天地無用!魎皇鬼(第2期)
1994年 全6話+1話


評価 70点

作品解説

天地無用!魎皇鬼OVA 無の巻
ジェネオン エンタテインメント
発売日:2005-02-25

天地無用OVA第2期。
今回、第1期のような見映えのする派手なエピソードが少なくなっているものの、前と比べていい話が多くなったと思います。エンターテイメント性のみを前面に押し出し、中身の方は案外薄かった1期とは大きく異なる路線でした。まあ、世間的には「天地らしさ」が出ている1期の方が多分ウケはいいんでしょうが、私は少々変わり者なのでこちらの方が好みですね。
前作では、毎回のように新キャラが登場してドタバタ騒ぎが起きてましたが、キャラが一通り揃った今回は少し落ち着きを見せ、そのキャラクター個人の掘り下げというのが行われていました。このことで、各キャラの内面的な魅力が十二分に引き出されていたので、非常に良かったと思います。それに、いい話でしんみりさせた後にはしっかりオチもあって、色んな意味で楽しむことが出来ました。
あと、回想などの際にチラホラ気になるような部分もあって、もっとそこんとこ深く知りたい〜って思う人もいることでしょう。そういう人は、小説などを買って勉強ですねw この作品は裏設定みたいのが非常に多いので、色んな繋がりなんかも見えてきて面白いかもしれません。
ただ、今回は伏線を散りばめたまま回収しきれてないところがかなり痛いです。ここがマイナス点ですね。この続きは第3期ってことなんでしょうが、結局それが発売されたのが8年後だからなあ…これだけ待たされたらファンもキレますよ。
ていうか、既に内容を忘れちゃってますね(汗)。かく言う私もすっかり話を忘れていて、第3期を見る前に第1期、第2期共に見直すことになりましたよ。



主な登場人物と名言(?)

・柾木 天地 「お前のこと、嫌いなわけないだろ」
 前回は一応、神我人との決戦があったんで主人公らしい働きもしてましたが、ぶっちゃけ今回はそんなに活躍してないよね?戦いエピソードもあったけど、別にこいつが活躍してたわけでもないからなあ。戦闘は次回に期待か?

・魎呼(りょうこ) 「ったく…いつになったら直るんだよ、これって」
 とりあえず、今回思ったことは尻尾(?)の動きがキュートだったw あと、ガサツなだけでなく、結構可愛らしい面も持っていますね。そういう描写が結構見受けられました。様々な面をアピールした今回は、結構好感度高いかもしれないですね。

・阿重霞(あえか) 「だから、いいじゃない。そんなこと」
 彼女、基本的にはいいお姉さんなんでしょうが、なんだかSっぷりが垣間見えることがしばしば…。あと、妹の将来(美人になる)に危機感抱いてるとこなんか器が小せぇ〜よw

・砂沙美(ささみ) 「ほんとの砂沙美じゃないの!」
 いつも元気な砂沙美ちゃん…しかし、最近は何やら元気が無いようです。どうも悩みがあるようなんですが、それは一体!?

・魎皇鬼(りょうおうき) 「みゃう〜ん」
 ちょっと…この子メチャメチャ可愛いんですけど!?今回は魎皇鬼メインの回があって、そん時の可愛らしさときたらもう…(絶句w)。ヤベエ、ここまでアニメキャラを愛しいと思ったのは初めてだw これも萌えのうちに入るのかなあ?

・美星(みほし) 「あ〜れ〜」
 美星さんは相変わらずトラブルメイカーですね。彼女が絡むと、話がややこしくなります。とりあえず、人の話はもっとちゃんと聞きましょうw

・鷲羽(わしゅう) 「誰もやらないんだから…しょうがないじゃない」
 あ〜もう鷲羽ちゃん最高!いいお母さんだ。赤ちゃんを預かり、不甲斐ない他の女性陣に代わって世話をするのですが、それが何かとってもいい感じでした。ほんと、前回天地の精子を採取しようとしていたのと同じ人物には見えなかったですねw また、そこからちょっぴり彼女の過去も垣間見えたりします。

・Dr.クレー 「この二万年、君を思い出さなかった日はなかったよ」
 まるでストーカーみたいなことを言ってるこの人こそ、今回の悪役のタコ(笑)です。けど、彼の上にはまだ真の敵がいるので、所詮は中ボスクラスってところになってました。昔、鷲羽とアカデミーで競い合っていたらしく、その頃のことで彼女に対して恨みを持っています。

・零(ゼロ) 「私は、魎呼だ」
 Dr.クレーに作られた人工生命体。コピー能力を持ち、鷲羽を捕まえるため魎呼に化けるのですが、魎呼の恋心までコピーしてしまって、天地を見るだけでドギマギ。その姿は非常に可愛らしく、敵であるのにまったく憎めませんでしたね。ある意味、本物の魎呼よりいいかもしんない(爆)



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