バディ・コンプレックス
2014年 全13話+完結編2話


評価 65点

作品解説

 バディ・コンプレックス 1 (限定版) [Blu-ray]
バンダイビジュアル (2014-03-26)
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夏休みが明けた始業式の日、渡瀬青葉は突如正体不明の巨大ロボットに襲撃される。その時、同級生である弓原雛が現れ、彼女も巨大ロボットを起動させて、攻撃を仕掛けてくるロボットと交戦するのだった。



てっきり分割2クールものかと思っていたのですが、2期目(続編)がたった2話で終わっちゃいました。
元々そういう予定だったのか、人気(円盤の売れ行き)でこうなったのか…。どちらにしても、後半は2話じゃあいまいち見応えがありませんでした。最低限必要なことだけを早足で終わらせた、無難すぎる終わり方でしたからね。

それはさておき、本作は腐女子歓喜の設定が取られていましたが、中身は割と王道なロボットアニメだったので、予想していたよりも普通に見られました。

腐女子歓喜というのは、本作の見所となっている部分がパイロット同士のカップリングにあるという点です。まあ、言葉通りの意味合いではなく、2機の機体と2人のパイロットを同期させて能力を飛躍的に向上させるという作品特有のシステムなんですが、男同士でこの名称はどうしてもソレを狙っているとしか思えませんね。
その他、カップリングシステム周りは一々そっち系を連想させるものもあったりするんですが、「ナイスカップリング!」や「レッツカップリング!」なんて言われた日にはもう全てが笑いになっちゃいましたw

ちなみに、続編では1人カップリングや3人カップリング(男2人女1人)なんて非常識なものもありましたが、3人カップリング(3P)はともかく1人カップリング(ソロプレイw)は寂しすぎるだろ…。なんというか、そのパイロットのボッチ度合いが最大限に表現されていましたからね。ある意味、この作品の縮図がそこに凝縮されているといっても過言ではないw

あと、シナリオ面ではループもののテイストが織り込まれています。ただ、そこんところの描写が浅いのが勿体無いですね。特に、ヒロインの過去なんて大分重要なところだと思うんですが、走馬灯のように一瞬で流されて完了したので雑だな〜と。(まあ、完結編は尺が無い中での描写なので、仕方ないんでしょうけど…)

できれば、もう1クールじっくりやってもらいたかった気もしますが、もう一つパンチが足りなくて売り上げ伸びなかったのかな?まあ、カップリングとかあからさまにイロモノ臭がするところではありますし、なんとなくこうなったのも理解は出来ますけどね(むしろ、完結編を2話でもやってくれたことに感謝すべきなのか…)



主な登場人物と名言(?)

渡瀬 青葉 「コネクティブ・ディオ!」
 謎のロボットによる襲撃のため、未来へと飛ばされた主人公。現状では元の世界に戻る術が無いため、とりあえず連合軍の世話になりますが、彼自身は軍属という意識が低いため度々軍規違反を犯します。誰とでもナイスカップリングできる特異体質ですが、その弊害としてパートナーは青葉以外とのカップリングが難しくなるようです(青葉とのカップリングに慣れてくると、他の人間じゃあ満足できなくなるってか?w)

・隼鷹・ディオ・ウェインバーグ 「だが、俺には…俺達には守りたいものがある!」
 連合軍のエースパイロット。性格の不一致から青葉とはいつも反発しあっていますが、彼とのカップリングの相性だけは抜群です。心の部分は抜きにして、体の相性だけは最高…みたいなことですかね?(酷いw)。まあ、体だけでなく心の方も、次第に理解し合っていきます。

・弓原 雛 「あなたは今から未来に行くの」
 青葉のクラスメイトである帰国子女の少女。しかし、本人には謎が多く、現代では青葉のことを守り、未来では青葉と敵対する関係になっています。果たして彼女の真実とは?

・アルフリード・ガラント 「二度の失敗は許されんぞ、アルフリードガランド」
 ゾギリア共和国の中佐。パイロットであると同時に、作戦指揮能力にも優れています。なかなかのキレ者っぽい雰囲気を出していましたが、結局そこまで大きな見せ場は無いままで終わったかな?2期に尺があれば、もっと活躍していただろうに…。

ビゾン・ジェラフィル 「それでヒナの力になれるのなら、俺は地獄の業火にだって焼かれてやる!」
 ヒナの幼馴染であるゾギリアのパイロット。ヒナに強い執着心を持っており、彼女を惑わす敵・青葉に強い憎しみを持っています。



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