スキップ・ビート!
2008年 全25話


評価 75点

作品解説

スキップ・ビート! 1 [DVD]
ポニーキャニオン
発売日:2009-02-04

幼馴染のミュージシャン・不破尚に捨てられた最上キョーコは、彼に復讐するため自分も芸能界入りを決意するのだった。


どん底からのサクセスストーリー
復讐のために芸能界入りした少女が、演劇の楽しさに気付いてどんどんのめりこんでいくというお話になっています。演劇を主題とした作品って「ガラスの仮面」くらいしか見たことなかったのですが、こちらもなかなか面白い作品となっていました。
素人のはずのキョーコが繰り出す新感覚の演技には、作中の共演者だけでなくこちらまで引き込まれそうになります。普段の彼女とのギャップもミソですね。
また、演劇だけでなく、恋愛・ギャグの要素も上手く機能しているので飽きがきません。
主人公はカレカノ・ゆきのん並の逞しさ(図太さ)と、ヤマ七・スナコ並の怨霊パワーを持つツワモノ(笑)なので、彼女のことを見ていると楽しいです。
そして、彼女を取り巻く二人の男性…蓮、尚との関係性も良かったです。残念ながら、今回はまだどちらの男性とも明確な恋愛関係になるわけではないのですが、それぞれの微妙な心境の変化というやつがいい味出してたと思います。
ただ、中途半端なところ…というか、物凄くいいところで終わっているのが悔やまれます。つか、せめてあと一話やってほしかった…自分の気持ちに気付いた“彼”がどのような演技をするようになったのかが、すっごく見てみたかったのですが…そこ無しかよ!?
これは、ぜひとも2期をやってもらわないといけないよな。まあ、次回があることに期待して、今回は抑え気味の評価にしときましょう。



主な登場人物と名言(?)

・最上 キョーコ 「私、今、過去の自分を捨てているの」
 幼馴染の尚と共に上京し、自分の全てをかけて彼に尽くしていましたが、尚にとっては家政婦代わりでしかなくあっさり捨てられてしまいます。その出来事がきっかけで、自分の中の闇(笑)が開放されて復讐を決意。尚と同じ舞台に立つため、芸能界入りを目指します。最初は不純な動機で飛び込んだ芸能界ですが、仕事にかける情熱は本物で徐々に周囲から認められていくようになるのでした。

・敦賀 蓮(つるが れん) 「あの二人のせいで、余計なことに気付いてしまった…」
 尚がライバル視する実力派の俳優。人気・実力ともに芸能界一であり、誰に対しても人当たりのいい好青年…なのですが、何故かキョーコに対しては厳しく当たることも多くて、なかなかやりにくい先輩のようです。仕事に対しては厳しく、どんな体調だろうと成し遂げるプロ意識の固まりのような人物。

・不破 尚(ふわ しょう) 「あいつが俺のために身を粉にして働くのは当たり前じゃん」
 CDセールストップを叩き出す、売出し中のビジュアル系ミュージシャン。初期は、キョーコのことなんて何も考えていない最低男に見えましたね。こいつと新たな道を歩み出した新生キョーコが再び出会った時、一体何が起きるのか…?

・琴南 奏江(ことなみ かなえ) 「この私、琴南奏江は女優になるために生まれてきた女」
 女優志望の新人。天才的演技の才能と瞬間記憶の特技を持ち、新人達の中でも一際目立った存在です。ただ、彼女にはある欠点があり…そのため、素人であるキョーコと同じ境遇からのスタートとなるのでした。高慢で友達なんか作らないようなタイプに見えますが…ツンデレw

・ローリィ宝田 「俺の想像を遥かに超えた爆弾になるかもしれん」
 LMEプロダクション社長。一言で言えば…変なオヤジw 変わったことや面白そうなことが大好きで、そういうのに全力を注ぎ込みます。キョーコの中に普通の人には無い輝きを見つけ、彼女を育てていくためにある部署を設立するのでした。

・宝田 マリア 「子供の私でもしらけるわ」
 ローリィの孫娘。彼女の中にはあるトラウマがあり、そのため大人が信じられないひねた少女へと成長します。呪い仲間(?)のキョーコとは気が合い、お姉さまと呼んで慕っています。



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