ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド
2010年 全12話


評価 60点

作品解説

 ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド 第1巻 [Blu-ray]
メディアファクトリー (2010-03-25)
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普通の高校生活を送っていた鏑木アキラだったが、彼が十七歳の誕生日を迎える日にヴァンパイアの女王ミナ・ツェペッシュが現れる。


う〜ん、題材的には最早すっかり使い古された感があるB級怪物アクション。なんつーか、今時こういうの流行りそうもないかなぁ…って感じがしました(汗)
ストーリーは何処か陰気でテンション上がりにくいし、原作が終わってないだけあって様々な謎が放置されたまま終了してるし…。まあ、救いはラストが割りと綺麗だったことですかね。吸血鬼のお姫様と狼少年の恋物語という視点ならば、そんなに悪くは無かったです。
も一つ気になったのが作画…当時、アニメを製作していたシャフトは多忙だったようで、オンエア版はかなり手抜きされてました。最早演出とは呼べないような止め絵が多々使用されており、さすがにこれはいかんだろ…と思っちゃいましたね。DVD/BDの発売日も延期されちゃったので、そちらでは大きく修正されていることを望みます。
あと個人的に注目していた点としては、ヒロインであるミナ・ツェペッシュ役の悠木碧さんかな。以前にという作品で紫という高貴な幼女の役を演じていましたが、こちらは同じ高貴な幼女ながら真の姿は数百年の長い年月を生きたヴァンパイアの女王という難しい役どころです。しかし、彼女はこの難しい役に対して見事に演じていました。幼女らしい可愛さの中に気品を漂わせていた好演は紫と同様ですが、こちらではさらにミナの歳相応の不敵さと、ヴァンパイアの女王として必要な冷徹さ…というか、威厳のようなものも見せてくれました。ほんと末恐ろしいですわw



主な登場人物と名言(?)

・ミナ・ツェペッシュ 「まっことこの世は面白い」
 真祖の血脈を受け継ぐヴァンパイアの女王。外見は幼い少女ですが、実は数百年の長い年月を生きています。とりあえず…あなたは服を着てください!特に、幼女姿で裸とかは危ないですって。いやいや、アニメの中の話ではなく、リアルでは昨今色んな団体が目を光らせていますから、何処からいちゃもん付くかなんて分からないんですからw

・鏑木 アキラ 「俺は俺の居るべき場所に帰るよ」
 ミナに仕える人狼の少年。まあ、役どころとしてはお姫様を守るナイトですな。とある事件で記憶を失い、自分が人狼であることも忘れて学生をやっていましたが、ミナと出会うことで徐々に記憶を取り戻していきます。まあ、単純に力でいうとヴァンパイアの姫様の方が強いようにも見えましたが、戦いだけでなく色々な面で彼女を支える存在となっていきます。

・三枝 由紀 「鈍感」
 アキラの同級生。彼に想いを寄せていますが、同時にアキラとミナの強い絆にも気付いています。公式HPでは今時やや古風な優等生…とか紹介されてますが、BL好きとか十分今時の女の子ですよw

・美刃(メイレン) 「君の焦った顔、やっぱりセクシーだよ」
 ドロップ娘。なんか、舌使いがエロそうな印象(笑)。アキラの前に度々現れますが、その正体と目的は不明です。



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