それでも町は廻っている
2010年 全12話


評価 75点

作品解説

 それでも町は廻っている 1 [Blu-ray]
ポニーキャニオン (2010-12-24)
売り上げランキング: 1498

え〜と、レビュー難しいなぁ。
評価するのは簡単でした。素直に面白いと思ったので。ただ、何処が面白いのかと聞かれれば…ぶっちゃけよく分からん(汗)。ただ、自分の感性となんとなく合っていたとしか言いようがありません。
基本的には日常系の雰囲気があるのですが、それほどまったりした空気ではなく、結構コメディチックな風に描かれています。まあ、そこまで爆発的な笑いがあるわけではなく、ちょっとシュールな感じも強かったですけどね。また、平凡でありふれた日常を描くのかと思えば、後半は超常的な非日常を描いたりしてますし、メイドものなのに萌えを描いていない等、なんだかとらえどころのない作品でした。
そういった一見アンマッチな各要素の扱い方が上手く、絶妙なバランスが成り立っているのかな?個性が無いようであって、地味なようでそうでなくって、何とも言えない不思議な魅力を放っているんですよね。ここから生み出される独特の雰囲気こそが、作品の個性と良さに繋がっているのだと思います。
また、主人公・歩鳥はいいキャラです。彼女自身も、この妙ちくりんな世界観に相応しいような、実にとらえどころのない人物でした。うざいのか可愛いのか、頭悪いのか意外にキレ者なのか、声が合っているのか合っていないのか(笑)…よーわかんないです。だが、それがイイw
…あまり、上手いこと言えたようには思わないのですが、この辺で勘弁してください。私にも、これ以上言いようが無いのです(汗)
あと、原作を知ってる人がよく雰囲気が違うと言っているのを聞きますね。自分は原作を知らないので、そちらと比べてどうこう言うことはできないのですが、一つだけ言うなら「まあ、これはこれで面白いからいいじゃないか」ってところでしょうかw
ちなみに、この作品を制作しているのは“アノ”シャフトですが、いつものような奇をてらった演出というわけではなく、程よい感じに自重した演出となっていました。OPとEDに関しては、シャフトGJでしたねw



主な登場人物と名言(?)

・嵐山 歩鳥 「メイド、ありがとうございまーす」
 シーサイドのメイド1号。少々天然ボケで、周りを巻き込んでトラブルを巻き起こすことが多いです。基本、アホの子でそこが可愛い感じなんですが、将来の夢は女子高生探偵というだけあって、妙に鋭いところもあります。

・辰野 トシ子 「こんなのメイドカフェじゃな〜い!」
 シーサイドのメイド2号。唯一、メイド喫茶に対する知識を持っているので、基本からダメダメな歩鳥達に対して正しい突っ込みを入れてくれます。真田に対して恋心を抱いており、彼がよく通うシーサイドでアルバイトを始めます。

・紺 双葉 「ダメモトでも…友達だろ」
 歩鳥のひとつ上の先輩。外見は美少年のようで、歩鳥も初めて会った時は男の子だと思っていました。EDのメイドバンド映像から、彼女もメイドとしてシーサイドで働くのかな?と期待していたのですが、残念ながらそういう展開にはなりませんでした…(涙)

・磯端 ウキ 「もうろくしちゃいねーよ」
 メイド喫茶シーサイドのマスター兼メイド長。メイド喫茶が儲かると知ってシーサイドをメイド喫茶化しましたが、メイド喫茶のなんたるかを理解していないので、現状はメイド(もどき)がいるだけの普通の喫茶店となっています。

・真田 広章 「このまま、行けるとこまでランデブゥー!」
 歩鳥の幼馴染。多分、この世界観ではイケメンに部類されると思うのですが、何を間違ったか歩鳥に惚れちゃってます。恋愛に対してはかなり奥手なので、歩鳥にその想いを伝えることは出来ず、また辰野の想いにも気付いていません。

・森秋 夏彦 「ナンセンス!」
 歩鳥の通う学校の数学教師。典型的な理系人間であり、理屈で語れない歩鳥に対しては苦手意識を抱いており、彼女のことを生涯で2人目の天敵と呼んでいます。ただ、歩鳥の方はこの先生に好意を持っている様子があるんですよね。



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