とある飛空士への恋歌
2014年 全13話


評価 60点

作品解説

 とある飛空士への恋歌 BD-BOX(初回限定版) [Blu-ray]
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン (2014-07-30)
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「風の革命」によりすべてを失った少年…革命の旗印とされた孤独な風呼びの少女…空の果てを見つけるため、若き飛空士たちはそれぞれの想いを抱えながら空の孤島・イスラに乗り旅立つ。



え〜と、まったく知識のなかった頃、こいつを禁書目録シリーズの一つかな〜?と思っていたのは内緒ですw

さて、この作品ですが、初めは学園青春ものかと思っていました。学園で知り合った女の子と主人公がイチャイチャしつつ、仲間達と切磋琢磨しながら飛空士としての腕を磨いていく…みたいな。
まあ、実際に5話くらいまではそんな感じで話が進んでいったのですが、後半から戦争が始まって急転。仲間達がどんどん死んでいったのでビックリしました。え〜こういう作品だったのかよ!

ということで、学園ものを見たかった人は後半の雰囲気の変化に驚かされ、シリアスな戦争ものを見たかった人はなかなかそれが始まらないということで、視聴者に優しくない作品ですね。
ただ、この作品にはもう一つ見所要素があるので、学園編だろうが戦争編だろうが、そのもう一つの要素を中心に視聴するのが正しい見方かもしれません。では、そのもう一つの要素が何かというと、主人公とヒロインの関係性のところです。

第一話を見た人は、初対面のヒロインがあまりにも簡単に主人公に落ちてしまったので、なんてチョロいヒロイン(チョロイン)なんだろう…と思った人は多いはずです。実際、私もそう思いましたから。しかし、このチョロさもある意味で伏線だったのでしょう。この後で二人の運命を一変する衝撃の事実が明かされます。いや〜ビックリしたわw

この作品は、そんな二人がこの先どうなっていくのか?というところに焦点を置いて見ていくのが良いでしょう。正直、作品の世界観もいまいちよく分からない部分が多かったので、私もほとんど彼らの恋の行方だけを楽しみに視聴を続けていたのですが…うん?うんうん?
ラスト、まさかの「俺の戦いはこれからだ!」エンドで終了。結局、最終話でヒロインはほぼ出てこなかったような気がします。これは果たしてアリなのか…?

まあ、私的にはヒロイン・クレアの魅力がいまいち分からなかったので、真のヒロインはアリーだったんだと考えることにしました。最終回、アリーにはヒロイン並の良い見せ場もありましたし、ぶっちゃけここだけでそれなりに満足できました。クレア?誰それ?って感じですよw

主人公とヒロインの関係を見所として挙げていたはずなんですが、いつの間にかアリー推しで終わるという謎のレビューになってしまいました。ただ、これは私が悪いのではなく、この作品の構成のせいだということにしておきましょうw



主な登場人物と名言(?)

・カルエル・アルバス 「イスラは僕が守る!」
 この作品の主人公。幼少期にアリエルの家へ引き取られて彼らの家族となりますが、その出生は風の革命により地位を奪われたこの国の元皇子です。今尚、革命の旗印であるニナ・ヴィエントへの復讐を胸に秘めています。

・クレア・クルス 「私達、雲の上を走ってる」
 カルエルの同級生。人と接することが苦手でコミュニケーション能力が低く、初めてカルエルと出会ったときも木の影に隠れていました。ただ、その後ちょっと優しくされると簡単に落ちちゃってましたけどね。なんというチョロインw

・アリエル・アルバス 「帰ろうね必ず、二人で」
 カルエルの義妹。ただし、本人は頼りないカルエルのことをいつも叱っており、弟扱いしています。カルエルとクレアの恋路を応援していますが、彼女自身もカルエルに対して恋心を抱いています。

・イグナシオ・アクシス 「それがお前の選んだ道か」
 予告担当者。無口なクール系美少年。他生徒とあまり交流を持たず、飛空科にいるのも何か別の目的があってに見えますが…。

・ニナ・ヴィエント 「そう、私は用済みの人形…ニナ・ヴィエント」
 風の革命の旗印であった風呼びの少女。その出生は謎に包まれています。



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