電波女と青春男
2011年 全12話


評価 65点

作品解説

 電波女と青春男 1(完全生産限定版) [Blu-ray]
キングレコード (2011-06-22)
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丹羽真は両親の仕事の都合上、都会で一人暮らしの叔母の家に預けられることになった。だが、一人暮らしと聞いていた叔母の家に入ると、足の生えた布団があるのだった。


印象としては劣化化物語といったところでしょうか。最近ラノベで流行の会話劇がメインとなっている作品なんですが、主人公の言い回しがどうも洗練されておらず、何か回りくどさのようなものを感じてしまい、そういった面で先に挙げた作品から劣っているなと感じました。まあ、掛け合いでの会話の面白さというのは非常にセンスを求められるものなので、誰もが化物語のようなヒット作を作れるわけではないというのを改めて思い知らされた気分です。
ただ、個人的にこの手の作品が好きなせいか、化物語には劣るものの悪くは無いと感じました。主人公の言い回しのウザさに慣れてくると、段々この作品の魅力が見えてくるんですよね。ヒロインはメインの電波女も含め変人が多く、痛いところもあるのですが…ぶっちゃけ皆エライ可愛い!(←ここ大事w)
ヒロインについて話すと、電波女ことエリオは始め痛々しいほどの電波っぷりを見せてくれるので、これ大丈夫なんだろうか…と心配もしたのですが、前半のうちで電波女を返上しちゃいます。そこからのエリオは可愛かったな〜。ただ、これではタイトルにもなっている電波女という冠がお役御免になってしまうので、途中で新しい電波女が登場したりします。まあ、ヒロイン全員が電波だったらさすがに落ち着かないので、そこんとこバランスを取る必要もあるのでしょう。
あと、唯一電波で無いヒロイン…流子こと“りゅうこ”さんですが、最初は普通に可愛い子だな〜と思っていたのですが、この子だけ何かリアル女の生々しさの片鱗が描かれていて、ぶっちゃけ若干印象悪いですw こういうの見せられると、何処かズレてるけど打算の無い電波女の方が素直に愛でることができるな…と思えてくるから不思議です。
まあ正直、視聴者が敬遠する要素もある作品なんですが、ヒロイン可愛いから許しちゃえ…みたいに思えるものとなってますw 良くも悪くも個性的なアニメなので、ありがちなハーレムアニメに嫌気がさしている人(私みたいなw)でも、また違った感覚で見れるかもしれませんね。



主な登場人物と名言(?)

・丹羽 真(にわ まこと) 「アーイ、キャント、フラーーーーイ!」
 心の声がちょっぴりうざい主人公w 何処ぞの銀河美少年のように青春を謳歌するんだ!と、青春ポイントなる謎システムを自己の内側に搭載し、毎回イベント毎に加算(時に減少)させていますが、現状の累計ポイントがどうなっているかは誰も知りませんw

・藤和 エリオ 「地球は狙われている」
 真のいとこで自称宇宙人。半年間行方不明になった経験があり、その時の記憶が無いため、宇宙人に攫われたと思い込んでいます。基本、頭まですっぽり覆う形で布団のスマキ状態になっていますが、中身は物凄い美少女でキラキラ粒子(?)を髪から発しています。

御船 流子(みふね りゅうこ) 「“りゅうこ”やっちゅうに」
 真のクラスメイト。皆からは“りゅうし”と呼ばれていますが、それを嫌がっていて“りゅうこ”と訂正突っ込みを行うのが恒例になっています。真のことが気になっているようでちょくちょく話しかけたり、彼が他の人と話していると嫉妬したりします。

・前川さん 「コスじゃねーよ、本職だよ」
 真のクラスメイト。下の名前は不明です。コスプレ好きなようですが、変な被り物ばかりを好んで着ており、外でも珍妙な姿を見かけることがよくあります。

藤和 女々(とうわ めめ) 「ジョジョって呼んでくれてもよくってよ」
 エリオの母親。実年齢39歳のオバ*ンですが、見た目異様に若々しく、また子供っぽい性格であるため、とても年齢どおりの一児の母とは思えません。オバ*ンのお色気で、真を誘惑?することもしばしば…w

星宮 社(ほしみや やしろ) 「ワタシハチョーノウリョクシャダ」
 宇宙服を着て出歩く、自称超能力者で自称宇宙人w 結局、こいつが何者なのかはよーわからんかったですね。



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