スレイヤーズREVOLUTION
2008年 全13話


評価 60点

作品解説

スレイヤーズREVOLUTION Vol.1
キングレコード
発売日:2008-10-08

失われた光の剣の代わりを探して、旅を続けるリナとガウリィ。そんな彼らの前に「ドラグスレイブ」を使う謎の小動物が現れるのだった。


過去に一時代を築き上げた、超有名アニメ・スレイヤーズ。作風は良くも悪くも10年前のままです。
ということで、過去を知る人にとっては懐かしさ補正で期待度は高いかもしれませんが、初めて見るという現代っ子にとっては、ネームバリューの割にはいささか平凡な出来に見えるかもしれませんね。今や、こんな感じのファンタジー作品はありふれていることでしょうから。
まあ、この作品は私が初めて触れたライトノベルなので、個人的にも少々思い入れがあったりします。一応、原作小説も全部読んでいたりするんですよね。ただ、昔はそれなりに好きだったけど、今となってはそんな高い評価を付けるほどの作品でも無いかな。
そもそも、この作品は最初のエピソードで魔王(の一部)を倒してるもんだから、その後に現れる敵がどうもしょぼく感じられるんです。魔王クラスの敵を相手にしているパーティーの前に、今更人間の暗殺者とか出てきたってそりゃ盛り上がらんって。しかも、話自体もなかなか核心に迫らず、どうも関係の無いくだらない話が多い。あと、ギャグのセンスも一昔前のままだから結構寒いレベル。
唯一盛り上がるのは、魔法を使う時ですかね。極大魔法を使うときに呪文を唱えるのですが、それが結構かっこいいです。つか、未だにドラグスレイブの詠唱を完璧に覚えていたのには自分でもビビったよw
とりあえず、今回からスレイヤーズに入ったという人は、続編が始まるまでに初代を見て細かい設定などを勉強しないといけませんね。今回はあくまで”第4期”ということで、その辺あんまり語られていませんでしたから…(汗)



主な登場人物と名言(?)

・リナ・インバース 「勝利はあたしのためにある!」
 ドラまた(ドラゴンもまたいで通る)の異名を持つ最強最悪の魔道士。「悪人に人権はない」をモットーに盗賊狩りを続け、彼らのアジトを襲撃して路銀を稼いでいます(そのせいで、本編では盗賊が絶滅危惧種に!?)。女主人公でこの性格は当時かなり異端の部類でしたが、最近のアニメにはもっとぶっ飛んだ女キャラ一杯いるからな〜。今じゃそれほどのインパクトでもないかな?

・ガウリィ 「出るタイミング待ってたら、いつの間にか寝ちまって」
 超一流の剣士…ですが、脳みそはスライム並w 以前に、光の剣っていう超お宝アイテムを持っていたのですが、かくかくしかじかで失ってしまいました。それさえあれば、強大な魔族とも渡り合えたのですが、いかんせん今は人間レベルでの猛者程度ですね。

・アメリア 「正義と友情の勝利です!」
 正義を愛する熱血お姫様。高いところでポーズ決めたり、決め台詞言ったり、正義のヒーローを素で突っ走ってます。これまでのシリーズでは、ゼルガディスとの絡みがよくピックアップされてましたが、今回はなんかポコタともいい感じでしたね。

・ゼルガディス 「俺の体は特別性でな」
 赤法師レゾによってキメラとされた青年。一応、人間を上回る強大な魔力と肉体を持ってるという設定なんですが、彼の最強魔法ラ・ティルトが強敵の前では役立っていないことが多いので、アメリア共々戦闘ではもう数合わせみたいなもんですね。

・ポコタ 「只の小動物とでも思っとけ」
 人語を話す謎の小動物。胸にある謎のファスナーから光の剣(?)を取り出し、さらにリナお得意魔法のドラグスレイヴまで使いこなすというツワモノ。口が悪いので、リナとは顔を合わすたびに罵り合っていましたw

・ワイザー 「それはお前がリナ・インバースだからだ!」
 ルヴィナガルド共和国特別捜査官。なんだかんだ理由をつけて、うざいほどしつこくリナを追っていますが、実はその裏には…

・ゼロス 「ヒ・ミ・ツです♪」
 獣王ゼラス=メタリオムの神官。いつもへらへら笑っていて、何を考えているのかよく分からないような人物ですが、その実力はリナ達が束になっても敵わないほどです。彼がどういう目的で動いているのかは、ヒ・ミ・ツなんですってw

・デュクリス 「お前も知っているはずだ、ポコタ。力無き者の悲しみを…」
 獣人。魔法を無効化するザナッファーアーマーを身にまとい、リナ達に戦いを挑んできます。ポコタとは知り合いみたいですね。



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