マキですが、恋愛のことになるとおかしなこだわりと考え方を持っていて、すぐに暴走しちゃいます。それに対し、“自称”恋愛の達人であるリコが突っ込んでいくわけです。
普通、役割的には逆だと思うんですけど、この作品では外面が完璧なお嬢様であるマキの方が暴走するというギャップが面白かったですね。しかも、その暴走っぷりも半端なく、その珍妙すぎる言動には毎回楽しませてもらいました。

あと、作中ではギャグだけでなくシリアスな話もあります。こういうギャグ系の作品でシリアス話をやると、大抵雰囲気が異なりすぎて違和感を生み失敗してしまうものですが、これは割と上手いこといっていました。
よくある無駄にシリアス…というものではなく、登場人物同士の絆を深めるために必要な話をキチンと描いており、ギャグだけに特化した作品ではないというところを見せてくれます。その辺のバランスも秀逸でした。

女の子がいっぱい出てくる作品ですが、視聴者に媚びる萌えやエロに頼らず、キチンと実力で勝負して面白いところが評価できます。また、日常系でありながら退屈さを感じさせず、ギャグもシリアスも上手く調理できています。よくある日常系美少女ものに辟易としている方にもオススメですね。



主な登場人物と名言(?)

・倉橋 莉子(くらはし りこ) 「安心しろ、あまりの痛さにからかう気も起きん」
 通称、ワイルドの君(略して“ワキ”)。お嬢様学校にありながらワイルドでかっこよく、その言動に憧れた藤女生徒達からそう呼ばれています。つい恋愛の達人と嘘を吐いてしまったことで、真木から恋愛の達人と崇められることになりますが、彼女らが仲良くなるにつれて後ろめたさが大きくなっていきます。アニメ作品では珍しく、結構頻繁に髪型(髪留めや結び方)が変わるキャラでした。どのバリエーションでも共通して言えることは一つ…かわいい!w

・真木 夏緒(まき なつお) 「今のは幻です」
 通称、藤姫様。藤女生徒が憧れるパーフェクト生徒会長。しかし、実際のところは抱き枕にキスをしながら恋愛妄想をする残念な美人だったりします。箱入りの藤女で育ってきたため男性に免疫がなく、妄想ばかりが膨らんでおかしな方向にいっちゃってますが、師匠?のリコの助言を元に今日も恋愛研究に励みます。

・棚橋 鈴音(たなはし すずね) 「メガネ…メガネ…」
 一年生の書記。非常に高いドジッ子資質を備えており、マキもドジ師匠と認めるほどです。重度の恥ずかしがり屋であり、生徒会メンバーに目撃されずに職務をこなしていく姿はまさに妖精さん?w

・榎本 結子(えのもと ゆいこ) 「バーカ、バーカ、オタンコナスー!
 元生徒会長。訳あって、今はその座を真木に譲っています。しかし、本人はそれに納得していないので、生徒会長に返り咲くことを企んでいます。恋愛に関する思考は、案外マキに近いものがある…?

・水嶋 沙依理(みずしま さより) 「好きなのは計算じゃなくお金!」
 元会計。幼馴染のエノと行動を共にしており、現在はその職務を離れています。お金大好きでそこにしか興味が無いように見えますが、実は生徒会メンバーの中で唯一の彼氏持ちだったり。



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