東京レイヴンズ
2013年 全24話
作品解説 | ||
東京レイヴンズ 第1巻 (初回限定版)(書き下ろし文庫小説(東京レイヴンズ lost-girl with cat)+イベント応募券付き) [Blu-ray] posted with amazlet at 14.05.03 ジェネオン・ユニバーサル (2013-12-25) 売り上げランキング: 15,857 陰陽師の名門・土御門の血筋を引きながらも才能の無い春虎は、陰陽師になる道を諦めて友人たちと平凡な生活を送っていた。そんなある日、土御門家の次期当主にして幼馴染でもある夏目と再開するのだった。 この作品、後半で見事に化けましたね! 正直、前半はそんなに面白いとは感じていませんでした。陰陽要素を加えたバトル展開がウリに見えたのですが、それが特に盛り上がることもなかったので、どちらかといえば可愛い女の子に萌え萌えする方がメインで、アクセントとして一風変わったバトルがあるくらいの作品なのかな〜って。 しかし!後半に入って大友先生が活躍し始めてからは、陰陽バトルが格段に面白くなります。 基本的に、主人公側って陰陽術に関してはまだ未熟な奴が多いんですよね。才能ある者はいるんですけど、まだ学生レベルであって実践で力を発揮できる者は少ないです。そんな中、この大友先生だけは実践レベルで最強クラスの使い手であり、非常に頼れる存在なんですよね。 大友先生と蘆屋道満の術比べを見て、初めて陰陽バトルの面白さに気付かされると同時に、この人の凄さというのを知りました。 さらに、その後の展開でもこの人はメチャメチャかっこいいんですよね〜。自分の生徒のため、巨大な組織に単身立ち向かう…もうこいつが主人公でいいんじゃないかってくらいにイケてました。しかも超強い!いや、マジで大友先生最高だぜ!! ということで、この作品の良かったところの大部分は、大友先生のかっこよさに直結しています。つまり、この人を好きになれなければ面白さは半減以下になるでしょうが、まあ大抵の人は惚れると思うので問題ないでしょうw あと、この作品を語る上で避けては通れない部分あります。詳しくはネタバレになるため多くは語れませんが、ヒロインは2度死ぬという言葉を残しておきましょう。 どういう意味かはご想像にお任せしますが、まあショッキングでしたね。こんなことがありえるのかと。ただ、この後から物語が加速度的に面白くなってくるので、その試みは失敗ではないんでしょうけど… とりあえず、アニメは2クールやって第1部完ってところなのかな?ただ、原作は第2部としてこの続きが書かれていますので、続きが放送されることを期待しています。 |
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主な登場人物と名言(?) | ||
・土御門 春虎 「お前の式神にしてくれ」 この作品の主人公。安部清明に連なる土御門家の分家に生まれながらも、才能を持たない落ちこぼれとして日々を過ごしていました。しかし、とある事件をきっかけに夏目の式神となる決意をし、陰陽道に対して真剣に向き合っていくこととなります。 ・土御門 夏目 「これであなたは私のものです」 土御門家の次期当主であり、伝説の陰陽師・土御門夜光の生まれ変わりと言われています。幼馴染の春虎に対しては分かりやすい恋心を抱いており、離れている間もとある手段を使って彼の動向を見守ってきました。普段は家のしきたりにより男装しており、本当は女性だと知る者は少ないです。 ・阿刀 冬児 「お前、今日で一生分の青春やってね?」 春虎の悪友。昔起きた事件によって体に鬼を宿し、以来春虎の父親の治療を受けています。昔はそのことで大分荒れていたようですが、春虎との出会いによって更生したみたいですね。いやはや…青春だわw ・大連寺 鈴鹿 「ちんこもいじゃうから♪」 史上最年少で12神将となった神童。しかし、性格はなかなか歪んでいて、そのことは「ちんこもいじゃう」という発言からも窺えると思いますw 序盤で春虎達と関わり衝突しますが、後に同じ陰陽塾に通うようになります。 ・倉橋京子 「約束なんだからね」 陰陽塾での春虎たちの友人。夏目に次ぐ優秀な成績を修めています。幼い頃に出会った土御門家の男の子に恋をし、そのことから夏目のことを気にかけていますが、夏目が本当は女の子ということから多分これは… ・コン 「不束者ではございますが、何卒よしなに」 春虎が父親から譲り受けた式神。キツネの耳と尻尾を持ち、見た目は完全に幼女ですw 主である春虎のことが大好きであり、彼に近づく女性に対しては敵対意識を持っています。 ・大友 陣 「まちごうとるかもしれん。けど…これが僕の選択や」 陰陽塾の講師。飄々とした性格で掴みどころがありませんが、実は元12神将という凄腕の陰陽師です。蘆屋道満とは何かと因縁があり、彼の右足が義足なのも道満に関係しているようですね。講師になったのは目的があったからだと思っていたのですが、意外にもかなり生徒想いのところがあって、非常に頼れる先生でした。 |
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