RD 潜脳調査室
2008年 全26話


評価 60点

作品解説


建設中の人工島沖合で海洋観測実験中に、事故に遭ってしまうフリーダイバーの波留真理。再び彼が目覚めた時、50年もの時が流れていて彼は80歳の老人となっていた。


作風はいつものプロダクションIGです。話的にはそんな悪くも無いんですが、エンターテイメント性が極めて乏しい(アクションシーンもあんまり無し)ので、とてもじゃないけど万人受けはしないでしょうね。加えて、主軸となる部分の話がなかなか進まず、中だるみも結構感じられるので、途中で切っちゃう人も多いかもしれません(汗)
あと、主人公が前代未聞のおじいちゃん!これに食いつく層って一体どこだよ?ほんと、ここはDVD売る気ないでしょw
まあ、作品に登場する女子が異常なまでにムチムチしてて、一部肉感マニア(笑)の方々からは支持をうけるかもしれません。しかし、この作品が商品としてヒットする要素を兼ね揃えているとは素人の私でも到底思えません。アニメだって商売…よくぞこの設定で上からGOサインが出たものです。ある意味、そこが一番の驚きですね。
あと内容の方…しっかり理解出来たかといえば、いまいちよく分からなかったです。メッセージ性が極めて強い作品なんですが、それらを理解出来る人は限られていると思うので、見る人を選ぶアニメだということは間違いないでしょう。攻殻好きでもこちらは取っ付き難いだろうな。
まあ、波長が合う人には楽しめると思いますが、個人的にはなかなかオススメしにくい作品かな。これから見ようと思っている人には、一言「がんばれ」という言葉を残しておきましょうw



主な登場人物と名言(?)

・波留 真理(はる まさみち) 「まだ、終わっていない…」
 フリーダイバー。事故により意識不明となり、目覚めた時は車椅子を必要とするおじいちゃんになってました。ただ、メタル(電脳世界)へのダイブでは以前の若々しい姿のイメージに変換されてることもあります。やっぱ、昔の姿に未練があるんでしょうね。けど、この歳で女子中学生から好かれているこの人は勝ち組だなw

・蒼井 ミナモ 「私の感はすっごくよく当たるんですよ」
 波留の介護役を志願した中学生。今時、電脳化していない珍しい少女のようです。元気一杯で明るく、波留の仕事のサポートを行うこともありました。

・蒼井 ソウタ 「無駄が嫌いなだけです」
 ミナモの兄で、電理研のメンバー。体術には自信とこだわりがあるようで、不覚を取ったホロン(アンドロイド)相手に何度も挑戦してました。拳を交えることで生まれる恋もある!?しかし、生身の女よりアンドロイドの方がいいって…病んでるよw

・ホロン 「すみません…私のカラダ重くて」
 波留の介助を行う女性型アンドロイド。サポート機能だけでなく格闘能力も高いようで、武闘家(?)のソウタを打ち負かしていました。ちなみに、外観のモデルは人工島初代プリンセスのエリカ・タカナミ。その人、ソウタといけない関係の女性だったりします。

・九島 永一朗 「愛の無い人間などいない」
 電理研の統括部長。波留とは昔からの友人ですが、全身義体化しているため外見は若々しいです。地球律というものの解明に力を注いでいます。



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