とらドラ!
2008年 全25話


評価 75点

作品解説

 とらドラ! Blu-ray BOX(完全限定生産版)(Blu-ray Disc)
キングレコード (2011-12-21)
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鋭い目つき故に生徒たちから恐れられていた高須竜児は、手乗りタイガーと呼ばれ恐れられている女子生徒・逢坂大河と出会う。


始まった時は、またくぎゅヒロインのツンデレ系ラブコメか〜と、うんざりしてましたが、見てみると普通にいい作品でした。よくあるハーレムアニメというわけでなく、その中に一本筋の通ったドラマが展開されていたので、要所に盛り上がりがあって面白かったと思います。
前半はラブコメ要素が強く、後半はシリアス(ドロドロ?)要素が強いという構成になっているので、ラブコメ好きの人は途中から「あれ…?」って思うかもしれませんが、個人的にはどちらも楽しめました。よくあるドタバタ騒ぎと萌えだけのラブコメでなく、キチンとシナリオ面でも見せてくれたことを評価したいです。
また、キャラもなかなかいい感じでした。三人のヒロインはそれぞれ違った魅力に満ち溢れ、主人公の竜児も浮ついた奴じゃないので好感が持てる。基本ですけど、この手の作品はやっぱキャラが大事ですね。2クールの期間、ほとんど五人だけで回したにも関わらず飽きがこなかったのも、このキャラの魅力という点が大きかったと思います。
あとこれ、何気にキャットファイトな作品ですw 女同士のゆずれないもののぶつかり合い…というのでしょうか、それがストレートに喧嘩という形で描かれているんですよね。まあ、ネチネチ陰気な攻防戦とか繰り広げられたら鬱アニメ直行なんでしょうけど、これはある意味スカっとしましたよ。しかも、結構迫力ある感じになってるんですw
ちなみにこの作品、原作が終わるのとほぼ同時期にアニメも終わっており、アニメの方もしっかりとラストまでやりきってます。やっぱ、キッチリ終わらせてくれたほうがまとまりいいので、完成度高く見えますね。



主な登場人物と名言(?)

・高須 竜児 「俺達は同じ穴のムジナだ」
 目つきが悪く、不良やヤンキーと勘違いされがち…だけど、実際は温厚で面倒見の良い少年。実乃梨に好意を抱いていることを大河に知られ、お互いの恋が上手くいくよう協力し合うことになります。と言っても大河からは駄犬扱いされてて、いいように使われているように見えなくもない…?

・逢坂 大河 「駄犬のくせに」
 ちっちゃいけど、態度はでかいw 手乗りタイガーとして恐れられる少女。北村に好意を抱いていますが、そのことを偶然竜児に知られ、お互いの恋が上手くいくよう協力し合うことになります。ツンデレで釘宮ボイス…それに加えて「犬」というキーワードまで飛び出したら、ルイズを思い出してしまうのはある意味しょうがないですよねw

・櫛枝 実乃梨 「鼻血は心の汗だよ」
 ヒロインの一角でありながら天然系ネタキャラw 前半は数々のネタに笑わせてもらいました。ただ、後半になって話がシリアスになると、彼女のそんな一面が形を潜めてきてキャラが変わってきます。まあ、話の流れ的に仕方ありませんが、前半の方が魅力的にも見えたかな?

・北村 祐作 「ありがとうございました!」
 竜児の友人でクラス委員長。見た目は生真面目そうですが、若干ズレてるところもあり。

・川嶋 亜美 「分かってなかったのは、私も一緒か」
 外見がかなめもどきの美少女w ルックスは抜群で男子生徒からの人気が非常に高いのですが、本性はドス黒い。まあ、よくある設定じゃん…と見てましたが、亜美ちゃん予想外にいいキャラでした。初期高感度は低かったのですが、回を増すごとに私の中ではメキメキ急上昇。3ヒロインの中では一番好きになりました。恋愛関係に深く絡んでいないので、若干ハブられ気味なのがかわいそす…。



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