超時空要塞マクロスU -LOVERS AGAIN-
1992年 全6話


評価 60点

作品解説

超時空要塞マクロス2 Lovers,Again-
バンダイビジュアル
発売日:2001-06-25

レポーターの神埼ヒビキは、戦場で敵の少女を助けることになります。イシュタルと名乗るその少女は、ヒビキと共に過ごすことで地球の文化を知っていくのでした。


前作では敵に文化的衝撃を与え、終戦のきっかけにもなった「歌」ですが、今回は敵側にもその文化があるっていう設定です。これでどうやって「ヤック・デカルチャー」な展開に持っていくのかと思いきや、敵側にある歌の文化は、兵士の洗脳や戦意高揚といった戦いのためだけの歌であり、ラブソングはなかったんですね。
なんかもうここまででオチが読めちゃいました。ラストは予想通りの展開でしたよ。まあ、前作の流れを引き継いでいるストーリーなんでしょうが、裏を返せばあまり進歩してないっつーか、ただ焼き直しただけっつーか…そんな印象です。しかも、ラストの決戦はやけにあっさりしてましたね。まあ、6話しかないんでこんなものになってしまうのでしょうか?しかし、短いにしても愛・おぼえていますかなんかと比べると、やっぱ完成度は低いですね〜。
ちなみに、マクロスUを名乗ってはいますが、これは正規の続編とは認められていない悲しい作品なんです。後のマクロス7の世界でも、この話は無かったことにされちゃってるようですね。一応前作つながりで、作中にはミンメイとかマクロス(戦艦)とかも話題に出てきてるのに…いやん、黒歴史!



主な登場人物と名言(?)

・神崎ヒビキ 「俺は、皆に事実を知って欲しかっただけだ!」
 テレビ局のレポーター。視聴率確保のためにゴシップネタ集めに躍起になっています。戦場をレポートすることを夢見ており、一応バルキリーを操縦できるようですが、所詮は民間人なんで彼が戦闘に参加することはありませんでした。軍が隠す敵について、広く世間にも真実を知ってもらおうと奮闘していましたが、いまいち活躍してんだかしてないんだか分かんない主人公でしたね。

・イシュタル 「これがラブソング…」
 敵(マルドゥーク軍)側の歌巫女の一人。しかし、彼女は戦いのための歌しか知りません。地球に来てラブソングなるものがあると知り、ショックを受けてました。地球人のヒビキと心を通わせていき、愛というものを知っていきます。

・シルビー・ジーナ 「あたしは今むしゃくしゃしてるの。近寄らないほうが身のためよ」
 統合軍のエースパイロット。戦闘面では特に見せ場の無い主人公に代わり、ヒロインがバリバリに活躍か?メルトランのクォーターらしく、気が強くてなかなかの腕を持っています。初め、ヒビキとは衝突を繰り返していましたが、共に窮地を潜り抜けているうちに…

・ネックス・ギルバート 「くだらないスキャンダルさ」
 シルビー狙いの色男。パイロットとしての実力も高いようです。

・ウェンディー・ライダー 「素敵な歌を聞かせてあげる」
 一応前作でいうミンメイ的なアイドル?けど、実際は軍に担ぎ出されている、ただの広告塔みたいなもんですね。特に何の活躍もありません(笑)

・マッシュ 「あたしには男心も女心も、手に取るように分かるんだから」
 ヒビキの友人のカマ。ヒビキとイシュタルの世話を焼いてくれます。

・フェフ 「戦いがマルドゥークの歴史を作るのだ」
 マルドゥーク軍の兵士。イミュレーター(歌巫女)であるイシュタルを探すために地球へと下ります。ただ任務というだけでなく、彼女に対して特別な感情を抱いているようでした。

・イングス 「戦え!全てを破壊せよ」
 マルドゥーク軍の司令官。制裁好きで、敵も味方も自分に従わないものには制裁しちゃいます。顔は美形なんですが、体は触手(?)っぽいもので構成されててキメイ。



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