アクセル・ワールド
2012年 全24話


評価 70点

作品解説

 アクセル・ワールド 1(初回限定版) [Blu-ray]
ワーナー・ホーム・ビデオ (2012-07-25)
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幼少の頃よりイジメの対象となり辛い日々を送っていた有田春雪は、ある日美貌の上級生・黒雪姫から謎のアプリケーションソフト「ブレイン・バースト」をインストールされ、もう一つの世界である「加速世界」で繰り広げられる戦いに身を投じてゆく。


オンラインを舞台にした対戦型バトル作品。まあ、その性質上で色々と特殊な設定も出てきて興味深いところなんかもありましたが、この作品で一番良かった点はズバリ次回への引きの良さだと思います。
ぶっちゃけ、バトル自体にはそこまで魅力があるわけではありません。本作の特殊な設定には目を引かれたところもありますが、単純にバトル面だけを見るとこれより面白く、熱い作品なんていくらでもあると思いますから。ただし、この作品には次回を見たい!と思わせるような抜群の引きで終了することが結構あるんですよね。これは強みだと思います。まあ実際は、次週になってみると大した内容で無い時もあるんですけど、この引きのおかげで(せいで?)2クール完走できたと思います。
内容的にはまだ未完結であり、これからというところで終了しています。今回のラスボスも作品全体の中ではまだまだ小者だと思うのですが、気持ちいいくらいに悪役やってくれたので倒した時は爽快感がありました。能美はいいキャラしてましたね〜。見ていてかなり不快感を感じましたが、逆に言えばそれだけ己の役目を真っ当していたということに繋がると思います。
その他メインキャラについてですが、主人公は卑屈なのでそんなに好きにはなれなかったかな?しかもデブでチビだというのに、美人の先輩から好意を寄せられるという設定に「うん?」と思いました。まあ、2次元ではよくあることですけどw 黒雪姫先輩はまあそれなりによし。ちゆは微妙…なんかビッチ臭がするしw タクは…こいつも微妙。あれ?好印象なキャラが少ないな(汗)。ということで、キャラ重視で見る人にとってはイマイチかもしれませんね。
今後の展開としては、7大レギオンによるグループ抗争がメインとなり、それに伴って様々なキャラの登場が予想されます。まあ、原作買ってまで続きを見たい!というわけではありませんが、アニメ2期が決定したなら見てみたいですね。



主な登場人物と名言(?)

・有田 春雪 「この世界は無限だ」
 典型的ないじめられっこ。いじめに耐え切れなくなると男子トイレの個室に逃げ込み、ゲームをしてストレスを発散していました。しかし、黒雪姫先輩からそのポテンシャルを見込まれ、ブレイン・バーストの世界に足を踏み入れてからは徐々に前向きになっていきます。デュエルアバターは、現実とは正反対の小柄で細身な格闘型のメタルカラーであり、加速世界で唯一空を飛ぶための翼を持っています。

・黒雪姫 「もっと先へ、加速したくはないか?」
 梅郷中学の生徒会副会長。その美貌から「黒雪姫(スノー・ブラック)」の二つ名で呼ばれており、今のところ本名は明かされていません。8歳の頃にバーストリンカーとなり、強さと速さを追い求めてレベル9まで到達しますが、その後ある事件があってネットに接続しなくなります。しかし、春雪と出会うことで再び加速世界へと戻ってくる決意をします。

・倉嶋 千百合 「あたしが嫌なの!」
 春雪の幼馴染。イジメを受けている春雪を心配してあれこれ世話を焼いていますが、当の春雪自身はそれをあまり好ましく思っていません。もう一人の幼馴染である拓武とは恋人関係にあります。

・黛 拓武 「友達だろ、僕ら」
 春雪の幼馴染。文武両道のイケメンであり、春雪は彼に対してコンプレックスを抱いています。こういった優等生キャラは腹の一物を隠し持っているように見えますが…。

・上月 由仁子 「おかえりなさい、お兄ちゃん」
 小学5年生の女の子。ある日、突然春雪の家に現れますが、その正体は…。

・能美 征二 「はっきり言って無敵ですよ、ボク」
 梅郷中に入学してきた新入生。剣道部での成績や試験で優秀な結果を残しますが、そこに不審な点が見られることから、バースト・リンカーではないか?という疑惑を持たれます。加速世界と現実世界の両方で春雪達を苦しめ、ド外道っぷりをたっぷり披露してくれましたw



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