男子高校生の日常
2012年 全12話


評価 75点

作品解説

 男子高校生の日常 スペシャルCD付き初回限定版 VOL.1 [Blu-ray]
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日常モノと言えば、女の子キャラがメインとなっている印象が強いのですが、これはタイトルにあるように男子高校生がメインとなっています。とは言っても、女の子キャラも普通に出てきますし、おまけで「女子高生は異常」なんてのもあります。
ただし、作中で登場する女性キャラには目元へ影を入れたり、性格をやたら凶暴にしたりと、外見的にも内面的にも可愛らしさ要素をとことん排除しているところが見受けられます(りんごちゃんは除くw)。萌えを狙ったモノが多い同ジャンルの中でもこいつは異色と言えるかもしれませんね。まあ、そういった萌えを排除した部分やメインの男子高校生役の声優を見る限りだと、女性視聴者へのアピールを意識しているところもあるのかな?と感じました。
全体的なイメージとしては、銀魂を少し大人しくした感じだと思います。あくまで「日常」なので、銀魂のような限界ギリギリのはっちゃけた展開はありませんが、やっていることの方向性としてはなんとなく近いものがあるような気がします。つか、男子高校生というよりは男子小学生がやるようなお馬鹿な話も多かった印象ですねw 爆笑というのはありませんでしたが、見ていてニヤリとさせられるようなことが多かったです。(私のお気に入りは「文学少女」シリーズ)
で、おまけの「女子高生は異常」の方ですが、タイトル通りの異常な奴らの生態が描かれていますw ここでの女子高生達は非常にキャラが濃く、本編の男子高校生を凌ぐはっちゃけ振りを発揮していました。彼女達を見ていると、萌えとは対極にある「萎え」の感情がヒシヒシと湧き上がってきましたね(良い意味でw)
まあ、最近の日常系作品で描かれる女の子はどいつもこいつも萌えを意識したような奴らばかりだったので、女の子の生態を描くのにこういうアプローチの仕方もあるのか…とある意味で勉強になりましたよw 上で女性向けのところもあると書きましたが、特に男女とか関係なく楽しめると思いますので、これまでとは一味違う日常モノを見たい人にはオススメです。



主な登場人物と名言(?)

・タダクニ 「彼女って…どうやったらできんの?」
 個性の薄い主人公。これといって特徴が無く、後半になって色々なキャラが出てくるにつれて段々と出番が少なくなっていきましたw メイン三人組の中でも、突っ込みともボケとも言えないような微妙な立ち位置なんですよね…

・ヒデノリ 「とばすぜ!スカした言葉を」
 メガネをかけていて一見頭良さそうですが基本は馬鹿w 他人の心情に敏感で、心の中で色々突っ込んだり葛藤したりするところが面白いです。こいつを中心に物語が回っていくことも多く、タダクニより主人公っぽいです(実際、途中からエンドクレジットが一番上にw)

・ヨシタケ 「代わりに俺のパンツを置いてきた」
 頭の悪い言動が多く、まさに天性の馬鹿w まあ、意外と友達思いのところもあるので憎めないキャラですね。いつもヒデノリと一緒にいて、彼と馬鹿な話ばかりしています。

・モトハル 「童貞力を限界まで高めろ」
 ヤンキーのような風貌ですが、実は生徒会役員をやっています。姉とは仲が良いのですが、小さい頃は苛められていてそれがトラウマ。現在も姉には逆らえません。

・唐沢 「なかなか見る目あるじゃねーか。ここ座れ」
 生徒会役員の一人。いつも帽子を被っているのですが、それはあるモノを隠すためでした。唐沢くんの帽子の下の秘密については「女子高生は異常」を参照。

・りんごちゃん 「チックショー!何から何まで馬鹿にしやがって」
 女子高の生徒会長。異常に負けず嫌いであり、男子校に対して強い対抗心を持っています。周りの空気がまったく読めず、ちょっとアホなところが可愛いw



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