No.30 漫画って飽きてこない? 





 皆さんにお聞きしたいことがあります。漫画って…途中で飽きてきません?
 まあ、反論意見も色々あると思いますが、最後まで聞いてください。

 今回対象としているのは、未完で連載継続中のものに限ります。
 既に完結しているものなら、なんだかんだで一気に見れてしまうので、途中で飽きるってことは少ないでしょう。また、最初から嫌いな漫画というのも除外します。
 問題としているのは、最初は好きだったはずなのに、いつの間にか飽きちゃってる…個人的にこういうことが漫画では結構あるんです。

 では、どうして飽きてしまうのか…?その辺の理由をこれから考えていきたいと思います。


 @編集部による引き伸ばし
 これどうでしょう?皆さんもきっと心当たりがありますよね?代表的なものとしては、ボール探しバトル漫画。私、初期の頃は大好きだったんだけど、後半の酷さになぁ…
 また、いつまで続くか分からないものって、読む方のモチベーションが続き難くありません?アニメなら、1クール、2クール、4クールとある程度決められてますが(一部例外もあり)、ほとんどの漫画は人気次第で終わりが変動します。短くなるのも問題ですが、長くなるのも問題。
 自分の終わりたいタイミングで終われる人気作家さんってどのくらいいるんでしょうね?この場合、作家さん自身のモチベーションにも影響してくるので、終わりたいタイミングで終われないと質が落ち、グダグダになってくるのは自明の理。そういうのを見せられると、読者も付いていき難くなります。

 A発売間隔が長い
 ぶっちゃけ、これが私の中で一番のネックになっています。
 まあ、雑誌派の人と単行本派の人でも少し違いがあるのでしょうが、単行本の発売間隔が週刊誌もので2〜3ヶ月、月刊誌もので半年〜1年…そんなにも待ってられませんよ(汗)
 いや、待つというよりこの間に存在を忘れてしまい、すっかり熱が冷め切ってるんですよね。ものによっては、前巻までを読み返さないと内容思い出せなかったりするほどです。なので、本屋で新刊を見つけた時、内容を思い出せない→読み返さないといけない→めんどい…ってなって、買わなくなっちゃうんですよね。
 代表的なものは、BSTD、多重人格探偵。特に後者は内容が複雑なため、新刊が出るたびに確認のため1巻から読み返していました。けど、いつしかその作業がめんどうになり、10巻くらいで買うの止めちゃいましたね。


 さて、ここまで漫画に対する話をしてきたわけですが、これが小説だとどうでしょうか?

 思い返してみると……やはり、発売間隔の長い作品は飽きちゃってますね。一番最初に浮かんだのが、T中Y樹作品…色々買ってたはずなのに、もう何を何巻まで持ってたかすら覚えてない。逆に、グイン・サーガのように1ヶ月から3ヶ月という短いスパンで出る作品は、終わりが見えない中でもモチベーションを絶やすことなく集め続けていました。
 最近のライトノベルはまったく買わないのでよく分かりませんが、どのくらいの間隔で次巻が出るんでしょうね?まあ、長くて半年くらいじゃないかと思いますが…小説だと読み返すのが漫画より大変なので、あまり遅いのは危険ですよね。


 では、アニメだとこういうことは無いのでしょうか?

 ぶっちゃけ、引き伸ばしという意味では、ピンポイントで漫画より酷いこともあります。漫画(原作)から既に引き伸ばしているのに、それをさらに引き伸ばすとか…
 まあ、これは限られたごく一部の放送期間未定ものだけなんですが、その他の作品でもオリジナルストーリーを挿入して尺を稼いでるものなんかもあります。まあ、出来が良ければ問題は無いのですが、こういうのって大抵の場合…。

 発売間隔については、スパンの長いOVAとかは苦手ですね。
 例えば、最近のだとユニコーンなGとか。けどまあ、これは終わりが見えないわけではないので、全部揃ってから見たらいいかな〜と思ってます。1巻1巻出る度に見ていたら、最初のモチベーションが続かないですからね。

 また、最近のアニメってオリジナル作品が少なく、漫画や小説を原作とするものがほとんどです。
 こうなってくると、アニメも原作との兼ね合いで“2期への待ち時間”というものが必要になり、結論としては漫画と同じことになるんじゃない?って思うかもしれません。
 しかし、アニメの場合はどういう形にせよ1度は終わりを迎えるわけです。2期が始まるかどうかなんて分かりません。こうした中では、いざ2期が始まるとなった時に、前の続きというよりもまた新しい気持ちで作品に望むことが多いのです。大抵の場合は、1期終了時点である程度の区切りも付けてくれますしね。
 そういうことからか、どうも飽きるっていう感覚とはまた違うような気がします。

 マラソンで例えてみるなら、漫画はゴールの分からない長距離走で、アニメは短距離のダッシュ(タイムがよければ、休憩後に追加の可能性もあり)といったところでしょうか?
 こう考えたら、モチベーションの差が分かりやすいかもしれません。私にとって漫画が飽きやすいのは、こういう違いからきているのかもしれませんね。


 まあ、飽きやすいと言いましたが、結局のところ今も私は色々漫画を買っちゃいます。そして、飽きてきたら中途半端に揃ってるものを売る(私はコレクター気質なんで、中途半端な状態が大嫌い。揃えるなら全部揃える。揃える気が無いなら、邪魔だから置いておきたくない)…の繰り返し。
 やっぱり、自分に最も合ったメディアはアニメなんだろうか…?



 …いや、ちょっと待ってください。何かお忘れではないでしょうか?
 物語を楽しませてくれるメディアは、他にもまだあるじゃないですか。
 そう、ゲームです!
 RPGはラスダンに到達すると飽きてしまうという恐ろしい病(笑)を持つ私ですが、AVGなどノベル形式のゲームなら無問題。バッチリ物語を楽しめます。

 ゲームの良いところは、(大抵の場合)これ1本で完結しているところなんですよね。なので、先に挙げた漫画の欠点がほぼ全て関係なくなります。しかも、それなりにボリュームもあるので、ものによっては壮大なストーリーも展開することができる。これは大きいですよ。
 私にとっての最良メディアはこれなのか?


 まあ、1本で完結という意味では、映画なんかもそうかもしれませんが、最近の日本映画とかだと原作あるものが多いからなぁ…そういうのを劇場版(2時間程度)で1本にまとめようとしても窮屈になってしまい、なかなか良いものには出会えません。
 つか、最近のアニメ映画は続編ものとかやってますねぇ…こんなの論外。邪道ですよ(苦笑)


 終わってみると、焦点があっちこっちいって、取り留めの無いことを書き綴ったほんとの意味での雑記でした。
 よければ、皆さんの自分に最も合っている(好きな)メディアを教えてください。




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