鉄のラインバレル
2008年 全24話


評価 65点

作品解説


正義に憧れる14歳の少年・早瀬浩一は、ある日事故によって巨大人型メカ・ラインバレルという力を手に入れるのだった。


最初の一歩を踏み出すまでは、主人公最低(笑)の厨二アニメw
突如手に入れた力を、正義の名の下に自分勝手に振るいまくり。挙句の果てには、ヒロインから「あなた、最低です」と罵られちゃうような、どうしようもない少年が主人公。あまりにもその行動が痛すぎて、まさに前代未聞でしたね。
まあ、そんな調子で2クールやるわけにもいかないので、途中で成長イベントみたいなのがあって、そこからは軌道修正して真っ当な(?)正義の味方ものになるわけです。
それで、内容的にはまあまあ熱いようなところもありました。ただ、ちょいちょいエロを挟んできたり、微妙に厨二臭さが抜けきれていなかったりで、私の中ではいまいち盛り上がりきれなかったという印象です。
あと、終盤でシナリオが大きく動いたこともその原因の一つになるかな?ロボットものの最終決戦といえば、ライバルキャラ…そして、強大なラスボスとの対決が熱いわけですが、これはシナリオの展開上そういうのが薄かったですからねえ(一応、ラスボスらしき敵はいましたが、あいつはそんな器でもないからなぁ…)
そもそも、敵キャラ自体は結構いっぱい居たのですが、個々の掘り下げが浅かったのが難点ですね。いい感じのキャラもいたのですが、そいつらの使い方がちょっと違ったのかな〜?などと思ったりもします。
そういえば、やたらと主人公のハーレム描写が多かった気がしますが、そんなのはもっと描かなければいけないものを描いてからやってほしいかなw



主な登場人物と名言(?)

・早瀬 浩一 「今日から俺が、正義の味方だ」
 正義の味方に憧れる苛められっ子。頭の中はもう愉快なことになっていて、典型的な厨二病患者ですねw こんな奴に、巨大ロボットという力を渡したらどうなるか…?ある意味、着眼点は面白い設定でした。最初の数話くらいはエライことになってますよ。まあ、中盤以降は割りと落ち着いて、普通の熱血系みたいになったのが少し残念でしたけど。しかし、こんなアホが何故もてる?w

・城崎 絵美 「あなた、最低です」
 ツンデレ…なのかな?主人公を罵ってばかりのヒロイン。最初は面白かったけど、それが段々ウザく思えてきたのは私だけ?口を開けば、最低、最低…罵られることが快感に繋がるという性癖の方でないと、受け入れ難いかもしれませんねw 個人的にいまいち好感が持てんかった(汗)

・森次 玲二 「正義の味方ごっこは終わりだ」
 JUDAのクールなエースパイロット。こういう厨二アニメを引き締めるためには、欠かせないような人物ですね。手の付けられないガキ(浩一)に活を入れ、己の無力さというのを存分に味わせるという役柄にピッタリです。ただし、この人の役割はまだ他にもありましたが…

・矢島 英明 「俺のことなんてどうでもいい」
 浩一の幼馴染。男気に溢れるいい男で、昔から浩一のことを守ったりしてました。浩一は、そんな彼の姿を見て正義の味方に憧れるのですが、同時にコンプレックスのようなものも抱いているようですね。

・新山 理沙子 「ネクタイ、曲がってる」
 浩一の幼馴染。一言で言うならば、単なるエロ(オッパイ)要員ですねw まあ、幼馴染キャラというのは例外なく主人公に惚れているという法則があり、彼女もまた浩一のことが好きみたいです。

・山下 サトル 「君、馬鹿?」
 JUDAのパイロット。しばらく、こいつの性別が男か女か悩んだ時期がありましたねw 森次さんに陶酔しており、そっちの趣味に走ってもおかしくないようにも見えますw

・九条 美海 「さん付け禁止」
 JUDAのパイロット(巨乳)…ええ、エロ要員です。スパロボに登場したら、99%の確率でカットイン時に胸が揺れるでしょうw 何故か浩一のことを運命の人と確信し、結構積極的に迫っていたりもしてました。

・石神 邦生 「それが、今君が背負っているものだ」
 JUDAの社長。たまに良い事も言いますが、基本的には只のアホオヤジですw 普通、司令官キャラといえばシブかっちょいい人が多いのですが、この人はそれとは真逆。一時期、この作品のギャグは一手に彼が引き受けていました。作品がいまいち引き締まらなかったのは、この人の存在が大きいのではないだろうか?

・加藤 久嵩 「これより我々は、世界征服をさせていただく」
 加藤機関の総司令。多くの部下達を率い、世界征服なんてことを成し遂げようとしていますが、その彼の思惑とは一体…?



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