たまゆら〜hitotose〜
2011年 全12話+1話


評価 65点

作品解説


写真が大好きな高校1年生・沢渡楓は、亡くなった父親が子供のころに住んでいた町・広島県竹原市に引っ越してくる。


サトジュン監督による日常系ヒーリングアニメ。感想を言うと、たまにいい話もあったんですけど…退屈な部分も多いw
現実に存在する町「竹原」を舞台にした地域密着型アニメであり、雰囲気はよく出ていたと思うのですが、物語的には特に印象に残るようなところがなかったかも…。TVアニメが始まる前にOVA(全4話)をやってましたが、ぶっちゃけそれで十分だったかもしれません。わざわざTVで1クール分の追加エピソードをやったところで、別にそれ以上の特別な何かが出てくるわけでもありませんでしたから。
ARIAは大好きな私なんですが、何故これはあまり楽しめなかったのか…?少し考えてみましたが、こちらは現実世界に忠実という縛りがあるせいで、やれることが限られている(世界観に限界がある)というのがあるかもしれません。あと、世界観が私達に近すぎるため新鮮味が無い…つまり何をやっても想像の範囲内というのがあります。ここのところがARIAとの大きな違いでしょう。向こうは世界観含めて、私達の知らない素敵をいっぱい提供してくれましたから。
キャラクターについては、口笛吹く女がちょっと無いかな〜。世界観を現実に近い作りにしているのに、あんなの登場させちゃっていいんでしょうかね?現実にいたら、間違いなく無作法・無礼者ですよ。こいつに関しては、キャラ付けの方法を完全に間違えているのではないかと。
あと、ラストの「私たち展」が痛いw やはり、現実にこういうことする奴が周りにいたら自分はどういう行動に出るだろう…?と考えてしまい、その時自分はきっと見向きもしないだろうと思います。そう思った瞬間、アニメの中での「私たち展」に対して途端に冷めていき、どうでもいいものに見えてきました。こう思ってしまうのは、自分の心が荒んでるからかなぁ…w
まあとにかく、現実準拠の世界観にするなら、内容の方も現実的に考えて納得できるようなものにしてほしいというのが個人的な希望です。ただ、冒頭でも言ってますが、ちゃんと良い話もあったのでそこは評価したいと思います。



主な登場人物と名言(?)

・沢渡 楓(さわたり ふう) 「このカメラでレッツフォト…なので」
 この作品の主人公。ぽって、ぽって…というような歩き方をするため、“ぽって”というあだ名が付いています。父親の形見のカメラで写真を撮ることが趣味であり、いつも持ち歩いています。

・塙 かおる(はなわ かおる) 「かおたんゆーな」
 楓の幼馴染み。匂いフェチであり、様々なポプリを持っています。ぶっちゃけ、メイン4人組の中で一番印象薄い…w

・岡崎 のりえ 「甘いものは優しい気持ちで出来てるんだ」
 元気印の女の子。かわいいものが大好きで、楓の弟の香くんが大のお気に入りです。おかし作りが好きであり、将来はパティシエを目指しています。

・桜田 麻音(さくらだ まおん) 「私、この旅館が大切」
 口笛少女。口下手なためか、感情を口笛で表現する癖があるようですね。ちなみに、のりえだけはその口笛の翻訳ができるようです。大人しい子なんですが、悪い意味で一番印象が強い…w

・志保美 りほ 「すごく大切なものを手に入れたと思うよ」
 楓があこがれている写真家。瀬戸内で個展を開くこともアリ、楓のことも気にしています。現在は「空」をテーマにした写真を撮っています。



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