バジリスク 〜甲賀忍法帖〜
2005年 全24話


評価 80点

作品解説

 バジリスク ~甲賀忍法帖~【完全予約限定生産】 [Blu-ray]
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慶長19年。世継ぎ問題に悩む徳川家康は、甲賀、伊賀の不戦の条約を解き、甲賀が勝てば国千代を、伊賀が勝てば竹千代を三代将軍とすると決めた。昔からの因縁を持つ両陣営はこれを受け入れ、甲賀、伊賀それぞれ10人の忍者による血みどろの戦いが始まることになった。


伊賀忍者と甲賀忍者がそれぞれ独自の忍法を駆使し、相手を全滅させるまで殺し合う忍者バトルロイヤル作品。私はこういうバトルロイヤルものがほんと好きなんです。それも、個性的で魅力溢れるキャラクターが多数登場している能力者バトルとなると、もうかなりヤバイですねw
多くの登場人物が戦い合っていく中、後半まで生き残る者…序盤であっさり死んでしまう者…その在り方は様々でしたが、とりあえず全てのキャラに輝いた瞬間があったと思います。最終的に伊賀と甲賀のどちらが勝利者になるかは、実際の歴史に詳しい人ならば想像付くかもしれません。けれど、これはその途中経過を楽しむものなので問題ないです。ラストも一捻りある展開なので、勝つ方が分かっているからといって油断しちゃいけませんよ。
ちなみに、甲賀と伊賀は初め不戦の条約を結んでいたのですが、伊賀側の策略により甲賀は不戦の条約が解かれたことを知らされません。ですので、最初は一方的に甲賀側が虐殺されていきます。え〜こんな一方的でいいのかよ〜?って思っていましたが、やはりそう簡単にはいきませんよ。甲賀のリーダー甲賀弦之介は最強の術の使い手なんで、途中からは一気に甲賀の反撃が始まります。
その甲賀弦之介なんですが、伊賀側の朧と恋仲だったりします。しかし、甲賀と伊賀の間で戦いが始まったことで二人の間は引き裂かれます。家柄の問題で一緒になれないという設定は、まさに和風ロミオとジュリエットといった感じですね。この二人の恋の行く末にも注目です。
また、それぞれのキャラが持つ能力(忍術)も、個性的なものばかりで物語に華を添えました。とりあえず、女性キャラの能力はくの一らしく、お色気っぽい攻撃が多いので要チェックや!w



主な登場人物と名言(?)

・甲賀 弦之介 「一つの魂ならば、必ず遇い寄るじゃろう」
 甲賀卍谷衆のリーダー。甲賀と伊賀が平和に暮らせることを夢見ていましたが、徳川家世継ぎ問題のせいで伊賀側と壮絶な戦いを繰り広げることになります。最強の術(瞳術)の使い手なんですが、目を毒にやられてしまい途中まったくの役立たずに…(まあ、こいつが活躍しまくったら、甲賀の圧倒的勝利で終わるからねえ)。伊賀の朧とは恋仲にありましたが、戦いの開始によって引き裂かれてしまいます。
 【能力:見たものを自滅させる瞳術】

・朧(おぼろ) 「弦之介様と私とは、遠い昔一つの魂だったのではないかと
 伊賀鍔隠れ衆頭領の娘。忍者のくせにドジっ子というおいしいキャラです。一切の忍術を使うことが出来ませんが、彼女の瞳の前には全ての術が打ち破られてしまいます。自分の瞳が愛する弦之介を苦しめると考え、自ら毒をかぶり目を塞ぐのでした。
 【能力:全ての術を打ち破る破幻の瞳】

・薬師寺 天膳 「甲賀ものと生まれた己を呪え
 伊賀十人衆の一人。超イケすかない奴ですね、こいつは。朧タンを襲ってハァハァしだした時には、私も殺意を覚えましたよ。とっとと死んで退場して欲しかったんですが、彼はその能力のため、最後までしつこく生き残ります。
 【能力:不老不死】

・陽炎 「私を裏切るおつもりですか!
 甲賀十人衆の一人。ダイナマイト美人で弦之介に惚れています。しかし、彼女は究極の悪女…なんせ、彼女と寝たものは100%死んじゃいますから。その体質(忍術?)のせいで好きな男に抱かれることが出来ず、彼女は悩んでいました。子作りは腹上死確定のまさに命がけですが、それでもやりたい男が多数いるそうですね。ほんと男ってバカだよ…(笑)
 【能力:欲情したら吐息が猛毒に!?】

・朱絹 「甲賀ものを一人残らず血まみれにせねば、伊賀の…私の戦いは終わることはないと
 伊賀十人衆の一人。朧のお目付け役。しかし、彼女は大丈夫なのでしょうか?いくら忍術とはいえ、体中からあれほど噴水のように血液を出してたら普通に死んじゃいますよ。とりあえず、能力発動時は服を脱ぎますのでご堪能あれ。
 【能力:血液攻撃】

・如月 左衛門 「今となれば、知るよすがはない
 甲賀十人衆の一人。はじめは戦闘向きの能力ではないので、すぐ死ぬのかな?って思っていましたが、意外に後半まで生き延びて大活躍を見せます。彼の変装によって罠にはめられた伊賀忍者は数知れず…
 【能力:変装】



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