トータル・イクリプス
2012年 全24話


評価 45点

作品解説

 トータル・イクリプス 第1巻 [Blu-ray]
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1973年、地球に襲来した異星起源種「BETA」によって引き起こされた戦争は人類を滅亡の淵へと追いやった。そして、2001年…ユウヤ・ブリッジスはユーコン基地で進められている新型戦術機開発プロジェクトに参加するのだった。


マブラヴ・オルタネイティブのスピンオフ作品。ただし、本家の方はアニメ化されておらず、スピンオフのこちらだけ先にアニメになってたりします(外伝が先に放送されても、原作知らない人は世界観に付いていき難いと思うのだが…汗)
ぶっちゃけ、マブラヴ・オルタは名作ゲームでした。私も大好きです。なので、こいつの成功で一気に本家の方もアニメ化といってほしかったのですが…正直、ダメダメすぎてオルタ本編のアニメ化が遠のいたんじゃないか?って思ったほどです。
まず、絶対的に緊迫感が足りない!設定としては、人類はBETAという謎の生命体に侵略されて滅亡の危機に扮しています。なのに、なんでこいつらは呑気にラブコメなんかやってんだ?1、2話こそ、BETAの恐ろしさがピックアップされたマブラヴらしい構成になっていましたが、以降の話はまったくの別物であり、BETAの存在自体が結構蔑ろにされて進んでいます。終盤になると多少シリアスになってきましたが、それも結局人間同士の戦いであってBETAの存在感はあまり感じられません。スピンオフといえど、同じ世界観を共有する作品で果たしてこれはいいのか…?
あとは作画…いや〜酷かった。私は作画をあまり気にしない方なんですが、それでもこれは凄く気になるくらい崩壊してました。キャラの顔がもうへっぽこなので、見ていて萎えるんですよね。また、総集編が2回ほどあったのもげんなりしました。
とりあえず、ロボットものということで興味を持った方もいると思いますが、回れ右して帰りましょう。1、2話の緊迫感ある戦闘を見て興味を持った方も同様です。3話以降に大した見る価値はありませんのでw マブラヴファンの私でさえ惰性で見ていたので、そうでない方は確実に切っていたでしょうね。



主な登場人物と名言(?)

・ユウヤ・ブリッジス 「俺は命がけで全てを取りに行く!」
 日本人の父とアメリカ人の母を持つハーフ。自身の生まれについてコンプレックスを抱いています。アメリカ陸軍・戦技研部隊では優秀な成績を修め、日米合同の新型戦術機開発プロジェクト「XFJ計画」のメインテストパイロットとしてユーコン基地に配属されます。

・篁 唯依(たかむら ゆい) 「貴様は未熟だ!」
 日本帝国斯衛軍の女性衛士。将軍家を守護する伝統的軍人家系の生まれであり、なかなかお堅い性格です。ユウヤとも最初は激しくぶつかり合っていましたが…いつの間にかデレてたw

・クリスカ・ビャーチェノワ 「いつだって私がイーニァを守るから」
 ソビエト連邦陸軍のイーダル試験小隊に所属する女性衛士。パートナーであるイーニァとは強い絆で結ばれており、彼女のことを常に第一に考えています。しかし、イーニァがユウヤに興味を示したことで、彼女の中にもユウヤへの興味が生まれていきます。

・イーニァ・シェスチナ 「この子も、壊れちゃうのかなぁ?」
 クリスカと同じく、イーダル試験小隊所属の女性衛士。何処か幼さを残しており、いつもクリスカと一緒にいて彼女のことを姉のように慕っています。ユーコン基地でユウヤと出会い、無邪気に彼に懐いていきます。

・タリサ・マナンダル 「これが戦場の空気ってやつだよ」
 通称チョビ。アルゴス試験小隊のメンバーであり、人一倍負けん気が強くケンカっ早い女の子。戦術機での近接格闘技術を得意としています。

・ステラ・ブレーメル 「ふふ…高くつくわよ」
 アルゴス試験小隊のメンバー。ナイスバディで綺麗なオトナの女性です。戦術機戦では射撃を得意とし、また冷静な判断で部隊をコントロールしていきます。

・ヴァレリオ・ジアコーザ 「ヤローを追うより、こっちのが性に合ってるぜ」
 アルゴス試験小隊のムードメーカー。ただ、こいつユウヤの友人のヴィンセントって奴とキャラ被ってる気がするんだが…(汗)

・崔 亦菲(ツィ・イーフェイ) 「私のことを好きになってもいいわよ」
 統一中華戦線、暴風(バオフェン)試験小隊長。プライドが高く強気な性格ですが、自分を負かしたユウヤに好意を抱きます。ただ、もうチャイナ娘というだけで負けフラグが…w



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