ゼロの使い魔
2006年 全13話


評価 60点

作品解説

 ゼロの使い魔DVD-BOX
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魔法学園の生徒であるルイズは、使い魔召喚の儀式で、異世界の住人である平凡な高校生を召喚してしまう。やり直しを要求するも認められず、しぶしぶ彼女は、少年と契約の証であるキスをするのだった。


え〜と、コンセプトはツンデレです。この作品は、キャラクターを魅せるものであり、全てはいかにルイズのツンデレぶりを上手く表現できるかって部分に尽きると思います。その点に関しては、なかなかいい具合に出来ていたのではないでしょうか。
ただ、内容については少し気になるところもあります。1クールしかない作品だっていうのに、後半になって急に世界観を広げすぎです。そのせいでかなり駆け足になっているようにも見えました。
終盤で国同士の戦争の話が出てきて、このまま2クール目に突入してもおかしくないような流れだったのに、無理矢理に片をつけたみたいな…。まあ、戦争話をラストに持ってきた方が盛り上がるのでしょうが、大した積み重ねもなく、あれよあれよと言う間にそこまで話を進めていったため、唐突にシリアスなシーンになられてもそれほど深い感慨が沸きませんでしたね。
ラストの戦いも、国同士の争いにしては何か規模がしょぼいというか…いまいちパッとしませんでした。それで、最終1話に色々とやることを残していたので、詰め込み式でこれまたトントン拍子で話が進んでいき、ご都合主義で敵はあっさり倒されていく…最終決戦のカタルシスも何もあったもんじゃなく、ちょっと拍子抜けでしたよ。
演出的には結構いい感じの部分もあったし、ファンタジー世界に現代兵器を持ち込むなど、面白い試みもあっただけに残念でしたね。やりようによっては、もっと良くなる可能性も十分に秘めていると思うので、続編に期待です。
ちなみに、よく灼眼のシャナと比較されることがありますが、確かに両者は非常に良く似た臭いを感じる作品になってます。ぶっちゃけ、ツンデレにそんな興味ない人は、片方だけ見たんで十分かもしれませんね。どちらも、盛り上がるべきところでガッツリとは盛り上がれなかったという印象ですし…
まあ、シャナよりはこちらの方が一般的に楽しみ易い作品にはなってるかな?設定が分かり易いし、何より主人公がちゃんと活躍してるしw



主な登場人物と名言(?)

・ルイズ 「この馬鹿犬!」
 「ゼロのルイズ」。ゼロは、属性ゼロ、魔法の成功率ゼロ、胸がゼロ(才人曰く)からきています。声優といいあのツンデレ性格といい、真っ先にシャナが連想されますね。魔法の才能がなく、彼女が何か使おうとするといつも失敗して、爆発が起こってました。言うこと聞かない「犬」には、愛用のムチでオ・シ・オ・キ♪照れ隠しでツンツンしているところがたまらないw

・平賀 才人 「今はなるようにしかなんねえか…」
 日本人。いきなり異世界に召喚され、強引にルイズの使い魔にされちゃいます。首輪なんかされて、マジで「犬」ですね。彼の役割は、ルイズの下着の洗濯に、着替えの手伝い…羨ましい(爆)。使い魔になったことで、ガンダールヴという極めて稀な特殊能力を得ることになります。

・デルフリンガー 「この世に偶然なんてねえ。おめえさんは俺の相棒だ」
 武器屋でバーゲン品として売られていた剣ですが、実は意志を持ち言葉を話す「インテリジェンスソード」という魔剣でした。ガンダールヴとコンビを組むことで力を発揮します。才人のいい相棒ですね。

・シエスタ 「誰も来ませんし、真っ暗ですから大丈夫ですよ」
 平民のメイドさん。大人しそうですが意外に積極的であり、自分から才人と混浴を申し出たりしてなんかエロイです(しかも、これまた意外といい体だったり…爆)。こんな子に大丈夫ですよ…とか言われたら、ホイホイ言うとおりにしちゃいそうですね(笑)。何でも、彼女のひいおじいちゃんが異世界(日本)からやってきたらしいのですが…

・アンリエッタ 「やっぱり、自由の身が一番の宝ですね」
 トリステインのお姫様。ルイズとは幼馴染であり、彼女のことを何かと気に掛けています。しかし、その身分ゆえに様々な問題、不幸が彼女を襲うのでした。

・キュルケ 「今夜は微熱じゃ済まなそう…」
 「微熱のキュルケ」。使い魔はサラマンダー。男を取っかえひっかえしてる色気漂うねーちゃんで、才人にもモーションかけてきます。彼女の家とルイズの家は昔からの仇敵らしく、二人の仲もかなり悪いです。

・タバサ 「興味ない」
 「雪風のタバサ」。使い魔はドラゴン。無口系眼鏡っ子です。キュルケとは仲がいいみたいですが、何故この子とあいつが仲良くしてるのか謎ですね。性格とか真逆ですし…。実はこの子、結構複雑な環境で育っています。

・ギーシュ 「君の瞳に嘘は吐かないよ」
 「青銅のギーシュ」。使い魔はモグラ。キザでかっこつけの女たらしです。いつも片手に薔薇の花なんぞ持ってるなと思っていたら、それが魔法の杖的なものだったんですね。何かと色んなところに現れて、登場シーンは多かったですね。

・モンモランシー 「どうせ誰にでも同じこと言ってるんでしょ」
 「香水のモンモランシー」。使い魔はカエル。ギーシュの浮気癖に嫌気がさして、冷たく当たっていることもあるようですが、ホレ薬を使って彼の心を繋ぎとめようとしているところなんてかわいいですね。彼女もツンデレか!?

・ロングビル 「私はまだ23よ!」
 学院長の秘書。知的な眼鏡美人って感じですが、その正体は…!?

・ワルド 「君ではルイズを守れない」
 ルイズの許婚。トリステイン王国のグリフォン隊の隊長であり、かなりの実力者です。けど、ルイズの許婚がヒゲって…最初はこのオヤジ何者?って思いましたよ。見た目とは違い、意外と若いのかな?



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