探偵オペラ ミルキィホームズ
2010年 全12話


評価 70点

作品解説

 探偵オペラ ミルキィホームズ【1】 (第1巻スペシャルプライス) [Blu-ray]

ある嵐の夜、ミルキィホームズの4人は宿敵・怪盗帝国との戦いの最中にそれぞれのトイズを失い、何をやってもダメダメな探偵になってしまうのだった…


パッと見は、日曜の朝に放送してそうな女児向けアニメに見えますが、実際の中身はカオス!思いっきりネタに走ったバカアニメでしたw 初期の段階では、まさかこういう作品だとは想像していませんでしたね。まさに、2010年秋のダークホース!
本来、こういう女の子がいっぱい出てくるアニメはキャラものとしての側面が強く、毎回それぞれのキャラにスポットを当てた話を展開していくものですが、こいつに関してはそんなもの二の次でお馬鹿な話ばっかりやってます。けれど、そんな馬鹿ばかりやってる中でもキャラがしっかり立っていて、下手に個別エピソードを突っ込むよりもキャラに愛着が持ててるから不思議。キレのよいギャグをこなしていく中で、各キャラ役割がキッチリと演じられていました。
何に近いかと言うと、ギャラクシーエンジェルですね。もちろん、「る〜ん」とかいうカスではなく本家の方(そういや、GAは日曜の朝にやってたなぁw)。ノリ的にはああいう感じで、向こうよりパロネタが強い印象です。こちらでは、絶対に手を出しちゃいかんとこに敢えてチャレンジしてました(ラ○ュタとか、カリ○ストロの城とか…)。この辺のハヤオネタをやった回が個人的にはツボでした。
放送形態としては、TV以外にもニコニコ動画で配信されていたようですが、この作品はそういう形式で楽しむのもいいかもしれません。コメント等で元ネタの解説もあるでしょうから、ライトユーザーの方でも安心して楽しめる(?)ようになってます。
あと、ミルキィホームズのライバルとしてG4というチームが作中で登場しています。G4の声優さんを挙げていくと、新谷良子さん…田村ゆかりさん…沢城みゆきさん…南條愛乃さん…おや?最後の南條さん以外は何処かで見たメンツのような…まあいいかw
そういや、メディアミックスというところもGAと共通していますね。ミルキィホームズのゲーム版が散々宣伝されていました。ただまあ、ゲームはチラっと見ただけですが、アニメとは別物のシリアスで恋愛要素が強くなっているような印象です。GAもゲームとアニメで全然ノリが違くて詐欺だと感じましたが、同じ臭いをこの作品にも感じるんですよね。おそらく、ゲーム版はアニメに登場しない男性主人公がいるというところがそう感じさせているのでしょう。
アニメに対して最後に一言だけ言わせてもらうと…とりあえず、トゥエンティは乳首自重しろ!www



主な登場人物と名言(?)

・シャーロック・シェリンフォード 「怪盗を捕まえるのが探偵の役目!」
 ミルキィホームズのメンバーでピンクの子。明るくて素直ないい子なのですが、天然なのが玉に瑕。無邪気に黒いセリフを放ちますw トイズは念動力ということですが、時折それ以上にも見える力を発揮することも…

・譲崎 ネロ 「バッカみたい」
 ミルキィホームズのメンバーで黄色の子。え〜と…いい感じのクズです。クズかわいいです(褒め言葉w)。トイズは電子機器のダイレクトハック。機械に触るだけで、そのものを自由に操作することができます。

エルキュール・バートン 「志集…買ってください…」
 ミルキィホームズのメンバーで緑の子。内気で人見知りなため、あまり感情を表に出すことはないのですが、数少ないセリフが一々エロさを醸し出しているもんだから困ったもんですw トイズは大人しい性格に似合わないような怪力。

コーデリア・グラウカ 「お花畑が見える…」
 ミルキィホームズのメンバーで青い子。コーデリアさんマジお花畑!おそらく、スタッフから愛されているのでしょう…作中では様々な顔芸を披露してくれますw また、妄想癖があるようでよくトリップしてました。トイズは五感強化。

・アルセーヌ 「甘く見たことなんて、一度もありませんわ」
 怪盗帝国の女リーダー。怪盗としてのプライドが高く、また自分と渡り合えるくらいに強いライバルの存在を欲しています。普段はミルキィホームズ達が通う探偵学院の生徒会長・アンリエットとして、彼女達に対して厳しく、時に優しく接しています。



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