何事もネガティブにしかとれない青年・糸色望、何事もポジティブにしかとれない少女・風浦可符香、出会ってはいけない二人が偶然にも出会ってしまうのだった。
この作品は基本的に女性キャラが多いので、一見萌えを意識しているようにも見えるのですが、その内情をよおく考えてみると、引きこもり、ストーカー、DV、二重人格など実に痛いキャラが多い。しかも、主人公は超ネガティブで自殺願望あり…って、これでまともな作品が出来上がるはずないですよねｗ
当然、まともな作品になんてなっていません。 とにかく自由！パロディ、時事ネタ、ブラックジョーク…なんかもう好き勝手にやってます。これら小ネタのオンパレードは、結構楽しんで見ることが出来ました。
そして、毎回のテーマとなる部分の着眼点が面白い。まさに斬新な発想です…ちょっとひねた角度から物事を捉えていないと、なかなかこんなことは思いつかないですよ。まあ、これはアニメだからどうっていうのではなく、原作者が凄いってことなんですけどね。作者の漫画は「かってに改蔵」の頃から読んでいるのですが、相変わらずの引き出しの多さにはほんと脱帽です。
アニメとしても、かなり独特のセンスでこの作品を表現しており、結構頑張っていたと思います。OPとかある意味では凄いよな〜かなり無茶やってました。これまで私が見てきたアニメOPの中で、一番ヤバイものかもしれません（汗）
あと、画面上には色々文字が出てきます。これはマニアックなネタが多いんですよね…しかも、画面の切り替わりが早いもんだから、なかなか目で追っていくのはしんどいです。ちょっとヤバめのネタも混じってたりするので、敢えてじっくり見せないようにしているのかもしれません。こっちとしては、一つ一つ検証したいんですけどねえ。
まあ、12話じゃあちょっと物足りなかったので、ぜひ続編をやってほしいところですよ…と思っていたら、アニメ終了後1月も経たないうちに2期決定かよ！？これは、最初から予定されてたパターンだな。