新世紀GPXサイバーフォーミュラSIN
1998年 全5話


評価 65点

作品解説


ハヤトに勝てず、腐っているブリード加賀。そんな彼の前に、かつてサイバー界に波紋を撒き散らした男、名雲が現れる。アルザードのオリジナルマシン、オーガを与えられた加賀は自分のドライバー人生をかけてハヤトに挑む。


SAGAに続く、サイバーシリーズOVA第4弾。これまでのシリーズの積み重ねによって、ハヤトはもう隙の無い完全無欠の王者になってしまったので、今回はなんと加賀君が主人公のお話になっています。彼のファンなら、その熱い生き様は必見ですね。
加賀君とハヤトのライバル対決は、一応最終戦まで勝負の行方がもつれこむことになります。しかし、そこに至るまでの加賀君の勝利が、ハヤトのマシントラブルのおこぼれを頂戴したみたいな感じでいまいちなんですよね。
まあ、まともに勝負していたらハヤトの圧勝で終わってしまいますし、最後の最後で優勝をかけた二人の決着ともっていきたかったのも分かります。ですが、その途中経過がもうちょっとなんとかならなかったものかと…それが個人的には不満でしたね。せめて、もう少し早く加賀君が覚醒して、ハヤトとまともに戦えるくらいになってくれていたらなあ。
ちなみに、今のところこの続編はまだ出ていません。ようやく終わったのかな?



主な登場人物と名言(?)

・加賀城太郎 「ハヤトは上手いんでも速いんでもねえ…奴は強えんだ」
 自由人加賀君ですが、今回は色んなものを背負っています。今期優勝できなかったら撤退…未だ完璧に操ることの出来ないオーガ…様々な問題を抱えながらも、彼はグランプリに参戦します。これまでとは違い、勝つことにこだわった彼の一世一代の大勝負…果たしてライバルハヤトとの決着は!?

・風見ハヤト 「予感がする…また何かが始まりそうな予感が…」
 今回のハヤトは既に王者という感じで、ある種の風格すら漂っています。なんかもう余裕ですね。ゼロの領域とリフティングターンを使いこなす彼に、まともに戦って勝てる者はいません。毎回のように悩んでいたのが嘘のような成長っぷりです。まるで、DESTINY時のキラ君並にパーフェクツ!ただ、その完璧さが何処か癪に障ってしまい、いまいち好きになれなかったり…w

・菅生あすか 「止めさせることは出来ないの…もう誰にも」
 過去に色々とありましたが、今回でようやくハヤトとめでたくゴールイン。以前に比べると出番は少なくなっていますが、その分はお色気でカバー。やることしっかりヤって、存在アピールだぜ!

・葵今日子 「最後のレースをあなたは負けて終わるつもりなの?」
 こいつの今回の位置はもしかしてヒロイン?このオバサンが?まさか、TVシリーズを見ていた時はこんな日が来るとは思ってませんでしたよ…。しかし意外や意外、しっかりとその役割を果たしているかのように見えたから凄い…。

・彩・スタンフォード 「どうして背を向けてしまうんです」
 加賀君に惚れてるカメラマン。ニューヒロイン登場か!…と思いきや、微妙でした。今日子さんよりはかわいらしい印象なんですけど、彼女の引き立て役くらいのもんでした。



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