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ゾイドジェネシス01 [DVD]
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エイベックス・トラックス (2006-01-25)
売り上げランキング: 67764
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ミロード村に住むルージは、ディガルド帝国の侵攻によって破壊された村のジェネレーターを直すために、それを修理できる職人を探す旅へ出るのだった。
ゾイドアニメは4作品ほどあるらしいですが、私にとってはこれが初ゾイドです。なんとなく、ゾイド＝おもちゃ＝子供向けってイメージがあったのですが、物語は結構深みがあって戦記ものとして出来が良かったです。
前半は、各地を旅しながら仲間（メインキャラ）を集めていき、また敵との小競り合いなんかもしつつ、主人公の少年が少しずつ成長していく様を描いています。まあ、悪くは無いですけど、そこまで惹かれるものはなかったですね。
しかし、後半…主人公側も敵に対抗するため「組織」というものが大きく取り上げられるようになり、それに伴う戦術・集団心理・リーダーシップ等の描き方がグンと深みが増し、俄然面白くなってきました。前半は世間知らずのガキだった主人公が、大人顔負けの発想と力で敵を倒していく様は良かったですね。
主人公ですが、こういうアニメでは珍しい真面目ないい子ちゃんになってます。自分的にはそこに好感が持てたのですが、もしかすると面白味がないと判断する人もいるかもしれません。あと、本来のリーダーであるラ・カンがホイホイ子供の言うことに従ってるとこなんかは、やりすぎ…というか大人の方が情けないかも…なんて思いましたけど（汗）
メカについては全て3Dで描かれており、最初の方は動きも稚拙でどうなることかと思っていましたが、後半はよくなってきました。エヴォルト演出（パワーアップみたいなもの）なんて、この手のものではありきたりなのかもしれませんが、ここぞという時にカットインが入ると熱くなれますしね。
また、この作品を語る上で忘れてはならないのが、コトナ・レミィのダブルヒロインの存在。まあ、さすがにEDでアイドルユニット紛いの売り出しをされた日にゃあ、何を勘違いしてんだ？って気がしないでもありませんが、作中での魅力的な描き方は素直に評価したいと思います。ちなみに、私は断然コトナ派ですねｗ
気になった点としては、当初の目的が途中で放り出されたまま話が進んでいき、ラストで何の情緒もなく解決されていたこと。まあ、その目的は主人公を戦いへと歩ませるためのきっかけにすぎなかったのでしょうが、この辺もうちょっと上手くやって欲しかったです。最終話でエピローグ的なものがほとんど無かったのも痛かったかな。