花田少年史
2002年 全25話


評価 95点

作品解説


悪戯好きの少年・花田一路は、ある日交通事故に会ってしまう。それ以来、何故か彼はお化けが見えるようになってしまうのだった。


作品のテイストとしては、昭和の雰囲気漂う懐かしいものになっています。
この作品、絵柄で拒否する人もいそうだから、そこで損してるっぽいけど、中身は笑いあり、涙ありの超名作なんです。私も初めはほとんど期待していなかったのですが、いい意味で裏切ってくれました。
物語はお化けの見える一路少年が、そのお化け達のお願いを叶えて成仏させていくという感じで進んでいくのですが、これが見ていて普通に涙腺が緩んでくるようないい話ばかりなんです。1つの話は大体2、3回でまとめられているのですが、それらエピソードのほとんどが極上級で、何かもう終始泣いてたような気がしますよ。まさか、自分がこんなに涙もろかったとは思いもよりませんでした(汗)
ただ、ギャグは下品なものが多いです。やたらとウンチとかチンチンとかの下ネタ系のギャグが炸裂してますから。そういえば、昔のギャグアニメはこういうのが多かったな…「おぼっちゃまくん」とか、「アラレちゃん」とか。そういうのに近いように思います。まあ、そんな下ネタギャグも何処か懐かしいものがあって、普通に楽しめるものでしたけどね。
ほんといい作品であり、これはガチで感動出来ます!いや、もう感動なんて一言では表せないくらいの素晴らしさを秘めていますよ。泣ける物語が好きな人なら間違いは無いでしょう。つか、アニメ好きとか関係なく万人におすすめ出来る作品なんで、絵柄のところは無視して騙されたと思って見てください。後悔はさせませんよw
ちなみに、原作のマンガ版にはアニメ最終話の続きのエピローグがあるので、アニメが気に入った人はそちらも読んでみることをオススメします。ここで、「花田少年史」というタイトルの意味が分かると思いますよ。



主な登場人物と名言(?)

・花田 一路 「あっ…オイラ、死んじゃうんだ」
 悪戯好きな困ったクソガキ。周りの者達は、いつも手を焼かされています。ある事件をきっかけに、お化けが見えるようになってしまい、そこからは次々とお化け達が自分の下へ現れては、勝手なお願い事をふっかけてくるようになります。というわけで、嫌々ながらも一路少年はそのお願い事を叶えていく羽目になるのでした。それにしても、こいつはいつも涙と鼻水を垂れ流してるよな…

・花田 寿枝 「今度という今度はただじゃ済まないよ〜!
 一路の母親。悪さをする一路を怒ってばかりという印象ですが、ちゃんと母親らしい面を見せてもくれるんですよね。実際は息子のことを真に心配している、いい母ちゃんです。

・花田 大路郎 「止めろよ、人が糞食ってる時に飯の話するのは…
 一路の父親。花田家の大黒柱ですが、何かちゃらんぽらんな馬鹿オヤジって感じがします。話が分かるようで一つも分からないとは一路談。

・花田 徳子 「どうしようもない馬鹿ね
 一路の姉。デブでブスだからデブスマンだそうです。確かに、このブサイクさはジャイ子クラスだよ(笑)。しかも、それで惚れっぽい性格だというから始末が悪い。一路との仲はあまり良くなく、口喧嘩は耐えません。

・花田 徳路郎 「長生きなんてするもんじゃないな…
 一路のじいちゃん。息子の大路郎と一緒になって馬鹿なことを言う時もありますが、基本的には優しいじいちゃんで一路の味方です。

・ジロ 「ワン」
 色々あった末、花田家で飼うことになった生まれたての子犬。一路のピンチを察し、彼を助けようとする主人思いのいいワンコ。

・村上 壮太 「いっちゃ〜ん」
 一路の幼馴染。気が弱くて泣き虫な通称・弱虫壮太。父親が他界しており、現在は母親と二人で暮らしています。ちなみに、こいつだけは一路が幽霊を見れることを信じています。

・市村 桂 「泣いたなんて誰かに言ったら…殺す!
 気が強く、男勝りな女子。それ故、一路とは度々衝突することもあり、ガチで喧嘩をしてたこともありました。母親が別の男と家を出て行ったため、今は父親との二人暮しです。好きな食べ物は毎日食べているハムカツ…?

・マダム・カトリーヌ 「ムッシュイチーロ
 イカサマ占い師。しかし、死んだ途端本物の超能力に目覚め、未来をズバズバと言い当てられるようになります。けど、そのせいで一路が大変な目に会うことも…。成仏したくないとか言っていつまでも現世を彷徨い、幽霊の中では唯一エピソードをまたいで複数回に渡って登場していました。



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