戦国BASARA
2009年 全12話+1話


評価 75点

作品解説

 戦国BASARA Blu-ray BOX
戦国BASARA Blu-ray BOX
posted with amazlet at 10.02.21
ポニーキャニオン (2010-06-25)
売り上げランキング: 459

時は、群雄割拠の戦国時代――宿命の邂逅を果たした真田幸村と伊達政宗は、烈しく刃を交える中で互いに言い知れぬ魂の高揚をおぼえるのだった。


ええと…見る前はガチものかと思っていたのですが、蓋を開けてみれば思いっきりネタものでした。つか、はっちゃけすぎだろ、これ!
史実無視のはっちゃけ脚本…ゲームの爽快感をそのままアニメにしたようなはっちゃけバトル…声優さんもノリノリのはっちゃけ演技…ある意味、楽しすぎるぞ。個人的には、こういう馬鹿なの大好物ですwww
しかも、やたらクオリティが高いんですよね。作画はいいし、BGMはかっこいい。まともにガチバトルものとして見ても熱くて面白いし、よく出来ているんです。幸村じゃないけど猛ってきますよw なのに、あくまでネタを中心に据えた作品造りを行っていると…まさに、オトナの悪ふざけ、ここに極めり!
あと、この作品はやたらとキャラが立ちまくってます。史実を大分脚色したキャラ設定(ロボットもどきとかもいるw)に加え、先述した声優さんの演技も相まって各々の個性が異常に引き立っているんですよね。故に、キャラものとしても成功をおさめています。原作ゲームのヒットにより多くの女性ファンがついて、いわゆる戦国武将ブームみたいのも生じたみたいですしね。
ただ、これだけ無茶やってる作品なのに、妙なとこだけリアルに作ってあるというか…作中の登場キャラはまさに一騎当千の超人達ばかりなのですが、何故か銃器には弱くてあっさりやられちゃうんですよね。まあ、確かに鉄砲は戦国時代最強の武器ですが、こんなところだけ史実に忠実に作られても違和感あるってw
で、早速2期が決定。今回は顔見世程度にしか出て来ないキャラもいましたからね〜。2期ではさらに突き抜けた演出と爆発力に期待しています。



主な登場人物と名言(?)

・伊達 政宗 「パーリィの始まりだ!」
 パーリィ(パーティ)大好きな奥州筆頭・独眼流。その名のとおりの伊達男で、この時代にあるまじき外国かぶれの言葉を頻繁に使ってました。六爪流という六本の刀を同時に扱う剣技を扱いますが、片手で三本握っているので普通に戦い難いやろw ちなみに、この作品の主人公格である政宗と幸村は、ストリートファイターU(ゲーム)におけるリュウとケンのポジションらしいですが…まあ、こっちがケンだろうな。

・真田 幸村 「武田が力、目にもの見よ!」
 武田の若き虎。熱血漢で無駄に熱いのですが、ちょっと天然入ってるところもあります(こういうところが、女性受け良さそうな気がしますわ)。作中では、こいつと信玄とのドツキ漫才が大好きでしたねぇ〜。「お館様ぁ!」「幸村ぁ!」のやりとりは、なんとなく「師匠!」「ドモン!」のノリを思い出してしまったw

・片倉 小十郎 「寝言を吐きたきゃ眠らせてやる」
 「竜の右目」の異名を持つ政宗の右腕。人物像は義理人情に厚いヤクザの兄貴分って感じで、もう渋くてカッコイイです。そういや、伊達軍は兵隊もチンピラっぽい奴らが多かったな(リーゼントとか)。ある意味、伊達軍は政宗を若頭とする「組」ですねw

・武田 信玄 「ワシとお前が成せばなる!」
 ドツキ漫才の片割れ…もとい、武田軍の総大将。まあ、イメージ的には皆さんが想像する史実上の信玄に近い感じでないでしょうか?謙信とは、敵ながらお互いを認め合う良いライバル関係でもあります。

・猿飛 佐助 「俺様も野暮じゃないんだけどさぁ」
 武田家に仕える忍。飄々としていて掴みどころのない感じですが、実力は高く堅実な仕事ぶりを見せます。かすがとは同郷出身であり、会う度に何かとちょっかいかけていました。

・上杉 謙信 「天命は我にあり」
 越後の軍神。外見は女みたいなヤサ男として描かれていますが、戦いの天才としても謳われています。部下である“かすが”との茶番(笑)は、ある意味ここチームの名物と化していましたよ。

・かすが 「はあぁぁぁぁぁぁん」
 謙信に仕える抜け忍。やたらピッチリして無駄に前の開いてるボディスーツを身にまとっていて、どっからどう見てもお色気要員以外の何者でもないです。毎回、謙信様の妄想ハァハァ…で、はあぁぁぁんとヘヴン状態突入。こんなアホな忍者いらんてw

・明智 光秀 「おいしくいただきましたよ」
 一言で言うならド変態。動きもキモイし、喋り方もキモイ(この辺は、中の人の演技の上手さが光ってます)。まあ、史実では裏切り行為で有名な武将ですが、このアニメでも一筋縄ではいかないようなキャラとなっています。

・織田 信長 「我こそは第六天よりきたりし魔王なり」
 自他共に認める「魔王」。まあ、具体的にどの辺が第六天魔王なのかはよく分かりませんが、その存在感には何処か納得させられるものがありますね。もう若本御大の演技がハマりまくっているんですよ。魔王のくせに、銃とかせこい武器もよく使ってましたw



[ランキングへ戻る]

[HOME]

ブログパーツ
inserted by FC2 system