ストラトス・フォー アドヴァンス
2005年 全6話+完結編2話


評価 55点

作品解説


美風達がコメットブラスターとなるために旅立った後、下地島基地には新たな三人の候補生達が代わりにやってくるのだった。しかし、美風達も試験に落ちて基地に出戻りすることになり…


ストラトス・フォーOVA第二弾。で、完結編の方は一応第三弾になるのか?まあこれらは普通に続きものなんで、一緒にしても問題ないでしょ。逆に、何で区別があるのかが分かりませんね。
前シリーズで、それぞれの想いを胸に自らの道へと旅立ったキャラ達ですが、序盤のうちにあっさり戻ってくることになります。こうなってくると、あのちょっぴりしんみりとしたラストは一体何だったんだよー!って感じです。前シリーズを盛り上げるためだけの大して意味の無い展開でしたよ。
しかも、そんなに長くも無い話なのに、さらにキャラクターを増やしてくれちゃって…なもんだから、せっかくの新人に見せ場がなく、扱いもおまけ程度です。重要キャラだと思われたレイちゃんの存在意義も不明だし、なんのための新キャラなんだよ!?
新シリーズになって、何か新たな動きがあるのかと思いきや、主人公達の状況に変わりがなければ、やってることも今までとほぼ同じ。あまり続けることの意義を感じられないものでしたね。どうせ続編やるなら、TV版とはもっと違うことをやってほしかったです。
あと、裏で起こっている陰謀系の話…そこに深く突っ込んでいかなかったから、いまいちどういう事態が起こっていたのか分かりにくかったです。それで、何だか適当に煙に巻かれた感じで終了してしまいました。謎の****関連も放置プレイだし、本来終わらせなければならないところがまったく終わっていない。まったく…何本もOVAを続けてきたその結末がこれかよ!?お粗末過ぎます。完結編Uが発表されたとしても、何ら不思議ではありませんね。
結局この作品、回を重ねるごとにどんどん自分の中では駄目になっていったという印象です。飛行機と女の子というマニア受けしそうな要素を持ってきただけで、はっきりしたテーマがあるようには見えませんでした。



主な登場人物と名言(?)

・本庄 美風 「ブラストオフ!」
 やっぱ試験落ちたか…(笑)。まあ、組織の何らかの思惑があるにしろ、こんなご都合主義的な昇進は間違ってるよ。ある意味当然の結果だったって気がしないでもないですね。それで基地に戻ってくるわけですが、本来なら出戻りのこいつらの立場が狭いはずなのに、逆に新人の方が美風達のせいで不遇な目にあってます。何か間違ってるだろ…

・菊原 香鈴 「逃げてるだけじゃ、何処に行っても一緒だよ」
 ただの大食い萌えキャラじゃなかったんですね。不安に駆られる者を励ましたり、美風達がいない間も任務に就いたりと彼女もがんばってます。今回、月野と彼女の関係が『微妙』に明らかに…

・中村 彩雲 「理由は簡単、あたしらに実力が無かったんだよ」
 いつも元気な彼女にしては、今シリーズは何処か暗い影があるように見えました。その理由は、彼女の下に届けられた父親からの手紙が原因らしいのですが…結局何が書いてあったんだよ?多分、試験に落ちたことを何か言われたんだろうけど。

・土井 静羽 「なんたって、四人で一つのチームですから」
 四人の中では、しっかりもののお姉さん的な立ち位置ですね。前はもう資格ネタの出番はないと思ってましたが、根本的な話に進展がなかったので、また新たなスキルの活躍の場がありました。

・青木 霧子 「今日からあたし達が地球の平和を守るのよ!」
 新キャラの候補生。しかし、可哀想なことにこの三人娘は全然目立ててません。ほんと報われないキャラだなぁ〜。美風から指導を受けていますが、ミスター(巨人の長嶋さん)を髣髴とさせるような、美風の直感的な言動の理解に苦しんでいました。ちなみに、彼女も和馬に憧れてるみたいですね。

・立花 美麗 「やっぱりあたし達って不幸だわよ」
 新キャラの候補生。お嬢で長時間の飛行訓練を受けたかなりのエリートっぽいです。しかし、そのおいしいキャラを生かすこともなく、物語は終了〜と。

・二宮 磨奈 「待ってなさい隕石。いつかあたしらが落としに行ってやるんだから」
 新キャラの候補生。褐色の三つあみ少女。え〜と、彼女は沖縄の出身。それで、え〜と、え〜と…駄目だ。これ以上は何も出てこない(笑)

・佐古 レイ 「出来た…」
 佐古っさんと美春ぅ〜の娘。とあるサンプルとして常に監視されてる状態ですが、ランと共に外の世界に抜け出します。つか、本当の親がいるんだから、そっちと幸せに暮らせばいいんじゃないの?



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