戦国BASARA弐
2010年 全12話


評価 60点

作品解説

 戦国BASARA弐 其の壱 [DVD]
ポニーキャニオン (2010-10-06)
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魔王・織田信長亡き後、再び日ノ本に波乱を巻き起こさんとする戦国の覇者・豊臣秀吉が現れるのだった。


何というか…非常に残念でした。 熱いを通り越し、アホかというくらいの勢いがあった1期に対し、こちらは明らかに勢いが衰えています。
負け続けで後半までいいとこ無しの政宗…ウジウジ思い悩みひたすら迷走する幸村…メイン二人がそんなことになってるもんだから、テンション上がる機会もかなり少なくなってましたね。この作品でテンション上げていかなくてどうする?1期のはっちゃけ具合は一体何処行った?
とまあそういうこともあって、今までは勢いとテンションで隠れていた欠点が、今回浮き彫りになって現れていた気がします。 その欠点とは、ずばりシナリオ。まあ、1期もそんなに大したものではなかったのですが、その分キャラクターの個性で魅せて誤魔化せていました。しかし、それが潰されてしまった今回、我々の目は自然とシナリオ面に向いてしまうのですが…これが酷い。特に慶次君…きみは毎回何やってんだ?存在意義を問いたいです。
また、1期では悪のカリスマ性を十分に発揮していたラスボス・信長ですが、今回のラスボスである秀吉は大物オーラが足りずに何か中途半端。こういう勢いだけの作品だったら、勧善懲悪でスパっと悪党退治やってくれた方が分かりやすくて盛り上がるのですが、秀吉は背景に色々あるせいで何処か煮え切らないというか…。終わってみても、どうもスッキリせずいまいち感だけが残ってしまいました。
一応、少ないながら良かった点も挙げておくと、伊達と長曾我部の東西アニキ対決。そして、最終回の幸村は熱かったですね。このレベルの燃えがもっと欲しかった!
テンションアニメで中途半端なシナリオをやってもしょうがないっていい例でしたね。テンションアニメはテンションアニメらしく、勢いだけで乗り切れ!むしろ、そっちの方が大分いい結果に繋がるように思います。劇場版が決定らしいですが、そちらでは大馬鹿やってくれることを期待。



主な登場人物と名言(?)

・伊達 政宗 「てんでクールじゃねえなあ」
 今回の筆頭は、自分でも言ってるようにいまいちクールじゃありません。竜の右目(小十郎)が奪われ、秀吉にはボコられ、負け戦が続く…こんなの俺達が望んでいたパーリィじゃないよ!

・真田 幸村 「我が魂、燃え尽きること無し!」
 猪突猛進の熱血男が、戦に対して迷いなんか持ったりするから性質が悪い…。いつまでもウジウジしてて、見ていてほんとつまらなかった。最終回のみ激熱仕様でしたが、それを出すのが遅すぎです。親方様とのド突き漫才もあまり見れず残念でした。

・前田 慶次 「また肝心なときに間に合わずかよ」
 もういい加減、こいついらなくね?1期の時もそうでしたが、ちょこまか動いて何かやらかしそうな雰囲気だけはあったのですが…結局はいらない子。秀吉とも結構絡みがあったのですが…結局は何も出来ない子。これで何故、メインキャラの一角を張れてるんだ?キャラデザが某花の慶次を意識しているようなので、あちらのような強烈な個性を出してくれることを期待していたのですが…がっかりです。

・豊臣 秀吉 「力こそ全て」
 なんだこの筋肉ゴリラはwww こんなのがラスボスとか話にならん。まあ、前作の信長がインパクト強すぎたので、それと比較したら可哀想なところもあるけど…やっぱゴリラじゃあねw

・竹中 半兵衛 「僕を卑怯だと思うかい?」
 秀吉の忠臣。何というか…死亡フラグ立ちまくりです(汗) 秀吉のために有能な部下を集めようするなど、実に上司想い。あのゴリラの何処に惚れたんだかw

・長曾我部 元親 「野郎共、出陣の用意だ!」
 今回、この作品を見てよかったと思ったのは、このアニキの存在があったればこそ。海賊ということですが、面倒見が良く決して仲間を見捨てないため、多くの部下からアニキと慕われています。アニキキャラに外れなし!

・毛利 元就 「全て我の計算どおり」
 日輪マニア、そして計算マニア。口を開けば、「日輪」か「計算」のどちらかの単語が出てきますw 何処かスカしたかっこつけ〜で、自分の兵士を捨て駒としか考えておらず、いまいち好きになれないキャラでした。ライバルのアニキ(長曾我部)はあんなに男気溢れてかっこいいのに…。



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