新世紀GPXサイバーフォーミュラZERO
1994年 全8話


評価 80点

作品解説


今期も絶好調のハヤト…しかし、走行中にしばしばおかしな感覚に囚われます。そんな最中、ランドルとの接触により事故を起こしてしまうのでした。重症のハヤト…果たして彼はレースに復帰することが出来るのでしょうか?


ダブルワンに続く、サイバーシリーズOVA第2弾。いよいよこのアニメもくるところまできちゃいました。なんとニュータイプ能力の覚醒です(笑)
知覚の限界「ゼロの領域」…ここに足を踏み入れたものは、通常では分からないような様々なものを感じ取ることが出来ますが、その代償として徐々に精神がズタボロになっていきます。
かつてここに足を踏み入れボロボロになってしまった加賀君は、ハヤトのことを心配して止めようとしますが、彼はマシンの性能差を補って戦うために自ら進んで足を踏み入れます。そして、徐々に彼はゼロの領域を使いこなせるようになるのでした。
自分が超えられなかった壁…ゼロの領域をものにするハヤトを見て、加賀君もまたゼロの領域へと踏み込んでいきます。そう、彼に勝つために…。これまでのシリーズ以上に波乱万丈の今回、それ故に見所も多いです。新キャラのアンリもムカツキ具合が半端じゃなく、なかなかいい味出てますしね。
最終決戦、今までとは違いハヤトは前半戦で大きく出遅れているため、優勝争いからは遠いところにいます。しかし、それでも彼は腐らずに最後まで戦います。ラストでの加賀君との勝負はサイバー史上に残る名勝負でしたね。ほんと、ここは熱かった!ただ、超常的な力が出てきたことによって、胡散臭さを感じるという人もいるかもしれませんが。
とりあえず、まだシリーズとしては完結しておらず、SAGAへと続いています。



主な登場人物と名言(?)

・風見ハヤト 「戻りたい…走りたいんです」
 事故のせいで一度はレースを止めることを決意しますが、やはり全てを忘れることが出来ず、復帰の道へと歩みます。しかし、そのせいであすかと仲違いしてしまいます。さらに復帰後も恐怖心からブーストが使えない、チームメイトのアンリがヤバイ、ゼロの領域でボロボロ等問題が山積み。今回は大変なシーズンになりましたね。

・ブリード加賀 「ゼロの先には何にもねえんだ…」
 あの加賀君がサイバーに復帰です。ランドル不在の中、レースを盛り上げるのは彼しかいない!クビのかかった新条のために、あの手この手で後続車を次々と葬っていった彼の姿はある意味熱かった。それにしても、ゼロの領域で戦う彼の姿は印象的でしたね。扱いに慣れたハヤトとは違い、命を削って戦っているといった感じでした。

・アンリ・クレイトー 「でも、やっぱりあの時死んでればよかったんですよ」
 新人ドライバー。ハヤトに代わってスゴウのエースとして活躍します。けど、こいつがすんごい陰険根暗ヤローなんです。自分が目指していたものを全て手に入れたハヤトを目の敵にし、直接・間接的に様々な嫌がらせを行います。しかも、皆の前ではいい子ぶるのも、いちいち癪に障るんですよね。まあ、今までこの作品にはこういった感じのキャラがいなかったので、いいスパイスにはなってました。

・菅生あすか 「一緒に探しましょう…新しい夢を」
 療養中のハヤトを励まし、甲斐甲斐しく看病を続けます。そんな彼女にメロメロになったハヤトは婚約を持ちかけました。やっぱ男をおとすときは、弱ってるところを狙うのがコツなのねん(笑)。しかーし、結局ハヤトは彼女よりもレースを取るのでした…ちゃんちゃん。

・新条直輝 「お前なんかに…お前なんかに何が分かる!」
 ハヤトとランドルが居ない間に、運良くチャンピオンになっちゃいます。けど、今回の彼、嫉妬に狂って超かっこ悪いですよ。アンリに踊らされちゃったりして、ほんと見てられないほど情けない男ですわ。…って情けないのはいつものことか(笑)。まあ、後半でいつも見せ場があるんで、優遇されてるのは間違いないんですけどね。

・カール・リヒター・フォン・ランドル 「いつかまた、お前と走れたらいいなと…僕も時々思うことがある」
 ハヤトと一緒にクラーッシュしちゃってそのまま引退。ですが、後半華麗(?)に復活します。やっぱ、こいつのティータイムを見ないと何処か物足りなく感じるね。



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