ヤマトナデシコ七変化
2006年 全25話
作品解説 | ||
恭平、武長、雪之丞、蘭丸の美少年4人組は、屋敷の持ち主であるスナコの叔母から「スナコを立派なレディーにしたら家賃タダ」と言われ、根暗少女・スナコと同居することになる。果たして、彼らはスナコを立派なレディにすることができるのか!? ナベシン監督作ということで、なかなか愉快なギャグテイスト作品。つか、基本的にアホ話ばっかです。 これまでのアニメ史上には無いようなアクの強いホラー系ヒロインが大暴れ…えらいことになってますよ。こういうアウトロー的な存在は、良い悪いは別にして凄いインパクトがありましたね。萌えとは対極に位置し、時代の流れに逆らって我が道を何処までも突き進んでいくその暴走っぷりを、楽しく見させてもらいました。 そんな彼女ですが、基本的に物語の8割くらいはチビキャラ化しています。この作品はデフォルメ演出をかなり取り入れていて、敢えて適当な作画で勝負?してきてました。これもギャグアニメだからこそ許される行為なんでしょうが、だんだんそれが行き過ぎて、全体的に手抜きされてたようにも感じられましたね。 キャラの顔が安定してないのは当たり前。背景は適当。途中、かなりヤバイ崩れ具合をした部分も目に付きましたし、明らかに絵にやる気がない。最早、スタッフの間で作画はどうでもいい部分なのか?って思えました。いくらギャグのみに特化した作品といえど、これはちょっと酷いんじゃないかなと。 というわけでこの作品を見る時、作画については見て見ぬ振りをしましょうw 一々突っ込んでたら、ほんとキリがありませんからね。 けどまあ、なんだかんだで内容的にはそこそこ笑えるものだったと思います。かなり濃い作品だというのは間違いないですが、中身は完全にギャグなので、美少年キラキラ〜ってのに拒否反応示す人でもそこそこ楽しめると思います。…とは言っても、なかなか人にはオススメしにくい作品だよ(汗) |
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主な登場人物と名言(?) | ||
・中原 スナコ 「この世にブスの居場所なんか…ない」 負のオーラをまとう超絶根暗少女。このヒロインはほんと暗すぎです…なにせ考えてることも、ホラーとかスプラッタとかその手のことばかりというヤバすぎの”純魔族”ですから。どうも過去にひどいフラレ方をしたらしく、そのことがトラウマになって今のような性格になったようです。しかし、実は容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群、家事全般バツグンのパーフェクトウーマンなのです。 ・高野 恭平 「結局、何もかも単なる逃げじゃねえか!」 ぶっきらぼうで、誰にでも言いたいことを言う無遠慮な男ですが、スナコに対しても偏見を持たずに普通に接しています。女生徒からの人気は四人の中でもトップであり、その取り巻きは半端じゃないです。男女問わずセクハラされることを悩んでいて、美形には美形なりの辛いとこがあるようですね。その美しさは最早、社会に対する経済効果にすら成り得てしまうのです。 ・織田 武長 「想定の範囲外だったな…」 ちょっとスカしてるところもあるけど、一番理知的で頼りになる奴…か?つか、お前は乃依っちと勝手にラブラブしてろい。 ・遠山 雪之丞 「庶民なめんなよ〜」 とりあえず、メンバーの中で一番素直ないい子です。まあ、こいつは只のヘタレ庶民ですからね(笑)。小動物系の可愛らしさがあり、変わり者が多い寮の中でも癒し系です。とある事をきっかけに、すっかり女装キャラが板についてますね。 ・森井 蘭丸 「僕でよかったらお相手を…」 女性と見れば口説き始める、筋金入りの女好き。もうフェロモンプンプンですよ。 ・笠原 乃依 「がんばれ女の子!」 学園一の美少女。外見どおりのキャラかと思いきや、中身は武長くんラブの暴走妄想女です。武長くんとの様々なシチュエーションを妄想することによって、一人身悶えているちょっとおかしな女の子ですよ。傍から見てると、ちょっとイタイかも…w ・お嬢様(きくのい たまお) 「皆様、ごきげんよう」 バリバリの箱入りお嬢様。清楚で奥ゆかしく、ちょっと常識は無いのですが、とってもいい子です。そんな彼女が、何の因果か蘭丸なんかに惚れたものだからさあ大変。 ・おばさん 「女とは、恋無き場所で生きられないものなの〜」 超金持ちのスナコのおばさん。スナコのことを四人組に任せると、恋を求めて世界へと旅立っていきます。しかし、たまに連絡を入れて、スナコのレディ度をチェックしてました。 ・ひろし君 「ヒロシです…」 スナコちゃんの親友の”人体模型”。毎回、何故かOPで喋ってます。あと、よく誘拐されてますw |
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